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句読点  作者: 川進
159/166

夢の門





夢から覚めたとき。

瞼を。

もう一度、閉じて。


鮮明に見えているあいだ。

じっと、眺めるのは。


おんなじ夢は、

もう二度と。

見られないからだよ。




瞼を、閉じる前に。

門を、閉ざすのは、

なぜか。


去ってしまった夢のかわりも、

探さないまま。

狭く、狭く。

閉じていくのは、

どうしてか。



忘れているのか、その門は。

境目は無く、混じり合っている。


眺めてきた空に、重なって、

変化していく、色合いや。

広がっていく、地面を。


鋭く、薄い壁を落として、

次々に。

遮ろうとするのは、

どうしてか。


門を、閉ざす前に。

瞼を、閉じないのは、

なぜか。






          373✿( ◉⌓◉ ) ✿39


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