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私が偽聖女と断罪された結果

作者: 箱崎裕治

私はクラリス、8歳のスキル授与の儀式で聖女と認定された下町の食堂の娘です。

この国では数えで8歳になる4月1日のスキル授与の儀式で利き腕に天職が現れる。

私達の国、アルス王国は神に聖女が祈りを届ける事で神に守られ、作物は常に豊作で魔物が住まう黒の森から魔物が出てくる事が在りません。

私は聖女に認定された日から存命の先代聖女と共に朝晩欠かさず神に祈りを捧げて居ました。

王は国を更に豊かにするために私の一歳年上の王太子の婚約者にしました。

私が16歳の時に先代聖女様がお亡くなりましたが私は朝晩の祈りを神に捧げます。

そして毎週、水曜日の午後に王太子との仲を深める為のお茶会を行いますが、王太子は私の髪が平凡な茶髪で平凡な顔が気に入らないらしく、お茶を素早く飲むとさっさと帰ります。

そして翌年は周辺国では僅かに不作と成り魔物の被害が多少増えました。

すると王太子の周辺から私は本物の聖女では無いと噂が流された。

私にはどうする事も出来ないので黙っていたら国中に噂が広まった。

そして正式に私と王太子の結婚を発表する式典で王太子は私が偽の聖女でロナウド侯爵家の息女であるリリアナ嬢が本物の聖女であり彼女と結婚すると発表した。

証拠は私の家族を拷問したら白状したそうだ。

そして私を審判の塔から突き落として神への懺悔をさせろと近衛騎士に命令した。

私は家族を失なったショックで民衆が批難する中、近衛騎士に連れられて塔を登った。

塔の頂上で近衛騎士が躊躇しているが私は自ら家族の元へ行くため飛び降りた。

すると神が現れて私を抱き抱える。

そして見つめる民衆に告げる。

「我が愛しの聖女を死なせようとする者には我が加護は不要だな」

そう告げた神は私に話す。

「君の家族が待つ天上へ行こう」

そして神が消えると同時に全ての人から天職が消え、王太子は愚王が、リリアナは悪役令嬢がそれぞれ消えた。

その上神の加護が消えた為食料は全て枯れ始め、黒の森からは魔物が溢れだした。

その後神はアルス王国が滅びるのを見ながら家族仲良く話し合うクラリス一家を見守った。


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― 新着の感想 ―
[一言] んー、王太子に愚王、令嬢に悪役令嬢の『天職』を神とやらが与えてこの顛末だとしたら、これは神を名乗る何者かによる自作自演ということになるのかな?
[気になる点] ですます調とである調が混ざっていてちょっと読みにくいです。
[気になる点] ○○たの連呼がやや作文的な気もしますが、何処か聖女の独り語りと見れば良い気も。 [一言] 愚王と悪役令嬢のスキル持ちの王太子と侯爵令嬢が共謀して聖女を嵌めて死に追いやり、神の怒りで王国…
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