02 ●子さんは立派なお名前??
子供の名付は大事なこと。
(; ・`v・´)
DQNなど論外。
てなわけで…
最近は減りつつあるお名前に
ちょっと注目します。
最近は減っているらしいけど、
やっぱり名前に[子]につく
女性は今でも多いです。('ω')
ただ一部には古臭いと揶揄する
差別的な人もいるようです。
では…本当に古臭い??
と言われても実際のところ…
、
有名進学女子校や一流企業の
名簿には[●子]がズラリ。。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ハイレベルな場所ほど●子さん
比率が高まるのは事実です。。
そんな立派な名前なのですが…
【●子の子は、子供の子だ!
●子の子は、ネズミの子だ!
女性を幼子や小動物のような
名前にするのは差別だ!(`N´)】
…なんてフェミ団体みたいな
デタラメな差別発言をする人が
本当にいるらしいんです。
:;(∩´﹏`∩);:
古風だダサいだより酷い。
ってなわけで…
女性を大事にする私は今回、
●子さんの名誉のために、
ちょっと頑張ろうと思います。
<(`^´)>
まず、そもそも【子】とは…
どういう字??(・v・?
もちろん幼児でもネズミでも
ありませんからご安心を。
【子】の成り立ちは実は、
はじめを意味する【一】と
終わりを意味する【了】を
合わせたモノ。
つまり最初から最後まで。
人生で言えば生まれてから
死ぬまでの全てを意味します。
なんともご立派です。(・v・)
つまり例えば幸子さんとは、
一生幸せであるように。
美子さんとはずっと美しく
あるようにとの意味です。
そんなご立派な字です。。
十二支の筆頭に叙せられ、
方角や時刻を示すときにも
最初に用いられます。
漢字格付けランキングをする
とすれば第一位かも。。
(/・ω・)/
冗談抜きでこれ事実です。
<m(_ _)m>平伏、、
だから昔の中国の偉い人は
孔子、孟子、孫子など、
●子さんばかり、(`v´)
…ではなくて…
ここでの「子」は尊称。
(;´∀`)
現代で言えば【孔師匠】や
【孟先生】ってとこです。
そんなお偉い先生たちには
書生などお供がいます。
彼らはつまり【子のお供】…
だから子供と呼ばれました。
そんな子供のほとんどは
まだ修行中の若者、、
多くは未成年者でした。
それで【子供】という字が
年少者を意味するようになり、
やがて現代の子供の意味に
なっていったんです。。
だから最初の言いがかりの
一つ目は的外れ、(/・ω・)/
で決まりでいいと思います。
そんな中国文化はやがて
日本に伝わってきます。
十二支もその一つ。
(*´ω`)
けど見慣れない漢字が12も
あっちゃ覚えにくい。。
(´・ω・`)
というか当時は殆どの人は
そもそも字を読めない。
(*´Д`;)
そこで庶民にも覚えやすく
広めるために日本では、
十二の字にそれぞれ動物を
当てはめたんです。。
子丑寅卯辰巳…に比べれば
ネズミ・ウシ・トラ・ウサギ
の方が伝わりやすかった、
というわけです。。
ちなみに【子】という字に
ネズミがあてられたのは
中国ではこの字を【ネ】と
発音していたからです。
つまり小動物などの意味は
まったくございません。
だから最初の言いがかりの
二つ目も的外れ、(/・ω・)/
で決まりでいいと思います。
ということで●子さんの
名誉は守られました。
ヾ(*´∀`*)ノ
けど…まだ不当な火の粉を
振り払っただけ。
だからもう少し続けます。。
やがて…【●子】って名の
日本人が出てきました。
最も古い有名人はやはり
蘇我馬子か小野妹子あたり
だと思いますが……
みんな男性です。( ゜c゜)?
凄く身分の高い男性です。。
ではそれがなぜ現代は
普通の女性名に変遷して
いったのでしょう??
まず…高貴な男性の名前が
変わります。(・ω・)
なぜなら家を意味する通字が
できたから。
武士では足利家の【義】や
徳川家の【家】、
北条家の【氏】などが有名
ですが貴族にもこれに近い
ものがあったそうです。
藤原氏の【道】あたりも
そうだと思います。。
あと、偏諱もありました。
これは主君など上の人から
名前の一字をもらうこと。
烏帽子親と同じ意味と
考えてもいいと思います。
けど男性名ってだいたい
漢字二文字ですから。。
(;´∀`)
使うべき漢字ができたら
子の字を入れる場所なんて
なくなったってわけ。。
もし入れたら藤原一門は
[道子さん]ばかりになって
訳が分からなくなる。。
というわけで高貴な男性が
使わなくなった名前は
どうなったかと言いますと…
(/・ω・)/
平安時代になると女性の
●子さんが出てきたんです。
最も古い有名人はやはり
中宮の定子か彰子あたりと
思いますが……
やっぱり身分高いです。
(/・v・)/
大貴族・藤原氏の娘で
一条天皇の御后です。。
つまり男女を問わず、
身分の高い人にしかない
名前だったんです。。
しかも武士が進出して
からは衰退して、
室町時代ごろにはもう
ほとんど使われなく
なったそうです。。
けど…
明治に入り戸籍制度が
できたことで状況が
変わります。。
(/・V・)/
当時の女性名の多くは
漢字一文字。
読みでいえば二文字。
貴族や上級武士の娘は
これに『姫』をつけて
呼ばれてましたが……
けどさすがに戸籍に
●姫はちょっと
おこがましいから、、
(;´n`)
そこで彼女らは戸籍に
●子と書いたんです。。
高貴な名前の復活。
٩( ''ω'' )و
だったんですが……
庶民がマネしました。
(*´ω`)
戸籍名は一文字のまま
でしたが通称は●子。。
死んだはずだよお富さん
は富子さんを
名乗ったんです。。
それでも明治の頃はまだ
通称か尊称って感じ
だったんですがこれが
普通になってきて…
大正から昭和初期に
かけて●子さんが
ウジャ×2の大量発生。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ピーク時には新生女児の
約8割が●子さんって
名前だったそうです。
:;(∩´﹏`∩);:
さすがに戦後になると
ブームも落ち着いて
今に至るんってところ
ですけどね、、
(;´∀`)
でもやはり●子さんが
ご立派な名前であるのは
確かだと思いますよ。。
一生●であってほしい…
名付け親の願いの込め方に
思慮深さが伺えますしね。。
こういう辞書には乗らない豆知識。
(;´∀`)
そういうのを不定期に書いていきます。