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第六話 身体測定(四人目の男子)

AM7:00 聖麗学園寮 306号室

いつも通り翼が朝ごはんを作っている

「りずむちゃーん、朝だよ。澪ちゃんも呼んできてくれない?」

翼の声でりずむはベットから起きる。

「今日は学校休む。無理、身体測定なんて無理だー」

「何言ってるの?体重なんて気にしないの、りずむちゃんスタイルいいんだから。」

「違うって、」

「じゃあ、身長?ボクより高いのに」

「翼は怖くないのか?男ってばれるぞ。」

「え、ばれないようにするから平気だよ」

サラッと言いのける翼

「とにかく起きて、遅刻するよ。」

「わかったよ。」

りずむはリビングに行くすでに澪は来ていて朝ごはんを食べている

「遅かったじゃん、先食ってるぞ」

「澪ちゃんごめんね、りずむちゃんなかなかおきないから」

「平気、別にいつもだらしないから」

「お前に言われたくないっ。つーか、翼も誤る必要性がないんだけど。」

朝から突っ込みは相当する気でないのにしゃべっていくりずむ

「大体なー、今日は身体測定だぞ、ふつーにばれるだろ。女子の中に入って裸になったら」

「え、りずむちゃん。そんなこと考えてるの。それはちょっと、」

翼の顔が赤くなる。

「おまえ、そこまで変態になったのか。のぞきどころか堂々と見るのか、」

「は、」

「今日の身体測定男女別々だよ。男子は放課後にこっそりやるんだって、澪ちゃんから聞いてないの?」

翼の一言でりずむは

「おい、澪、またお前のせいか」

「あれー、言ってなかったっけ?」

目をそらす澪

「目を見ろ目を、わざとか、わざとそうしたのか?」

喧嘩が始まった。翼が止めに入るが子供みたいな体じゃまったく止められない


しばらくして、

「うるさーい、喧嘩は静かに、」

「智香ー、静かに喧嘩はできないよ。」

ドアを開けて出てきたのは智香と雀だった、翼が助けを呼んだ

「智香ちゃん、雀ちゃん、助けて。ボクだけじゃ止められないの。」

にやりと笑う雀。

「上目遣いでロリっ娘口調で言ったらいいよ。」

「え?ろり?」

「何バカなこと言ってるの、雀。あと二人も、やめなさい。」


智香は二人を座らせていた。

「なにやってるのよまったく、窓ぐらい閉めなさいよ。」

「「ごめんなさい」」

少し離れて翼と雀が話している

「へ−、ここ翼とりずむっちの部屋か、」

「うん、そうだよ。ところでろりっこって何?」

「ああ、それはねー、ちっちゃい子供みたいな人のこと」

「ちっちゃい人・・・」

「何変なこと教えてるのよ。まったく。そういえばこの朝ごはん誰が作ったの?」

「あ、それボクが作ったの。」

「え、うそー、翼はそんなことできる娘じゃないよ。ロリっ娘でドジっ娘でしょ?失敗してなべとか爆発させるタイプでしょ?」

「え、それは、でも作ってるときに滑っちゃうことはあったけど」

「やった。それが正解だよ」

親指を立てて笑っている雀。

智香は帰ろうとする

「ああ、そうだ。智香ちゃん雀ちゃん、朝ごはん一緒に食べてく?」

「あ、いいや。もうこっちはこっちで作ってあるから。」

「そう、わかった。じゃあ、また後でね。」

そう言って帰る二人、残された三人は朝食を済ませ、学校に向かう








学校 一年B組

「あー、間に合った。」

「とにかく座ろうよ。もう疲れちゃった。」

「翼って体力ないのか?」

「体小さしな。」

「それひどいよ澪ちゃん、りずむちゃん。」

三人は遅刻ギリギリで入ってきた。

「おはよ、って今朝あったけど。」

「おはよー、何で遅刻ギリギリなのさ?」

「ああそれは、翼が皿を落として割っちまって、掃除に手間取ったんだ。」

「えー、やっぱりドジっ娘だね。見たかったなー、リアルドジっ娘。」

しばらく話しているとチャイムが鳴り

「はいっ、みなさん。席に着いてください。」

と言う先生の声がする。クラスの全員が席に着き始める。

「それではHRをはじめましょう。委員長はまだだ決まってないしから、秋山さんお願いします。」

「起立、礼、着席」

澪のハスキーボイスが流れる。


「今日は身体測定ですが調子が悪い方いますか?」

「「はいっ」」

二人の手が挙がる、澪と翼だ。

「あっ、俺もです。」

あわててりずむも手を上げる

「そうですか、ではその三人は後日受けてください。では、一時限目からなので着替えて移動してください。」

また澪が号令をかける

「さ、着替えようかな」

「こんなかに男いるかもよ、やだなー。」

「大丈夫よ、男なんて見当たらないし、」

などと言って着替え始めるクラスメイト。その光景は普通の男子なら大喜びするものだろう

「保健室行ってくるっ。」

そういってりずむは部屋を出る。翼と澪はゆっくりと出て行く。

(りずむ、あれじゃ不審すぎるんだがな。)

「じゃあね、つばさ、」

「うん、雀ちゃん」


「真城さん、相当つらかったんでしょうね。」

「アレなのかしら?」

クラスの人達はまったく疑わずにいた。



三人は途中であった教頭先生に図書室にいるようにと言われた








放課後(と言うより午後)

「いやー、さすがに半日図書室は辛いな、」

「でも思いっきり寝れたからいいか。」

「保健室行けばいいんだよね。」

「ああ、確か午後一時半にだっけ、もうすぐだな。」

他の生徒はもう返って誰もいない。

三人は保健室に入る

「「「失礼しまーす。」」」

「はい、いらっしゃい。中に入って」

中にはやさしそうな感じの先生がいた。おそらく校医だろう

「やっと着たわね、待ってたのよ〜。」

・・・・・・・・・・・・・・・

声の主は男だった。完全に男だった。ごつくて体格のいい体。ものすごく低い声、そしてなんか「兄キー」とか呼ばれそうな顔だった。

「きゃはっ、これで男子みんな揃ったわね」

でも言葉遣いは女だった

「わたしっ、国分寺南、よろしくねっ。」

「じゃあ、はじめようかしら。皆さん、服を脱いで下さい。あ、下着になるだけでいいから。」

校医の先生に言われて全員着替え始める。

「にしても、あなた達ほんと〜に男の子?」

「「「うっ、」」」


全員が制服を脱ぎ始める。

「翼、またお前それか、」

翼の下着は前言った通り女物、しかもアニメキャラがプリントされている女児用だ

「うん、ちゃんと着ないとスカートだから。」

(じゃあ、ミニスカートやめればいいのに)

心の中でそう思うりずむ

「へー、つばさちゃん可愛いわね。」

その他三人は普通の男物だ

「みんな着替えた?」

校医がカーテンを開ける。

「へー、みんな男物つけてても女の子にしか見えないわ。」

「じゃあ、早く終わらせようね。」

四人は測定を済ませると保健室から出て行く。






すいません、この間道路で転んでしまって腕を痛めてしまいました。

そのため今回は文字が少なめで早めに投稿します。


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