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第五話 入学式(校長の本音)

AM9:30 聖麗学園 体育館

静かな体育館に校長の挨拶が入る。

「皆さんようこそ、これからこの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

三十分くらい後

「と言うことになります。」

後ろの方でりずむたちは話していた

「やっぱ校長の話が長いってのはお約束なのか?」

「うん、そうかもね。でも澪ちゃん。さすがにそれはないんじゃない」

足を組んで眠っている澪。翼は起こそうとしたがかわいそうかなと思って出来なかったらしい。

「ではここで重要な話をしましょう」

校長の声が大きくなった。

「つーか、今までのは大事じゃないのか?」

校長にも容赦なく突っ込むりずむ

「とりあえず聞いておこうよ」


「ここ聖麗学園は今年から女子校ではなくなり共学となります。そこで男子が何人か入ってきましたが、」


「おお、さすがに男子がいることは言っとくんだな。」


「しかし私は反対しました。なので男子諸君。生徒だけならいいでしょう。しかし先生に男子とばれたものは退学です。」


「「え?」」




体育館の外

「何あの展開。こんなこと聞いてないんだけど」

りずむの顔が引きつってる。

「まあスリルがあっていいだろ。退屈な学園生活よりよっぽど刺激的だな」

澪の一言で翼が暗くなっていく

「学校生活に刺激もスリルもないだろ。」

りずむは相当あわてているようだ。

「お、あれか、クラス分けのやつ。」

話を変えて人混みに入っていく澪。ばれることなんてまったく気にしてないようだ。

「ボクたちも行こうよ、りずむちゃん。」



「どうだ、澪。」

りずむが澪にたずねる。

「自分でみろ。」

りずむと翼は貼り出されている


「いやー、やっぱ小説だよな。見事にみんな一緒だよ」

「澪ちゃん、何言ってるの?」

「いや、こっちの話。こっちの話。」

机に座って話している三人。

「オレ、出席番号1だった。」

「まあ、秋山だしね。ボクは2番」

「俺は、21番、澪は翼と近くで気楽にいられるな。」

「後ろの席だから話も出来るね。」

「にしても、」

三人は辺りを見回す。もちろん回りは女子だらけだ。

「なんか、異境の地って感じだよな。しかもあれらとおなじ制服着てるんだぞ。しかもすごいミニスカートにしてるし」

この学校のスカート丈は一切校則にない。校長は「自由に生きる方が生徒のためになる。社会に出るまですこしでもやさしくしてあげよう」なんていってるらしいが思いっきり趣味だと思う。

「あの校長、一昨日あったときはいい人かと思ったのにな。完全におやじだよ。」

「りずむちゃん、すこし言葉直さないとばれちゃうよ。」

「つってもなー」

しばらく話していると、

「ねえねえ、真城さんだっけ、」

「は、はい、な、な、何ですか?」

(やばいいきなりばれたか?)

振り返ってみると女の子が2人がいた

「あなた、ひょっとして、」

(入学初日でいきなりか。どうしよう)

心の中であわてていると女の子の1人が

「モデルとかやってる?」

「え?」

何のことかさっぱりわからないりずむ。澪は翼の後ろで笑っている

「違った?きれいな顔してるしスタイルもいいし、なんかほかの人と違うって言うか、」

(そりゃあ、男だからな。)

「それに秋山さんもかっこいいし、二人とも結構いいとこいってるよね。」

「有栖さんも可愛いしね、三人ともどう言う仲なの?」

女の子たちが迫ってきた。

翼は答える

「えっと、りずむちゃんと澪ちゃんは幼馴染でボクは寮でりずむちゃんと一緒なの。」

「ボクっ娘?へー、有栖さんって自分のこと「ボク」って言うんだ。ちっちゃいし子供っぽいから『つばさね、』とか言うのかと思ってた。」

ちょっとテンション高い娘が言った。

「うん、変かな?」

ちょっと顔が赤い翼。

「かわいいー、なんか小学生みたい。」

「ああ、そうだ。名前言ってなかったよね。」

「私、高木智香。寮生よ」

髪の長い女の子が言った。

「あたしは野上雀だよ。同じく寮生、かっこ智香のルームメイト、よろしくね」

ショートカットの明るい女の子だ

「じゃあこっちも一応自己紹介するね。ボクは有栖翼だよ。苗字じゃなくて普通につばさって呼んで。」

「オレは秋山澪。」

「俺は真城りずむ。あ、」

うっかりと『俺』と言って気まずくなるりずむ、しかし

「え、秋山さんと真城さん自分のこと『俺』って言うの?かっこいー。」

そのあと数分会話をしていく


「ところでさあ、男子が四人入ったって聞いたけど何処にいるんだろうね?」

「「え、」」

智香の問いに驚くりずむと翼

「さ、さあ、何処って言うか誰なんだろうね」

りずむが引きつった顔で答える。

「でもさー、まったく見かけないよね。普通見たらわかると思うんだけど」

雀も疑問に思っている。

「それだけに女装が似合う人が入ってきたって事だよね。これはまさに萌だね、萌」

「え、もえ?」

雀の一言に驚く翼。

「ああ、気にしないで。こういう子なのよ。」

飽きれている智香

「と言うか冗談無しでほんとに誰だろ。とりあえずここにいる五人は違うわよね。」

「そうどよねー。」

智香と雀が話している。雀は続けて。

「あたしと智香は違うし、君たち三人は違うよね。そうだったらすごいことになるし、りずむっちは女顔少年。澪たんは美形少年だしまあ、ありえるっちゃあ、ありえるけど。つばさはショタっ子だよね。やっぱ萌える。」

「まあ、明日分かるわよね。」

「「「何で?」」」

三人が口をそろえて智香に聞く。

「何でって明日身体測定だし。」

「へーそうなんだ」

(やばいじゃん、どうすればいいんだよ。ああもう終わった。)

チャイムが鳴り先生が入ってきた。





さあ、ピンチのりずむたち。どうなるのか。

次回、身体測定。あんまり書く気でないな。

すいません。第四話を間違えて第五話と書いてしまいました。とりあえず修正します。えっと、あと今回制服が出てきましたが、制服は第二話を見てください。(制服はななついろ〇ロップを参考にしました。ネクタイをつけたのはりずむと澪にリボンは似合わないと思ったからです。)

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