第25話:人造ゴーレム
父さんと母さんが帰って来たから僕らは会いに行った。
「父上、母上、おかえりなさい」「父さん、母さん、おかえり~」
「ショルド、マエルド、帰っていたのか」「ただいま」
僕があいさつしたあと、兄さんが父さんと話をした。話している間、僕は兄さんの後ろで待っていた。待っているついでにあることを試した。
それはーー気配隠蔽を使うことだ。このけはいなくな~るくんの効果は使用者の気配を消す‥‥‥ただそれだけの効果だよ。でも、やっぱり単純だから強いね~。
それで試してみたけど‥‥‥誰も気付かないね‥‥‥ちょっと寂しい‥‥‥かもしれない‥‥‥。
そう思っていたら、突如として後ろに駆け出した兄さんとぶつかった。ちょっと、痛い‥‥‥。僕は魔法使いだから耐久が低いせいで攻撃を受けた時のダメージが大きいんだよね~。まあ、ぶつかったのは不慮の事故で攻撃じゃないけど‥‥‥それても幾らかダメージは入るんだけどね。
兎も角、今の結果からけはいなくな~るくんは戦闘以外では使えなさそうだな‥‥‥もうぶつかりたくないし‥‥‥。
僕は父さん、母さんと別れてからは兄さんに連れられて街に行った、
暫く、街をブラブラしていたけど最終的には『商会』に行った。まあ、商会には大抵の物が揃っているから当然だけどね。
商会に着いてから兄さんは何をプレゼントとして買ったらいいのか悩んでいた。僕はそんな兄さんを放っておいて魔石売り場に向かった。
魔石売り場に着いた僕は何が売ってあるのか見て回った。魔素生物、小鬼ーーあまり、良いものはなかった。人造人形を作るのに良い魔石はあるかな~と期待したけど‥‥‥無かったね。
いや、まあ魔素生物の核でも作れるは作れるけど‥‥‥MPが無くて動けないからただの盾にしかならない。しかも、魔素生物の核だと耐久が低いからすぐに壊れるただの脆い盾にしかならない‥‥‥完全にゴミじゃん‥‥‥。
はぁ‥‥‥手持ちの魔石で人造人形を作るしか無いか‥‥‥。
僕はトボトボと兄さんがいるところに戻った‥‥‥。戻ると、兄さんはまだ悩んでいた‥‥‥早く決めてよ‥‥‥。
「兄さん‥‥‥早くしてよ。時間がなくなっちゃう」
「ああ、すまない。でも、まだ決められないんだ。宝石と能力巻物、どちらを選べば良いと思うか?」
兄さんェ‥‥‥優柔不断すぎるよ‥‥‥それだけ真剣に考えているという証でもあるけど‥‥‥。




