一章紅の変態騎士降臨 一話 マッツン顕現
初めての投稿です!
暖かい目で見てください!
「………」
朝起きて着替えてからシャワーを浴びて着替えて鏡を見て唖然としてしまった。
まず、最初に変化してる部分を言おう。
・髪の毛が黒から、白になってる
・身長が大きくなってる
・右頬に赤い紋様が出来てる
・肩にネコ?がいる
………なんてこった。今日は高校の入学式だぞ。これはないんじゃないか?
気合入れてオールバックにしようとしてたのによぉ。神様のいじめ方残酷過ぎないか?
何故今日なんだよ。何だ?中学時代トイレ掃除サボってたからトイレの神様が怒ったのか?トイレの神様ごめんなさい。おい、謝ったから治せよ!
謝っても治らないし取り敢えず困った時は一回落ち着こう。
深呼吸をするか
「すぅーはぁー…すぅーはぁー」
よし、落ち着いたな。さぁてどうしたものか…
「おはよう御座いますマスター」
「………っ!?!?」
「おはよう御座いますマスター。チッ」
「二度も言うな二度も」
「失礼噛みました」
「いや、わざとだ」
「かみまみたっ!?」
「わざとじゃない!?」
何故朝から俺はネコが話し掛けてる事に驚くより某西○維新さんの作品の名セリフを返す事を優先してるんだ。
「おい、ネコ。なんで喋ってんだ?」
「喋ってはいけないんですか?ぶっ飛ばすぞ」
「いや、俺が質問してるから喋ってくれていいぞ」
「そうですか。それでマスターになんで喋れるかと問われましたね。簡単です魔法を使えば他の生物とも意思疎通を図れますから」
「おい待てネコ。何サラッとファンタジーなこと言ってるの?」
「うるせぇな。ファンタジーな世界からの使者なんだからツベコベ言わずに早く話進めてください」
このネコめっちゃ口悪ぃ……なんか事情知ってそうだしもう少し探り入れるか。
「おい、ネコさんやぁ。これはどういうことだ?俺はどうしてこんな風な格好してんだ?」
「それはですね、深い事情があってさぁ…」
「なんだよ、そのあとで疲れそうな事聞かされそうな言い方!あと、お前口調安定してねぇよな?」
「敬語使ってやってんだから黙れ駄犬」
「ネコに犬扱いされた!?」
なんとも口の悪いネコさんだこと。いや、それより他の質問しないといかんだろ!
生意気ネコは、後でシバいたろ。
「なぁ、ネコさんよぉ。俺の髪色とか頬の紋章とか、何なの?」
「イメチェン?」
ブスッ………おっとネコ相手に目潰しをしてしまった。動物愛護団体に怒られそう。
「目がぁ…目がぁぁぁ」
「はよ話せネコ」
「('ω')ウィッス」
案外最初から目潰ししとけば良かったのではないかと思ってきた。
「んで?どういうことだ?」
「この身体の変化は神童因子の変化によって身体が作り変えられた時の後遺症です」
「なんだよこのネコいきなり俺英雄コースのレールに乗せようとしてない?」
「そのとおりです」
「見事に肯定したな!?」
「(*ノω・*)テヘ☆」
ブスッ……
「んがぁぁぁ…目がぁぁぁ!」
このネコ何故かジブリのム○カに見えてきた。名前はム○カみたいなネコでムスキャットだな。我ながらいい出来だ。
「んで?この身体が変化したからどこかへ俺連れて行かれるわけ?」
「そうですね。神童因子を持つ人は世界に7人しか居ませんからね。かなり需要あるんですよぉ」
「サラッと神童因子レア度アピールするな!そして、俺になんでレア度高い神童因子ってやつがあるんだよ!」
「原因は不明ですが分析するに変態が多いらしいです」
「………」
なんか、耳が痛い。
もう、いいや、学校行こう。
「学校行ってくる。じゃあな」
「( ´-ω-)ウム」
「どっか帰れよ」
「うんまい棒あります?」
「上の棚だ。明太子しかねぇぞ」
「仕方ないからお留守番してあげますよ」モグモグ……
ピキッ!!!くっそぉ!楽しみに取ってたのに!もう、知らねぇ!めっちゃあのネコ殺してぇ…
「仕方ないまた後で殺っとこう」
「誰をですか?」
「………」
なんでお前いるの!?先お留守番するように仕向けたじゃん!?えっ?これ俺のせい?ネコとか学校もってけねぇよ!
「心中おっ察しします。大丈夫です。隠れますから。」
「どう隠れるんだよ!!!」
ピンポーン…ピンポーン
もう来たのかよ人外。
人外の名前は天翔って呼ぶ。俺と同じ高校らしい。本当に、死ね。死ぬまで会いたくなかったランキング第一位だ。コイツは本当にうっとい。
「ちっす。マッツン学校行こうぜ?」
「お引取り願います」
ガチャン……扉を閉めてやった。ついでに鍵も二重ロック。
これくらいしないとアイツは俺についてくる。
裏口から出てくか……
あれ?そういえばムスキャットは?
ってなんか手の甲に紋章が増えてる。
取り敢えずどっかにムスキャットは隠れてる?みたいだし(何処にだよ)放置しよう。
裏口から敵を確認。異常なし!ルートを確認。把握完了!目指すは高校だ!
陸上選手顔負けのスピードで走るぜぃ!
ダダダダダダ………疲れた…
陸上選手パナイっす。
丁度目の前の信号赤になったし休憩しよ。
休憩って大事だね♪
んっ!?
目の前に貧乳の金髪ツインテールのロリっ子発見!!!!!
ジーーーーーーーーーーーーーーー
おっと、見過ぎたら捕まるな。チラ見チラ見。
チラッチラッ。なんか、視線があっちから………
ジーーーーーーーーーーーーーーー
めっちゃ見られてますやん!!!お父さん!お母さん!ごめんな!ロリっ子愛でて捕まるわん。
っておいっ!
貧乳ロリっ子赤信号なのにこっちに渡ってきやがる!?
あっ、トラックが来てる!
「危ねぇーー!!」
一目散に俺は走りだした。そして、ロリっ子を突き飛ばして俺はこの時に後悔することになる。腕をクロスしてガードしようするが、
"キーーーーーーーー!!!"
引かれてしまった。
心臓逝ったな。
あぁ、終わった…
願わくば来世はロリっ子を愛でても怒られない世界に生まれたい。
気が遠くなってきたな………
「やれやれ世話が焼けるね」
右手の紋章からムスキャットが出てきて、唱えた
「露里婚・保喪・女子問玲!」
………………コイツ何言ってんだ?当て字にしてるだけでコイツ"ロリコン"とか"ホモ"とか、"女子トイレ"とか言ってるぞ。
阿呆らし。
…………っておいぃぃぃ!なんか俺めっちゃ光ってるんですけどぉ!!!!!
なんか身体めっちゃピカってる!
あれケガ治ってきてるし!?
「大丈夫かい?無理矢理君の神童因子を覚醒させたけど見る限りだと多分成功したみたいだね」
「何がだよっ!?」
「見れば分かるよ。」
自分の身体を見渡してみた。
半ば諦めてた、少し伸びた身長は元通りになって、髪の毛も黒に戻って、頬の紋章も小さくなって耳側に後退してきてる。
そして、感覚だからよく分からんが、覇気がみなぎってくる。
「これが、神童因子の力の一端さ」
「すげぇ事言ってるなムスキャット。これで一端かよ。」
「あぁ、一端だよ。まだ完全には覚醒してないみたいだからね」
神童因子パナイっす!てか、ロリっ子大丈夫かな?
いない…下手したら無駄死かよ俺。まぁ、助かったらいいや。
さて、このピカってるのはどうすれば治るんだ?
「神童因子に肉体を支配されてるから、脳に直接すストップ掛ければ終わるよ」
止まれっ!キリッ
パァァァンッ!!!
服が何故か弾けた。