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008 ハリケーン


 男の仕事は気象観測であった。男の仕事ぶりは素晴らしかった。特にハリケーンの発生予測においてはピカイチの才能を発揮し、幾度もハリケーンの災害から人々を救ってきた。

 その功績を称えられ、男には発生したハリケーンに名前をつける権利が与えられた。

 男はハリケーンの名前には必ず女性の名前を選んだ。

 エリコ、リサ、マリア、シェヘラザード、ナツミ、エリコ2号、ミツキなどである。

 これらはすべて、男が付き合ったことのある女性の名前であった。

 そして今日も男はハリケーンの発生を誰よりも早く見つけ出した。

 男はハリケーン発生の記者会見の準備の指示を出した。

 あとは名前を会見で発表するだけであったが、このところ連続でハリケーンが発生しているせいで、名前のストックは底を尽きていた。


「しかたない。会見まであと一時間。それまでに付き合える女を探し出そう」



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