船との1日
「ただいま。」
「おかえり。」
皿を洗っていると琵子が学校から帰ってきた。
今日は船で紗那場の親戚の家に行く。だって今日は1学期の終業式。
だから準備をリュックサックに入れている。
「今日は船に乗るからこの薬を飲んでね」
「はい。」
市販の酔うのを軽減させる薬を薬の苦さをなくすゼリーと一緒に琵子に飲ませた。
「準備もできたし行きましょ。」
温海港までは電車と徒歩で20分。
二十分後・・・・
予定通り温海港についた。
船が来るまであと30分位あるのでトイレに行った。
「準備できたね。」
「うん!できたよ!」
「ピンポーンパーンポーン」
「まもなく紗那場港行のマットセアーズ96便が参ります。ご乗車の方は8番乗り場へとお越しくださいませ。」
すぐに船は来た。船の写真を撮って紗那場にあるコンビニで印刷しようと思う。
写真を撮って船に入った。よほどの豪華客船だ。だって10万もかかった。
紗那場の港までは1日かかる。
「たしか908号室は紗那場側のエレベーターで行くんだよね?」
「あ!船のマップここにあるよ!」
「ホントじゃん!変な紙のマップなんか見なくても良かった。」
「普通に合ってたわ」
客室までのルートは合っていた。
「ガチャ」
客室に入った。
貴重品を金庫へ入れて金庫をしめた。
次の日。
予定通りもうすぐ温海港につく。親戚の家は改装したらしいし家に行くのが楽しみだ。
もうすぐ着くので金庫から貴重品を取り出した。
「ピンポーンパーンポーン」
「まもなくマットセアーズ96便は紗那場港に到着します。」
5分後。
紗那場港にマットセアーズが到着した。
次にバスで森場鉄道の紗那場海浜水族園駅へ行く。長い駅名の駅だ。
バス停に着いた。
「路線図路線図・・・あ!これなえーと・・・・S系統の紗那場児童館行きに乗ればいいのねえーと7番からだからここのバス停な!えーと次は8時9分な今が7時45分!えーーー30分待つのかよまー歩くと40分かかるからバスの方が早いし待と。」
30分後。
バスが来た。
「プー」
「さあ、バスに乗るよ琵子。」
「はーい。」
すでにバスは満員で前のほうで立って乗車した。バスは前から入って後ろで降りる田舎のバスって言う奴だ。
「プー」
バスが出発した。
「次は麻里館尻烏、麻里館尻烏です。このバスは快速紗那場児童館行きです。」
乗ったのは各停ではなく快速で各停が20分かかるのが15分に短縮される。
15分後。
「まもなく紗那場海浜水族園駅前です。」
「プー」
すぐに降りた。