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第6話 あれっていったい何ですか?

「あの……あれっていったい何ですか?」


「ふっふっふよく聞いてくれましたねグイーダさん」


ミツルはドヤ顔でそう話すと


「じゃじゃーんっ!」


そう言って取り出したのは……


「ご、拷問器具じゃないですか!は、犯罪ですよ?捕まりますよ?いいんですね!?通報しますよ?」


そこまでいいグイーダは思ったことを話した。


「つ、通報なんてしししたって意味ないんですからねぇ?」


ミツルは余裕そうだ。何か策があるとグイーダは考えるが、何をするのかはわからない。


「い、いったい何を……」


ミツルはポケットからあれを取り出した。そう、あれである。


「僕に従いなさい」


「……はい」


「今はいって言ったね?いったよな?」


グイーダははっと我に返ったが時すでに遅し。


「や、やられた……わかりました。今回は見逃します。しかし次はありませんからね?」


「わかってるよお!僕もバカじゃないからな」


「な、ならいいですが……」


(あら?私ったら最初の清楚なキャラからツッコミ要因になっちゃってます?あ~やっちゃったなぁ。ど、どうしよう……)


グイーダは心の中ではキャラが変わったことに驚いている。やはり天然だ。なぜ気づかないのかは彼女でもわからない。自覚がないのか……

人に言われても否定ばかりするからか……


「んじゃ拷問を始めまーす」


「始めまーす」


マリンも続いてそう言う。


「じゃあまずはあなたですね。あなたは事件があった日どこで何をしてましたか?」


ミツルはヌーツに質問をした。


「俺は何もしてないっ!無実だ!」


「やっぱりそうやって言うか……仕方なかろうこの道具からだな。マリン!」


「了解です!ちょーっとヒリヒリしますが我慢ですよー。ビクトリアさんにやったことなんですからいいですよねぇ?」


(とうとうかわいい少女に犯罪を犯させてしまったのか……ミツルさん恐るべき人……)


マリンは赤色にまで染まった鉄をヌーツの足に当てた。


「や、やっめ……あつつつつついいいいい」


ヌーツは大きく叫ぶ。


「おお俺なな何かしたっけえぇぇ!」


ヌーツはずっと叫ぶ。


「もう一度聞きます。あなたは事件があった日何をしてましたか?」


「…………」


(気絶しちゃってるうぅ!や、やりすぎですね……)


ミツルは困った顔をしつつも何か魔法を唱え始める。


「アイ ストーン ファイヤー トゥー フロント オブ エネミー」


詠唱後、ヌーツの足元から炎が沸き出てきた。

その熱風はこちらにも届くくらいの暑さだ。

いつの間にこんな魔法をこれは覚えていたのだろうか……。グイーダは考えるだけ無駄だと悟り、今起こっている状態について理解しようとした。


「アチャチャチャチャッ!」


ヌーツは炎に囲まれ、悲鳴をあげる。


「もう一度聞くぞ。貴様は何をしてたんだ!」


もうミツルらしさがなくなった。今の彼は情報を聞き出すためだけに呼び出された使い魔だ。


(も、もう狂いすぎてます……カオスですよこんなの)


グイーダは今の狂い過ぎてる状況にあたふたしている。


「わ、わかった!わかったよ!話すよ。話すからやめてくれっ!」


「わかりました。じゃあやめるんですぐに話してください。」


「ああ。俺はあのときストレイタに今後のことについて話に行ったんだ。けど、その時にはもう……

俺とストレイタは同じ職種として仲良くやってたんです。でも……彼に殺される理由なんてないはずだ。」


ミツルは彼が言ったことを受け止めるかのように頷き続けた。


「じゃあこれで本当かどうか確認しますね。」


「ああ。いいぞ」


バッジを光らせ、服従の力を使った。


「貴様に聞く。貴様はストレイタさんが殺害された事件に関与しているか?ウソを言ったら殺す」


「してません。あのときはストレイタと話をしに行っただけです。」


「話の内容は?」


「今後のことです」


「うむ、さっき言ってたことと同じだな。念のためこの魔法でも確認しておく。メモリーズ ファインド リアリー オア ライ」


またグイーダが知らない魔法を使ってきた。しかしもう彼女は驚かない。

今ミツルには何かが起こっているのだ。

今はそう理解するしかできない。


「これでも反応はなしか……うん、この人にアリバイはある。他の人にも聞いていくぞ」


「了解です」


マリンも大きな声で返事をした。






その後は一人目ですごく恐怖心を与えられたからか、拷問をすることはなかった。

しかし、疑問に思う点があった。

それは……


「何ででしょう……全員のアリバイが証明された……」


容疑者全員のアリバイが証明されてしまったのだ。

このままではマリンの父親は処刑され……マリンは孤児になってしまう。


「マリン!大事な話がある。ちょっと来てくれ」


「…………わかりました」


しょんぼりしながらもマリンはミツルに返事をした。

そのあと一時的にレストランの外へと出た。




数分後、ミツルとマリンは戻ってきたがやはり何かあどけなさがある。


「マリンは僕が引き取ることにしたよ」


「……!?ひ、引き取るって……まさか!?」


「もう……どうしようもない」


ミツルは諦めたかのように弱った声でそう言った。


「マリンさんはこれでいいんですか?」


「う、うん」


やはりマリンも悲しそうで弱っている声だ。

ミツルには何か策があるのか?

それとも本当にあきらめてしまったのだろうか。





「フフフっ!」


笑ったのは一体……!?

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