35話 世界の衰退
エピローグ
0001 ブルマン領として賜る。獣人族の集落の長を集めた説明会が催される。
0002 ケモミミシティ構想の開始。移住者を集いながら、構成員の確保に努める。
0003 候補地決まる。集落の長の認可を得て、構想は進化する。
0004 第一回ケモシティ構想会議開催。この会議で通称がケモシティとなる。
*公報 彼の仮名は改められる。
0005 新規の町という事で、王より都市名が下賜される(ウォールスライド)
*特機 下賜された都市名は協議の結果、闇に葬られる。
0006 土地割りも終わり、いよいよ町の建築が始められる。
*公報 ケモシティ構想会議はケモシティ会議に改められる。
0007 ケモシティ会議開催。
*公報 土地割りの実際の不首尾の改善要求に基づき改正案が盛り込まれる。
0008 有志による特別戦闘講習会が催される。
0009 愛で隊設立。
*機密 裏組織、ケモミミ守り隊設立。男は裏、女は表と決まる。
0010 ケモタウンに怪しいラーメン屋が出没するようになる。
0011 第二回特別戦闘講習会が催される。愛で隊と守り隊見習いが参加する。
0012 魔物対策に砦の構想が出される。
*公報 砦の構造と設計、利点と欠点が協議される。
0013 *機密 革命の草案が各団体に配布される。
0014 『革命の志士』封切するも不評に終わって彼は落ち込む。
0015 魔物の被害が相次ぎ、兵士の増強が求められる。
*公報 防衛省を設立。
0016 *特機『地中運搬路構想(地下鉄構想)の協議開始』
0017 他国からの間諜に悩まされる。
*機密 防衛省情報対策課を設立。
0018 防衛隊の設立。魔物対策課・領内調整課
*機密 諸国対策課・情報局(元の防衛省情報対策課)
0019 *家族機密 『長男・劇症肝炎で倉庫入り』
0020 防衛省特別防衛課が設立される。
*特機 『領地防衛構想における対王国防衛砦(魔物砦)建設計画書草案製作開始』
0021 *特機 『魔物対策砦への応用設計開始』
0022 魔物対策砦(通称、魔物砦)の建設が始まる。
0023 情報部設立。国内外の情報の取り扱いを専門に行う。
*機密 特別諜報課・通称盗聴局設立
0035 魔物砦運用開始。
*特機 地下運搬路開通。
0045 公共交通機関『サブウェイ』開通。
*特機『砦専用路線完全分離』
0050 *特機『特別エネルギー施設』建設。
0060 領土気候安定化魔法確立。
0088 王宮に気候魔法の件が漏洩する。
0089 直轄領に気候魔法使用の依頼。
0090 王宮より気候魔法の開示を求められる。
0095 気候魔法理解及ばず、宮廷魔術師習得断念。筆頭廃人。
0097 気候魔法を王国不作予想地優先にしろとの命令。膨大魔力消費と精神疲労の為に却下。
0098 2年後の税金先払い期限100年目に際し、新たな納税方式の提案か成される。
王国の需要に鑑み、魔石での支払いの要請なるも、困難から却下。
0099 来年の税金先払い期限100年目に際し、黒金貨年額500枚で100年の先払い命令と共に、
王侯貴族(領地無し)侯爵として授封の後、各領地の気候安定業務に携われと命じられる。
魔法の精神疲労による連続使用不可を訴えるも却下され、初年度分のみ送るも没収されて終わる。
0100 自領のみにもたらされた命令に対し、他領は沈黙。ケモシティ会議では差別だと揉める。
再度、魔法の精神疲労を訴えるも却下され、100年前納命令に変更無し。万策尽きて決断の時を迎える。
遂に王宮に独立宣言を送るに至る。
同年、ここに王国内紛 (ブルマン領側では独立戦争)が起こる。王国より宣戦布告される。
同年、守護神の超絶広域殲滅魔法が行使され、内紛に乗じて侵略しようとした他国の軍は壊滅、撤退に至る。
0101 (ヤマト暦元年)旧ブルマン領は王国を併呑し、『ヤマト』として独立国となる。
0102 旧王都は統治の中心地とされたが、旧王国守備隊副官に委ねられ、旧領民軍が監査する事になる。
0116 第一次対連合軍紛争勃発なるも、防衛に成功の後撤退。人員8万余り確保。
0117 西の国の奇襲部隊を捕獲。アント民が増員される。この半年後、東の247人も同様となる。
0118 勇者召喚に巻き込まれ、新魔法【アースクエイク】のテストでうっかり南の国崩壊、小国家郡となる。
0139 第二次対連合紛争勃発、魔王討伐という言い掛かりのような大義名分で、3国連合と冒険者義勇軍による合同攻撃を食らうが撃退。
0150 異世界初の衛星軌道に到達。同年末、ヤマト国上空に静止させる衛星が設置される。
0152 最後の飛行船ヒマワリ被弾、退役後は記念艦と決まり、ここにヤマト国の飛行船の歴史は終わりを告げる。
0154 第三次対連合紛争勃発。『仏の顔も三度』を合言葉に、周辺諸国侵攻作戦に移行する。
同年 作戦名が正式に決まる。大陸統一作戦『セキガハラ』
0157 大陸統一、反乱勢力は隔離。統一王朝初代皇帝『ユウカ』即位。
0165 隔離地区が『戒めの地』と名付けられ、教育の場となる。
0172 イースト・ヤマトに冒険者友の会新設。周辺の保護区への立ち入りが解禁。
0178 第二隔離地区が『サファリの地』と名付けられ、特殊魔物隔離地域として一般公開される。
0195 歴代皇帝を安んじる為の霊廟完成。
0203 主要都市がリニアで繋がる。
0207 初代皇帝霊廟入り、次代皇帝『トウカ』即位
0210 向こうの世界不調、原因は環境汚染。
0211 向こうの世界の対策の疲労で守護神が眠りに就く。
0250 霊廟組は世界を影から支える。
0328 彼は目覚めるも、静養を継続。
0330 力の使いすぎによる、一時的な力の喪失と判明。
0332 守護神復活、力を取り戻す。
0358 環境汚染対策の魔導具の大型化の研究に入る。
0389 世界規模での魔導具の限界を知り、他の方策を探る。
0421 惑星を魔導具化させる為の方策を探る。
0596 必要マナの量が判明するも、莫大過ぎて手に負えないと知る。
0637 向こうの世界の大気汚染著しく、場当たり的に改善を図る。
0728 各地に環境改善魔導具を設置する。
0814 効果がようやく現れてきたと感じ、元の世界に一時帰還する。
0815 世界が一瞬ブレる。どうやら向こうの世界が消滅したらしい。
0816 唐突な変化の原因を探るも、既に手遅れだったと報告が入る。
0817 環境がおかしくなり、大気中のマナが減少していく。
0818 新しい子供があんまり産まれなくなり、産まれてもマナの少ない子になる。
0819 保護区の魔物達に元気が無い。新しい魔物が生まれない。
0820 惑星規模での環境保全化魔法を行使、彼は再度の昏睡。
0955 彼は目覚めるも既に世界は手遅れなのを知る。
0956 場当たり的な延命措置に留まる。
0968 人口低下か危ぶまれ、食料の生産高も減少する。
0974 往年の人口の3割に減少、霊廟への祈りの声がひたすら届くようになる。
0981 大気からマナが失われ、魔物は絶滅の危機、人口1割に、マナのある子は産まれなくなる。
0992 残留者はいつしか霊廟のある『マホロバ』に集まり、祈りの日々となる。
0996 魔物滅亡、植物も育たず、食糧生産ストップ、残留人口142人。
0997 人々から活力が失われ、新しい子はもう産まれない。
1027 最後の人類が死亡。ここにこの世界の終焉を記録し、この暦を終わる。
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「遂に滅亡か、空しいものだな」
「でも、皆はちゃんと生きていたわ」
「そうだな、あいつらは確かに存在した。それはオレが覚えているさ」
「アタシもずっと忘れないわ」
「向こうの世界さえ保っていれば」
「そうだわね、でも仕方が無かったのよ」
「さて、キツネさんが呼んでいる、そろそろ行こうか」
「そうね、あなた」
「はい、父さん」
「はい、パパ」
「「はーい」」
「僕も良いのかい、くすくす」
「置いて行くなよ、こら」
「あれ、ハモンはまだでしょ」
「そりゃねぇだろ」
「くっくっくっ」
「あれ、ハモンの奥さん?」
「どうも」
「こいつも良いよな」
「良いんじゃないか」
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お し ま い
ひとまずここで終わりです。次はあとがきのような事を少し書きます。




