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33話 復興

会話が多いです。

 

 

「イーストとサウスとウエスト、それぞれ復興に入ります」

「イーストは新たな都市になるが、他は改修か」

「あれも壊したほうが良いんですけどね」

「まあ、文化ぐらいは残してやらんと」

「反乱勢力、どうする?皆殺しは簡単だけど」

「構わんさ、どのみち、あそこからは出られん」


かつて、魔物の巣と言われた陸の孤島。その中の魔物は全て保護区に移され、今は反乱勢力の隔離地点になっている。

全ての捕虜に進退を伺ったところ、ヤマトに恭順を示した者達以外を移したのだ。

暖かい地域なので特に問題は無かろうと、中に投入されるのは食料のみだ。

朽ちるまでその服を使えば良いと、武装解除の後に下着姿で投入されたのだ。

後はボロ布のような服だった物も大量投棄したので、それを着るかも知れないが。

将来的に、そこは人物園になる計画もある。

かつて人間だった生き物の住まう場所として、ヤマトへの恭順を心に刻む為の場所として、学童への・・

どっかの国の真似のようだけど、大国には必要な暗部という意見多数。


君臨すれども統治せず、なので彼はだたその決定を見守るのみ。


「どうにも慣れないな、こういうのは」

「若様、慣れていだたかないと困りますな」

「その、若様と言うのはどうにかならないかい」

「お嬢」

「いーやーだー」

「くっくっくっ」

「トカ、ふざけ過ぎだ」

「いや、悪い悪い、ついな」

「けど、穴を掘って逃げようとしても、無駄になるんだな」

「ええ、数メートルは掘れますが、そこで終わりです」

「下はどうなのかな」

「遮蔽壁の深さがあの地面より下に50メートルは入ります。それ以下なら可能ですけど、掘る道具もありません」

「手掘りで地下50メートル以上か、モグラでも連れて来ないと無理だろうな」

「ここに魔物は来ないのかな」

「ええ、遮断してあります。もっとも、小さな虫ぐらいなら入れますが」

「虫で絶滅はしないよね」

「それは困りますから、監視員が何とかする予定になってます」

「人物園か・・残酷だな」

「平穏を守る為に必要な処置なのです」

「そう思うしか無いんだな」


各地で復興が進む中、陸の孤島ではひっそりと封じ込め工事が行われていた。

中には食料のみが投入され、反乱勢力の者達は、それをそのまま食べる。


「くそ、生で食えと言うのかよ」

「うぇぇ、生臭いなこれは」

「我に従え、ならば種火をやるぞ」

「まだマナ持ちが居たのかよ」

「てめぇ、1日に1回しか使えねぇ癖に、偉そうにするんじゃねぇぞ」

「ふっ、無能者の・・ぐぁぁぁぁぁぁ」

「バカ、てめぇ、殺すな、唯一の火が、おい、何をしてる、血止めを」

「引き剥がせ」

「ダメです、こいつ、首に噛み付いて」

「早くしろ、こいつが死んでしまう」


   ★


「あれ、どうします?」

「そう言うのはな・・【アースランス】」


   ☆


「くそう、何て事をしやがる」

「あいつら、魔法を使えるんだな」

「魔王がオレ達から魔力を奪ったんだ」

「この世界もう終わりだ・・魔王に征服された、終わった世界なんだ」


   ★


「よく聞こえるな、この盗聴器」

「地中埋設式ですけど、マッチ棒の大きさで周囲のマナで発電する超小型自家発電式盗聴器、うちの新開発品ですよ」

「戦いはもう無いかも知れなのに、開発は止まらんな」

「ヤマト民以外には矜持がありませんからね」

「それと、民度もな」

「それを言うなら人情も怪しいぞ」

「こっちの価値観はどうにもそういうのに向いてないからな、やはり従わせた以上は監視せんとな」

「当然、裏切るものとして考えるか、裏方はきついよな」

「それを望んだんだろうが。長期の奴らは今頃、悠々自適だが、短期のオレ達はこれからもだ」


   ★


「今、私は、最近人気になっているお店に来ています」

「お前な、これが店に見えるのか」

「良いじゃないのよ、これぐらい」

「お前ら、さっさとしないと日が暮れるぞ」

「はーい」


   ★


「おら、どけどけ、ケモノ共」

「まだこんなのが居るなんて」

「アンタ、降伏して恭順を示して、やる事はそれ?ざけんなよ」

「おいおい、オレ達は人間に降伏したんだぞ。なんでケモノが偉そうに街を歩いてるんだ」

「守り隊、後はお願い」

「全員拘束しろっ」

「「了解」」

「ういっす・・ボクン・・あ、しまった」

「お前なぁ、またかよ。元統率者のゲイン君」

「悪い悪い、ちょっと力が入ってな・・あーあ、頚椎骨折で窒息してら。捨てとくから、後はよろしく」

「まだ生きてないか」

「しーー」

「しょうがないな、見つからないようにこっそり楽しめよ・・【ヒール】」

「いつも悪いな」


もう少しです。

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