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異世界ツアー2 ~異世界の未来とその趨勢~  作者: 黒田明人
6章 第三次対連合軍紛争勃発
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30話 総攻撃

 

 

 東の国の場合


「いいか、あいつらはどうせ国から出られない臆病者だ。だからな、この強固な屋根の付いた馬車での総攻撃だ。壁など崩してしまえば終わりだ」

「勝利は我らに」

「「勝利は我らに」」


「よし、別働隊の飛竜120は周囲から分散して低空で進入だ」

「ははっ」


「連合軍向けの見た目だけの軍の準備は出来たか」

「いつでもいけます」

「ははは、あいつら驚くぞ」


東の国は連合軍をおとりにして、その間に奇襲で侵略の計画を立てたようだ。


   ☆


 西の国の場合


「良いか、ワシらは毎回、手勢少なく舐められてきた。だから今回、総勢で行ってくれるな」

「ですが、東は手を抜くという噂もありまして」

「それならそれで構わん。ワシらは正面から打ち破るのじゃ。あれを」

「はっ、皆の者、これを見るがよい」

「それは、一体」

「あやつらの武器を真似たものじゃ。極秘に作らせたものでな、ここを指で押せば弾が出るのじゃ」

「「おおっ、それはまさに」」

「この武器と弾は可能な限り作らせておる。じゃからこれで勝て」

「「ははっ」」


真似た武器・・形だけのような気がするが。


   ☆


小国家郡の場合


「良いか、うちは小さな国だ。だからどのみち勝てん」

「なればどうすれば」

「今、使者を遣わせておる。うちを拠点にしても良いから、滅ぼさないでくれとな」

「それでは降伏ではありませぬか」

「さすがにあやつらも3回目となれば必ず動く。そして、動けばうちは終わる。それでも良いのか」

「しかし、戦わずに降伏は・・」

「そのような者は他に行くがよい。他では徹底抗戦と申しておった」

「そ、それは」

「元の国の中枢がどうなったのか、忘れた訳ではあるまいの」

「ううっ・・」

「魔王に魂まで売る必要はない。じっと耐えて隙を伺うのじゃ。どのような生物も中からは弱い」

「それでは」

「今は我慢の時だ」

「「ははっ」」


1国だけレジスタンスになるみたいですね。


   ☆


「しっかしよぅ、内緒話がみんな聞かれてるとか、思ってもないんだろうな」

「今の盗聴器の性能、とんでもないですもんね」

「ああ、前に見せてもらったが、マッチの頭ぐらいの盗聴器とかあったぞ」

「うわぁぁ」

「しかも今や、偵察隊も【光学迷彩】が標準装備になってると言うし」

「過去と未来が喧嘩するようなものですな」

「ただ、うちの場合は倫理観の問題があるからな、オレらは良いが」

「爺さん連中もあれには苦労したと聞きました。僕達も向こうに産まれていたら同じように・・」

「ああ、なっただろうな。だからこそ、軽んじてはならんのだ。あれらも産まれの違いを悩んでいる。だからオレ達が支えてやらねばならん」

「分かっています」

「守護神とも色々相談して、今の体制を形作ってきた。色々と効率の悪い方法もあるが、必要だからこそだ」

「今回のもそうですね」

「ああ、二度手間になるが、止めはオレ達が刺す。あいつらのは【パラライザー】だからな」

「今更、人とか殺しても別に思いませんし、それはそれで問題無いですよ」

「そうですよね、あいつらは敵ですもん。敵は殺さないと殺されちゃうんだし」

「あいつら、頭では分かってるみたいなだけに辛そうです」

「他の分で色々気を回してくれている奴もいる。良いか、オレ達は支え合って戦うぞ」

「「はいっ」」


倫理観の問題があるからこそ、防衛に徹してきたヤマト国。

その割合は低くとも、殺せない者を内包してどこまでやれるのか。

いや、この場合は、どうやって征服するのかと言うべきだろう。

技術格差は相当に離れているようだが、それでも戦いは終わるまで分からない。

強者でも驕れば弱者に負けるのは世の習い。

果たして猫は油断せずにネズミを食い殺せるか。


【アマテラス】は予想戦場上空に鎮座し、戦いの様子を衛星に送信。

同じく他の情報部隊も衛星に送信する。

【静止させる衛星】が情報を獲得して全軍に送る。

全体マップに敵が赤点で記され、それを見て作戦本部から指令が下される。


「うん?メールか、さて、どんな指令・・これは」

『カチコミだ、いてまえ』

「ふう、この長期任務も終わりか。後は悠々自適の生活は良いが、終わるとなると名残惜しいな。まあいい、中枢の抹殺は任せとけ」


黒部隊の最後の花道が始まったようです。


「隊長、【拡張倉庫】に全て収納しました」

「よし、次の拠点に行くぞ。全ての関係書類を回収だ」

「「はっ」」


地上偵察部隊も動いているようです。


「やっと解禁や、長かったなぁ」

「けど、制限無しやて、殺し放題や」

「くっくっくっ、夢にまで見たぜ」

「僕、ナイフたくさん集めちゃった、くすくす」

「拷問は後回しだ、先に制圧するぞ」

「半殺しで良いよな、後で削れるように」

「早く浴びたいぜ、あの芳しき香りが待ち遠しい」

「ボクタチ、早漏はダメよ」

「「うい、マダム」」

「そうそう、いい子達ね」


いつの間に総括が変わったんでしょう。


「いいか、お前達の仕事は敵を殺す事だ。何も考えなくていい、ただ敵を殺せ」

「「イエス、マスター」」


こんなところに総括がいました。どうやら彼は戦闘向きのアント民を指揮するようです。


「だんさん、準備は終わったわよ」

「そうか、ならば出撃だ」

「ボクタチ、出番よ。思いっきり遊んであげなさい」

「「うい、マダム」」


どうやらそう言う事になってるようですね。


   ★☆★


かくして、ヤマト全軍対全諸国連合の戦いが勃発したのだった。


「もふもふ、もふもふ、もふもふ」

「ふわぁぁぁ、ふわぁぁぁ、ふわぁぁぁ」

「「ママー、私達も」」

「あは、はいはい・・もっふもっふ、もっふもっふ」

「ふわふわ、ふわふわ」

「ふわんふわん、ふわんふわん」


「どうにも暢気と言うか、余裕と言うか。さて、研究の続きといきますか」


戦いとは書きましたが、虐殺の可能性が・・

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