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異世界ツアー2 ~異世界の未来とその趨勢~  作者: 黒田明人
6章 第三次対連合軍紛争勃発
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29話 技術格差

 

 

小国の機密武器工場爆破から2年後の事、どうやらある事ない事を他国に訴えたらしく、ヤマト国の奇襲攻撃と言われ、卑怯な騙し討ちだと言われ、宣戦布告の事実は消されてしまう。折角、隠れて記録映像を撮ってくれた調査員には悪いが、相手の科学力が及んでない為、おそらく理解されないだろうと思われた。


「この画像さ、将来まで保存しとけば当時の行い云々って、抑止力になりそうだよね」

「それしかないですね。こんなにはっきりした証拠でも、相手にはピンホールカメラぐらいしかありませんし」

「統一後の反乱勢力抑制用資料って書いて保存しときます」

「きっと後の奴らにさ、用意が良いって言われるさ」

「そうだと良いですね」


後の奴らか・・もう少しなんだ、何かが掴めたような気がするんだ。

だから・・早く確立して出してやりたいものだ。

当時はまだまだ先が見えなくて、あのまま倉庫に入れたっきりだけど、獣人は何とかなったけど、人間はもう少しランクが上みたいなんだ。

だけどそれももう少し・・後はアンチエイジングの秘密、あれももう少しだ。


推測は既にあるんだけど、イメージがまだ掴めない。

おそらくは老化のゲノムの初期化なんだ。それを毎日やる、プログラムのようなものを魂に刻み付けてあるとしか思えない。

だって、身体を交換しても同じなんだから。試作品を、ミカの頃より進んだ試作品を使っても、それが年を経る事は無かったんだ。

だから身体にじゃなくて魂に、のはずなんだ。そのイメージさえ得られれば・・くそっ、もどかしいな。


「合言葉は『仏の顔も三度』ですね」

「オレ達は仏じゃねぇし」

「じゃあどうしますか」

「まあ、合言葉はそれで良いが、作戦名は『セキガハラ』でどうだ」

「成程、天下分け目の戦いという訳ですか」

「もう殲滅も辞さない。我慢してればいくらでも来る。あいつらは邪魔なんだよ」

「そうですね、惑星の環境は汚すし、こちらが静かにしてれば攻めて来るし」

「元々、殺さなくては殺される世界なんだ、だからもう思い切ろうと思う」

「分かりました、その旨、伝えておきます」


   ★☆★


「遂にゴシンが重い腰を上げたぜ」

「次で3回目か、よく耐えたよな」

「ああ、そういう訳で、オレ達の秘匿兵器の上申をしようと思う」

「分かった、他の団体にも通達を出しておくぜ」

「あいつら、オレ達の【クリアウルフ】の餌食にしてやるぜ」

「その名前、長いから【クリフ】にしようって決まったろ」

「意味の分からない名前になっちまうか、残念だぜ」

「見れば一目瞭然さ、まあ見えない戦車だけどな」

「キャタピラの無い、空中浮遊戦車だ」

「殆ど、航空機だけどな」


   ★☆★


「おい、解禁来たぜ」

「さすがに3回目、仏ですら耐えないのに無理だと思ったぜ」

「準備は終わってるよな」

「もちろんさ、さあ、上申してくれ」

「うっし、オレ達の【リアリ】の餌食にしてやる」

「透明にもなれる、浮遊式ヘリコプターか。本当に近未来兵器になったよな」

「未確認飛行物体とか呼ばれるんだろうな」

「くっくっくっ、ありそうな話だ」


   ★☆★


「おい、上申するぞ」

「遂に来たか、侵攻命令」

「3回目だしな、来ると思ってたぜ」

「おーい、【モジン】の準備終わったけど、ゴシンはまだ動かんのか」

「【イタチ】の搭載も終わってるのか?」

「ああ、とっくだぜ。あいつらも仕事が早いよな。既に200機搭載済だ」

「無人浮遊戦闘機搭載、空中空母のお披露目か、楽しみだぜ」

「後は遠隔パイロットを乗せるだけだ」

「あいつら驚くぞ、くっくっくっ」


   ★☆★


かくして、初回の頃とは桁も次元も違う、超派手な秘匿兵器の数々が、既に家屋撤去後に広大な空港と化した本国の首都【マホロバ】に終結したのだった。


その威容と言うか何と言うか。全てが魔導発電式で、浮遊式で光学迷彩をスタンダードとし、そこから各自が特色のある武器の数々を搭載した、まさにトンデモ兵器の数々。


「空中空母【モジン】準備完了」

「同じく搭載無人誘導戦闘機【イタチ】200機、遠隔パイロット100名、共に搭載済み完了」

「空中浮遊式戦車【クリフ】200台、準備完了」

「同じく搭乗員乗車完了」

「対地特化型透明浮遊ヘリ【リアリ】100機準備完了」

「同じくパイロット及び搭乗員、準備完了」

「空中浮遊式兵員輸送車250台、準備完了」

「歩兵大隊、魔導銃・魔法無効盾装備で搭乗済み」

「魔導機動部隊500名、準備完了」

「航空偵察大隊、準備完了」

「対地爆撃機、準備完了」

「対空自走砲50台、準備完了」

「移動式作戦本部、準備完了」

「自走式長距離レーザー砲、準備完了」

「同じく、専用燃料輸送車、準備完了」

「対地大型巡航魔導ミサイル500基、準備完了」

「同じくミサイル運搬車両50台、準備完了」

「衛星誘導式ミサイル架台5台、準備完了」

「大型食堂車両、80台、準備完了」

「大型魔導トラック1500台、準備完了」

「同じく物資、並びに食料搭載済み」

「工作隊、浮遊魔導ブルドーザ、並びに魔導ダンプカー600台、準備完了」

「工作隊員5000名、準備完了」

   ★☆★


「はぁぁぁ、何と言うか、とんでもないな」

「くすくす、皆さん、準備が良いですね」

「はっきり言って皆、1回目の頃からやきもきしてて、2回目でもう止まらなくなっちゃいまして、号令待ちになってんたんですよ」

「まあ、ここの守りはオレがやるから、好きに暴れて来い」

「良いんですね」

「ああ、構わんさ」


『皆っ、よーく聞けっ、たった今っ、守護神からのゴーサインが出たっ、各員っ、気の済むまで思いっきりっ、戦えぇぇぇぇぇ』


「「「うおおおおおおおおおっ」」」


きっともう止まらないと思います。

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