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2-4 赤い瓶

「でもねえ」


 女は手の中で、赤い小瓶を転がす。

 うふふ、と甲高い、水晶の様な女の声が、放課後のLL教室の中に流れる。


「あいつが考えることなんて、そんなものよねえ。結局コレが無くちゃ、いくら今日あのコを遠くにやったとこで、どうにもならないって言うのに… あ」


 広げられた制服のブラウスの下、なめらかな白い肌の上に、男はねっとりと舌を這わせる。


「全くお前は、アレが切れそうになると、淫乱になるな… それだけでもう、これか?」


 んん、と長い髪が、教卓の下で揺れる。

 男は一度スカートの下に潜り込ませた指に、透明な粘液を絡ませ、女の前にぐっと見せつける様に突き出した。


「そういうセンセも、それをいいことに、あたしに好きなコトしてるじゃない…」

「役得、と言うんだな」


 低い声は、そうつぶやく。


「こんな『仕事』をやってるんだからな」

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