プロローグ
更新頻度は低めです。最初からやる気のないコメントで申し訳ありません。と言うのも、今の課題は、「どうやって創作活動の時間を捻出するか?」というもので、正直答えが見つかりません。
ただ、真摯に取り組んで書き上げたいとは思っているので、ブクマに登録して暇な時に読んでもらえたらうれしい限りです。
地下迷宮を探索していた俺たちパーティーの目の前に突然現れたのは、凶暴な見た目をした一匹の大きなドラゴンだった。
全身が赤銅色の硬そうなウロコに覆われ、開いた大きな口元に鋭い牙が見え隠れしている。今にも灼熱の炎を吐きだしそうだ。
まあ正直、俺のレベルなら楽勝なのだが―――今はこいつと殺り合うつもりはない。
「―――来るぞ!!」
盾役の戦士ロベールが躊躇なくパーティーの前に出た。踏み出した踵がドスンと鳴って地面に根を張る。
その直後、構えた大盾に紅蓮の炎が襲いかかり、俺たち残りのメンバーがロベールの背中に張り付いた。
ロベールの盾は直撃を防いでいるものの、勢いを削がれたブレスは左右に割れ俺たちパーティーの横をかすめて後方の壁を真っ黒く染め上げていた。チリチリと肌が焼けるような痛みが走り、すぐに全身へと広がる。
「水と大地の精霊様、我ら敬虔なる信徒お守りください―――スピリッツ・エンブレイス!」
癒し手のアンヌが回復魔法を発動した。が、ドラゴンブレスの威力は回復魔法の回復速度をはるかに上回っていた。
何かの焦げる臭いが鼻を突く。
「お、おい! 姫様よ、今すぐ得意の魔法を撃て―――! 全滅するぞ!」
「嫌です」
「お!? こ、このガキぃいいいーーー!! 聞いてんのか、死にたくなけりゃ―――」
「ふん」
俺の横で頬を膨らませたリューレインがそっぽを向いた。安定の皇女様だ。彼女の手は俺の腕を掴んでいた。ロベールの怒号が空しく響く。
「―――――――――っだぁあああ!! おいソウタロウ、横から奴の首を狙え!」
「いや、俺も無理だ」
「な、なんだって!? この糞野郎! いつもいつもおまえ抜きで戦ってんだろうがあー! マジでこいつは無理だ。ここはお前の出番だって―――ほら、な、頼むから‥‥‥」
頼まれてもダメなものはダメだ。ここで踏ん張れるかどうか―――みんなのレベルが上がらないと、この先詰む。
俺の言葉はさぞかし理不尽に聞こえるだろう。ロベールが首を捻って恐ろしい形相で睨みつけてきた。
「おまえ、先に殺してやろうか‥‥‥、このまま全滅してもいいのかよ‥‥‥はやく何とかしろ。ビビってんじゃねえぇえええ!!」
ロベールの怒号に、俺のことを師匠と呼ぶ盗賊職のダンが腹立たし気に反応した。
「おい、筋肉だるま~~~師匠をバカにすんな! 師匠はビビってねーし。ぐだぐだ言うひまがあんなら、あんたが自慢の盾を持って突っ込めよ」
「糞ドロボーは黙ってろ!」
「ドロボー言うなぁあああ!!」
「ぐぁあああ‥‥‥なんなんだ、何なんだこのパーティーは!? ほんとそろそろヤバいぞ!! 俺は決めた。今決めた。生きてここから出られたらこんなパーティーすぐに辞めてやるからなぁああああーーー!!」
悪いな、みんな。パーティーの中で剣士の役割はわかっている。俺は攻撃役だ。前衛で戦わなければ存在価値はない。でも、ダメなんだ。こんなところで戦ってこれ以上レベルを下げる訳にはいかないから―――――――――。
読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。
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