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4話 音楽準備室

白鳥のマウスピースを壊してしまった僕は落ち込み様に白鳥から自分が悲しいのでは?と悟られる。根本をつかれた様な気がした僕は何も言い返せぬまま帰宅する。

むしゃくしゃしたまま眠りにつくことができず、次の日の早朝から学校に行く事にした。

朝早くに音楽準備室から聞こえる音をたどり中を覗くと、、、

僕:あっ


白鳥:えっ!? ちょっと大丈夫?


不穏な破壊音と共にトランペットから外れたプラスチック製のマウスピースは吹けないほどにひび割れ、根本から粉砕されていた。


僕:ごめん。


そう言いながらトランペットを白鳥に返す。


白鳥:見た感じペット本体には傷ないみたいだし私は大丈夫だけど、手 怪我しなかった?


僕は手を見ると平に少しかすり傷をしていた。

それを見た白鳥はカバンから絆創膏を取り出し、僕の手の傷に貼り付けた。

パンダの絵柄の絆創膏が恥ずかしかったが、白鳥を見て謝罪と感謝を伝える。


僕:ありがとう。 それとごめん。マッピ壊しちゃって。


僕は下にうつむきながら話す。


白鳥:それはいいんだけど、ほんとに残念なのは私じゃなくてもう吹けないシノじゃない?


僕は白鳥の言った言葉に何も言い返せず、手に貼った絆創膏を見つめた。もう吹けない寂しさとこれから先この帰りがけに会う理由が無くなることが、僕の心を締め付け始めた。


白鳥:シノの音良かったなー


その日は壊れたマウスピースを手に持ったまま帰宅し、机の前に置いて眠りについた。 


次の日僕はいつもカバンの中にあるはずのマウスピースが入っていない事に不安を持ちながら、朝早くに家を出る。

学校に着いた僕は教室に向かう途中、ドンドンドンと何かを叩く音が聞こえてくる。

リズミカルな音をたどって見ると音楽準備室にたどり着いた。

準備室の扉の窓から恐る恐る中を覗くと、、、

そこには後姿だけが見え、何やらいくつか並んでいる太鼓を叩いているようだ。リズムよく跳ねる様な音は力強く体に振動が走る。


ドア越しに聞いていると突然後ろから声をかけられる。


謎の生徒:な〜に突っ立ってんだよ!


僕は急いで後ろを振り向いたが目の前が暗く、ゆっくり上を見上げた。するとかなり大きい影が僕を見下ろしていた。


高身長な生徒に腰を抜かし、扉に寄りかかる。多分身長180cmくらいはあるんじゃないかと思う。


謎の生徒:どけ、ジャマや!


かなり大柄な謎の生徒は勢いよく扉を開ける。扉に寄りかかっていた僕は急に支えがなくなり、後ろに転げ、尻餅をついた。


謎の生徒:なんちゃー テメーは

コソコソ覗きまがいなことしやがって!

なんか用があるんか!


僕は謎の生徒の大きな声とごつい体格に怯え、何も言えなくなっていた。


そんな時、太鼓を叩いていた人が席から外れ、こっちに歩いて来る。

僕は唾を飲み、リンチに合うかもしれないと覚悟した。


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