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プロローグ『童話』

 むかしむかし。

 町外れの森の奥に、魔女が住んでいました。

 魔女は時々、街に降りてきては子供たちに恐ろしい魔法を見せました。


 魔女の魔法に子供たちは魅入られてしまい、大人たちは子供たちを魔女から引き離しました。

 大人たちは子供たちを守るため、魔女には近づかないよう言い聞かせました。


 子供たちはやがて大人になり、その子供たちに魔女に近づかないよう言い聞かせ、またその子供にと言い伝えられていきました。


 魔女は嫌われ、恐れられ。やがて街に降りてくることも無くなりました。



 それからさらに年月はすぎて、だれも魔女が森の奥に住んでいるなんて話を信じる者が居なくなった頃。


 ひとりの魔法使いが、剣と焚き火の世界を、剣と魔法の世界へと変えたのです。

 魔法は人々の生活を支え、魔物から人々を守り、人々は一層魔法を学び繁栄させました。


 しかし、そんなことは知りもせず。

 未だに森の奥では、魔女が自分を虐げた人々を恨み。

 恐ろしい魔物と、暮らしているといいます。




〘魔女童話集より抜粋。〙

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