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《超長編》 異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで

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96話 火の鳥 雷鳥 コカトリス

俺たちが下に降りる階段を目指して移動していると

前方から巨大な火の玉が多数飛んできた


「火の鳥が多数いるゾーンみたい」

「火の鳥って実体あるんだろうか?」

「ゆきくん どうする? 氷漬けでもする?」

「とりあえず、めいちゃんに弱点看破スキル使って貰う」

「はい」


俺たちは会話をしながら火の玉をかわしつつ進んでいき

火の鳥が目視出来る距離までやってくると

芽衣がすぐさま弱点看破を発動する


「水に弱いですね 魔石は頭の額に埋め込まれてるみたい」

「めいちゃん ありがとう ぼくたちが水魔法ぶっ放している間に

 めいちゃんは額の魔石をひきぬいて」

「はい」


芽衣はビットを飛ばしていく

俺 美穂 未来の3人は水魔法を使って

火の鳥の周りを巨大な水の球を作り出していき火の鳥を

その中に閉じ込めていく

それを待って芽衣がビットを高速で操作していき

額にある魔石を引き抜いていく

引き抜かれた火の鳥はミアさんが回収していく


「実体はあるようですね

 肉自体は焼けてもないようですし

 耐性持ちなのでしょう」

「食べれるんだろうか? これ」

「どうでしょう?」


俺とミアさんの会話を美穂達はジト目しつつため息をついて


「食べることを前提に考えてる はぁ」

「ゆきくんらしいけどね」

「ですね」


火の鳥を収納していくミアさんを待ってから

先に進んでいくと今度は雷が至るところから降り注いできた

それだけでなく後ろからも火の玉が飛んでくる


「雷鳥と火の鳥 どちらも襲ってくるようだね

 ますますこの階層は普通の冒険者には

 かなり大変な場所だね」

「だよね わたくしたちは空を飛べるからともかく

 陸を進んでいきながら…これを相手にするのは

 至難の業ですね」

「さすが56階層と言ったところですね?」


のんきに語りながら進む

後ろの火の鳥はまとめて水の中にぶち込んで

芽衣が始末していく

そして真っ黒い雲の中から

雷を帯びた鷹のような鳥が数匹

勢いよく俺たち目かげて飛んでくる

くちばしで貫こうとしたり

足で捕まえようとしてくるのを俺たちは

かわしながら芽衣の弱点看破で弱点をみつける


「今度は胸の中です 魔石 弱点は土魔法でした」

「ありがとう みほちゃん みくちゃん

 思いっきり重力をぶつけよう」

「「うん」」


俺たちは雷鳥が飛び回っている一帯に

高重力場を発動させていき

雷鳥を重力で押しつぶしていく

身動きがとれなくなっているところを

毎度のことのように芽衣が始末していき

そしてミアさんが収納していく


「この鳥は鷹みたいな姿でしたね 鷹っておいしいのかな?」


ミアさんが収納しながら呟く


「食べたことないからわからない」

「確かに そうですね」

「「「食べることばかり いってる…」」」


美穂達は呆れてる感じだった

雷鳥を収納し終えて先に進んでいくと今度はうるさい鳴き声が辺りに響く


「ガァ…ガァ…ガァァ」


鴉のような声だけど違うなぁ

と思いながら移動していくと大きさとしては軽自動車くらいの

大きさで灰色の鳥が一面に飛んできた


「あれがコカトリスですね」


ミアさんが言うと

芽衣が青くなりながら呟く


「あんなにいっぱいいるの?

 石化攻撃してくるのに普通の冒険者はどうするの?」

「無理だよね 普通」

「わたくしたち以外はこの階層は無理だと思いますね この様子だと」

「ですよね こんな難易度の高い階層は…」


未来達が語り合っているのをよそに

俺はコカトリスの大群に風魔法を使い全部まとめて

空気で圧力をかけていき高密集空間を作り出す


「めいちゃん みほちゃん みくちゃん あとはまかせた」

「はい コカトリスも額みたい 未来様 みほさん

 ビットで魔石引き抜き処理してきます」

「「うん」」


3人ともビットを飛ばしていき

高速で額にある魔石に魔力の糸絡めて引き抜く

もちろん無理矢理引き抜くからコカトリスは暴れるし

鳴き声がうるさく辺りに響き渡る


「「「「「「「ガァーガァーガァーガァー」」」」」」」


俺はイライラして


「あー うるさい 沈黙」


唱えてコカトリスの鳴き声を沈黙させる


「ゆきくん キレちゃったね」

「うるさかったですからね 鳴き声」

「いろんな意味でこの階層はストレスたまる階層だよね」

「「うん」」


美穂達がそんなことを呟いていた

とりあえず、下の階層まで降りる階段まで辿り着いた

階段の前には…この階層で1番大きい鳥が一匹階段を守るように

佇んでいた


「鶏みたいな容姿だけど大きいよね」

「色もカラフルだし」

「鑑定してみると七色鶏とでているみたいですね」

「なるほど めいちゃん」

「はい あれは胸に7つ魔石埋まっているみたい

 しかも火水風土氷雷光の7つの属性持ちだって」


芽衣が困惑そうに説明する


「なんというか下の階層にいかせたくないというのが

 感じ取れるよね」

「そうだよね この下って…は虫類階層だよね」

「たしか そのはずです」

「ドラゴンとか出そうだもんねぇ」

「えぇ…ここからは実力がないと降りれないという感じなのでしょうね」


俺の呟きに美穂と未来が語り合っている


「うーん めんどくさいので4人でビット飛ばして

 魔石引き抜きでいいんじゃない?」

「「「はい」」」


俺たちは一斉にビットを飛ばす

いくら相手が速く動こうがステータスで俺たちより高いわけもない

あっさりと7つの魔石を引き抜かれて


「クゥ…」


沈むとミアさんが回収していく

回収か終わると目の前に宝箱が現れた


「レアモンスターみたいでしたね さっきの」

「宝箱が出たもんね」

「えぇ」

「なにが出るのでしょう? とりあえず、罠感知…特にないです」


俺たちは目の前にある宝箱を開けてみるのだった


食べることしか考えていない

幸正とミアでした


ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

面白いと思っていただいたら

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