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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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95話 もう一つの地球?

俺たちは56階層に集まっていた

芽衣が少し遅れてやってきた


「めいちゃん なにかあったの?」

「あ うん 深愛様から陛下に頼まれ事の伝言受けて

 ちょっと行ってきたの」

「なるほど めいちゃんの闇魔法も貴重だから

 色々めんどくさいことさせちゃってるようで…ごめんなさい」

「幸正くんが謝ることでもないし平気だよ

 ただ、わたし特殊任務受けること増えそうよね 今後も」

「拘束と自白だけでも貴重だもんね」

「うん 未来様とみほさんは聖魔法の使い手だから

 治癒系だよね 要求されるところは」

「そうだね みほちゃん達はそうだよね」


俺と芽衣が会話していると美穂と未来が俺たちの方にやってきて

未来が芽衣にねぎらいの言葉を言う


「芽衣さん お爺様の依頼お疲れ様」

「いえいえ」

「それでどうでした? 反月の財閥は?」

「はい 教会との繋がりと各議員との繋がり

 ほとんど吐かせました 陛下が動くそうです」

「そうですか 邪神を崇めるなとはいいませんが

 国を覆すような行動をするのは容認出来ませんからね」

「はい それにしても邪神って何なんでしょうね?」


芽衣が首をかしげながら言うと

美穂がそこで芽衣に述べる


「わたしの予想だけどね 邪神が魔法をこの世界に組み込ませたと言うことなら

 その邪神…転生者だとは思うけど

 イギリス アメリカと言った英語圏の人間なんじゃないのかなって

 ゆきくん そう思わない?」

「みほちゃんの予想も当たっていそうな気はぼくも思う

 魔法が英語になっている件とか

 術式のスペルも英語だよね」

「うん そうだよね めいちゃんの拘束とか自白は

 口では月宮語(日本語と言った方がいいと思うけど)で

 言ってるけど英語変換して発動してるよね」

「はい 確かに脳内では英語の読みが浮かんでます

 わたし自体は英語はわからないので

 浮かび上がった魔法の読みだけ脳内で発音してるだけです」

「そう言うこと考えると魔法システム自体が

 英語を得意とする転生者が組み込んだとこになると

 わたしは思うの」

「みほちゃんの予想があってるとして

 その転生者は何のためにこんなことしたのか…だよね?」

「「「うん」」」

「わたしの管轄外だったしその転生者のことは知らないけど

 となると…転生者は少なくても二人いるのよね」

「ミアさんの他にも地球で管理している人って多数なんだよね?」

「それはそうですよぉ 地球にどれだけ人間がいると思うのです?

 それを一人で管理なんて無理じゃないですか

 あと 人間って神様が自分たちを見ていると思ってますよね」

「はい 宗教団体のバカどもはとくに」

「ゆきくん 口悪いよ」

「ゆきくん 宗教とか嫌いなの?」

「あ つい…」


美穂と未来に突っ込まれてしまうと

苦笑いしながら言う


「仮に人間が言うように世界をわたしたちが作ったとして

 そんな宇宙全体を全部作った場合

 余計に地球のことなんてみてられないですよ?」

「確かにそうだよね 地球なんて天の川銀河の辺境だし

 こんなところをみているわけないですよ」


ミアさんの意見に俺も答えていると

美穂達が首をかしげてしまう


「地球って日本とかアメリカがある星だよね」

「この世界の場合は…この星はどこにあるんでしょうか」

「難しくなりすぎて頭が痛くなっちゃいます」

「そういえば…この世界って?」


俺はミアさんに聞いてみると


「ここも地球ですよ ただし、悠が知っている前世の地球とは別の次元のものですね」

「なるほど!!!」

「そうすると…東側にゆきくんの前世の地球と同じように

 アメリカ大陸と似たような大陸がありそうだよね」

「はい 気になるのは

 月宮が大陸の極東であるけど

 ゆきくんの前世の地球ではこの極東に日本があるようですよね」


未来はネットで地球の地図を表示して調べていく


「未来の言うとおりです この月宮は悠のいた前世の日本ではなく

 大陸から切り離されたというか海面の上昇で

 日本海が出来た世界ではなく大陸と繋がっていた状態の世界ですね」

「なるほど となると地球に存在しているものは

 こちらにもあると言うことならば

 鮭とかうなぎもいる可能性もあるのかな」

「「ゆきくん どうして食べものに」」


そこでミアさんが

この世界の地球儀をウインドウ表示させていく


「これが…こちらの世界の地球の現状です」


俺はそれを見ながら


「ほぼ同じみたい」

「えぇ…ただし海に魔物がいるから行き来するのは難しいですね」

「あと 日本海がなくなっているよね」

「日本海のところが西の街などがある場所ですね」

「この世界の全体像ってこうなってるんですね」

「そうすると月宮は大陸のごくわずかですね」

「魔の森が大陸全体をしめているってことなのでしょうか」


美穂 未来 芽衣もそれぞれ感想を述べていた


「ミアさん 地球と同じならヨーロッパもアフリカ大陸もアメリカ大陸も

 人間がいると言うことですよね?」

「えぇ…そうですね 地球と違うのは魔物のせいで

 大航海時代がないと言うことでしょう」

「なるほど ならば…白人が攻めてくるまでに

 国防力を高めましょう」

「悠…はぁ 月宮の技術の方が他の国より優れていくんだから

 そこまで力入れる必要性ないと思いますよ?」

「そうは言うけど

 大航海時代 白人が有色人種を奴隷にして

 搾取時代になったのは地球を見てればわかりますよね?」

「まぁ…そうですね」

「だから 彼らが月宮に攻めてきたならば

 容赦なく返り討ちにさせます」

「もう ゆきくんってば すぐそうやって…」


美穂が呆れたように言う


「こっちの世界の白人がどうかわからないけど

 少なくても前世の話で言うならば

 あいつらは自分たちが一番強いとか思ってる連中なんだから

 攻めてきたら完膚なきに潰して

 瞬間移動してその国の王室に隕石落としますよ ぼくは」

「ほどほどにしようね? ゆきくん」

「そうですね 魔物がいる海を渡ってくるような事態は

 まだないんだから…神経質にならない方がいいですよ?

 ゆきくんがこれから飛行機開発とかいろいろしますよね?

 前世よりは月宮は安全だと思いますよ?」


美穂と未来に諭されてしまう


「それはそうとして

 索敵終わってますよ コカトリス 火の鳥 雷鳥などいましたね」


ミアさんが話を切り上げるように

索敵した結果を話す


「コカトリスは石化睨みがあるのが厄介だね」

「「「状態異常無効だけど」」」

「ぼくたち以外だとこの階層は大変そう」

「うん」

「火の鳥は炎系で攻撃してきそうだし」

「雷鳥というと…雷系になるのかな

 どれもこれも普通の冒険者だと大変だね」


美穂達がそう話してくる


「どうしようか?」

「「「うーん とりあえず階段まで最初にいこう」」」


俺たちは下に降りる階段まで最初にいくことにした


もう一つの地球

並列世界ですね 予想はしていた人もいらっしゃると思います


ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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