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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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94話 宗人の任務

宗人視点です

そして短めです

「なんだとっ! あのばか孫はなにをしでかした

 よりにもよって…」


とある部屋で男の怒鳴り声が響く

俺は…それを天井裏で聞いていた

陛下のご命令により

未来様に手を出した少年の家の方に忍び込んで

天井裏から様子をうかがっていた

幸正から貰った指輪の力は本業でもかなり役に立ってくれていた


「月宮を陥れるために色々していたというのに

 わが財閥の素性が月宮にしられてしまったじゃないか」


そこに警護をしているものがやってきて


「会長 直にここにも月宮のものがやってくると思われます」

「ふん シラを切ればいい」


俺は天井裏から様子を録音しておき証拠として残しておいてある

幸正がこういう機能を付けておいてくれたことには感謝だな


「この国は邪神様のものだったはずだ

 忌々しい月宮の始祖が邪神様を封印しおってからに」


男は悪態をつきながら言う

なるほど邪神教の信者でもあるのか

ダメージ無効と状態異常無効があるなら

こいつらを制圧してしまって

こいつとの繋がりのある家の資料を押収してしまった方が良さそうだな

俺は念のために深愛様に念話を入れてみる


「深愛様 今時間ございますか?」

「宗人ですか まだ美幸と絵美は料理を作っているし

 お昼までは時間ありますよ? どうしたのです?」

「先ほど未来様に手をあげた少年を拘束して

 その少年の財閥の家に今忍び込んでいるのですが

 ダメージ無効等はあっても

 俺自身のステータスなんて…レベル40手前でして」

「不安と言うことなんですね わたしも家に住ませて貰っていますし

 手伝いますね そこの座標を送って下さい 指輪に念じればいいだけです」

「はい」


俺は言われたとおりにここの位置を念じて深愛様に送ると

すぐに深愛様が目の前に現れる


「すごい」

「そういう機能ですから 悠の能力はなんでもありなので」

「幸正ってとんでもないですね」

「そうですねぇ さて、いきますね」


深愛様がそう言うと天井裏から降りて

男と警護の男の前に現れる


「なにものだ きさま」


男は深愛様を見て怒鳴り

警護の男は深愛様を殴ろうとしていた

俺はその隙に男の後ろに飛び降りると

思い切り後ろから首に手刀を入れる


「うぐっ…」


警護の男が俺に気づき慌てて俺のところに近づこうとすると

深愛様は警護の男の後ろに素早く近づくと

胴を両手で掴みそのままバックドロップするように放り投げていった


「思い切り手加減はしましたよ? 死なない程度には」

「深愛様ありがとうございます」

「いえいえ とりあえずこの人達を縛っておきますので

 宗人は部屋にあるものをすべてアイテムホックスに入れていってくださいね」

「あ はい 調べるのは戻った後で出来ますね」


俺は片っ端からアイテムボックスに入れていき

隠し扉がある場所も深愛様がサクッとみつけていき

重要書類等すべて押収した後

男二人を連れて瞬間移動で皇室に戻る


「陛下 戻りました」

「宗人 ご苦労じゃったな それでそこのものが」


陛下はゴミを見るように男を見る


「あとで芽衣を呼んで自白させて貰おう」

「承知しました あと 押収した書類等は陛下に

 お渡ししますのでアイテムボックス転送許可を」

「わかった」


俺は陛下にすべてを渡して拘束した男達も

陛下の傍にいる護衛に引き渡した後

深愛様と一緒に家に戻る

家に戻ると絵美と美幸さんが料理を作っているところだった

しばらく待っていると正太も家に戻ってきて

俺たちは少し早めのお昼ご飯をとるのだった


「あなた 任務お疲れ様」

「深愛様が手伝っていただいたおかげで…」

「いえいえ」


俺だけだったら時間かかっただろう

そして人を呼ばれる恐れもあっただろう

深愛様には感謝しかない


ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

面白いと思っていただいたら

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