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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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92話 休み時間のトラブル

1時間目が授業が終わり休み時間に入ると

俺たちは教室で過ごしていると

入口方面から上級生3人組が俺たちの元にやってきた

土曜にも絡んできていた連中だったから

念話で未来達に


「あいつら また来たけど?」

「そうですね しかも教室まで乗り込んできたようですね」

「お姉ちゃん目当て?」

「わたしたちは大人しくしてよう」

「あ ぼくは念のために様子を録画しておくから」

「「ゆきくん」」

「幸正くんって…こういうところは抜かりないよね」


こんな会話をしていた

そうこうしているうちに3人組が未来の席にやっていき

一人が未来に話しかける


「未来様 今日はお時間ありますでしょうか?」

「わたくしはあなたたちと話す気もありません」


めんどくさそうに冷たく答える未来に

3人組が苦虫をかみつぶしたような表情になると


「ぼくたちはお金もあります」

「未来様に満足出来るように致しますので」

「何卒」


そんなことを口走る彼らを見て未来は

ため息をつきながら言い放つ


「はぁ…お金はあなたたちの親達でしょう?

 親の七光りでなにを言っているのでしょう?」

「「「ぐぬぬっ」」」

「ぼくたちが下手に出ているからって…調子に乗るなよ」


3人組の一人がついカッとなって未来に手を出そうとすると

未来はそのまま相手の手をつかみ取り力を入れていく


「ぐっ、いたっ…」

「そちらの二人もそうなのでしょうか?」


他二人にも睨み付けながら言うと

二人とも真っ青になりながら首を振る


「離せ このアマ 皇女だからといっていい気になるなよ」


未来に捕まれているそいつが吠えているのを

冷めた顔で見る未来


「本性出しましたね? あなたの親と祖父は…とある財閥でしたか?」

「そうだ それがなんだ?」

「それで…その財閥は反月宮と繋がりはあると言うことですね?」

「ぐっ…ぼくは知らない 反月宮なんて知らない」

「ふーん? 芽衣さん」

「あ はい」


不意に芽衣の名前を呼ぶ未来に慌てて芽衣が返事をする


「彼らを拘束して自白を」

「あ はい 闇拘束」


芽衣が闇拘束を発動させると

3人を黒い触手が縛り付けていき


「「「なっ、なにをする これは」」」


その様子を見ているクラスメイト達は

キラキラして芽衣を見ている


「めいちゃんの魔法 間近で見れたぁ」

「テレビより鮮明だね」

「うん すごいよね」


脳天気に感想を語っている周りをよそに

芽衣は自白魔法も発動させる


「お爺様が常々言っていた 月宮が邪魔だと

 そして未来を取り込めるなら取り込めと

 あんな小娘なら取り込むのも簡単なはずだ

 抵抗するなら力で従わせればいい

 所詮は小娘…と」

「ぼくはただ…彼の友達で今日も一緒についてきただけで

 未来様に手をあげようと時はびっくりで

 でも、未来様は難なく手を押さえつけてしまうなんて

 怖くなりました」

「ぼくも同じで月宮様に対してなにも考えてません

 ただ、仲良くなれたら…お父さん達も喜ぶだろうなと思って」


3人が語り始めていくと

リーダー格の人間以外は反月宮とは無関係な様子だったが

未来は美穂に教師を呼ぶように指示して

俺には月皇陛下へ報告を指示してきた


俺は月皇陛下へ念話を送る


「もしもし」

「なんじゃ? 学校の時間じゃないのか?」

「あ はい 今 休み時間でしてトラブルがありまして

 みくちゃんから念話で報告してって」

「なるほど して…なにが起きた?」

「詳しいことはいまから送る動画を確認してください」

「動画というと土曜日のようなものじゃな?」

「はい」


俺は今し方起きたことの動画を陛下に送る


「ふむ…反月宮と繋がりのある財閥の子どもか

 わかった そちらに人を送ろう」

「ありがとうございます」

「それにしても…未来も普通に強いな はぁ

 相手が殴りかかろうとしてきた手をつかみ取って

 握りしめて押さえつけるなんて…」

「まぁ ステータスがステータスですから」

「うむ…話は変わるが…今日は56階層だな?」

「はい 鶏肉沢山とれると思いますので

 唐揚げを夕ご飯に頼む予定です」

「唐揚げとは…………あ、こう言うものか」


どうやらネットを検索したみたいだ


「多めに作って貰うので出来上がったら届けます」

「それは楽しみじゃ…ともかく

 急いで人をむかわせるので

 そのものの身柄は教師に預けておけ」

「はい」


俺は陛下とのやりとりを終えて未来に伝える


「わかりました 身柄は先生に任せます

 そして…お爺様 はぁ…唐揚げ楽しみと言ってましたか

 じゃあ、ダンジョンから戻って

 ゆきくんの家で作るの手伝ってからかえります」

「うん」


しばらくすると美穂が先生を連れて戻ってくると

先生が青ざめてしまっていた


「未来様 おけがはございませんか?

 なんて言うことをしてくれたのでしょう

 まさか 生徒に反月宮勢力の子どもがいるなんて…」

「怪我はありません 直にお爺様が人をよこすと言うことですので

 このものの身柄を預けます

 まさかと思いますが教師の中にも反月勢力が

 混ざっていると言うことはありませんよね?」

「め、め、めめめめめっ、滅相もございません…」

「もし、混ざっていることを発覚した場合 いいですね?」

「はひ、今から職員全員を調べていきますので」


やってきた先生は拘束された3人を連れて

職員室に戻っていく

先生が出ていくのをみてからクラスメイト達が騒ぎ始めた


「わぁ 未来様強い」

「めいちゃんもすごい あんな簡単に自白させていくなんて」


そんな周りの様子を聞いて

芽衣は赤くなって小さくなっている


「はずかしいよぉ…」

「芽衣さん ありがとうございます」

「あ いえいえ 未来様」


休み時間にこんなトラブルがあったものも

授業は問題なく消化していき

お昼となり下校時間になった

俺たちクラスはその場に留まって待っていると

母親と絵美 そしてミアさんがやってきた


ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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