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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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90話 3人の手料理

俺は大人しく昼ご飯が出来上がるまで待っていると

父親と宗人も外から戻ってきたようだ

それとミアさんも瞬間移動でやってきて

席に座りながら待っている様子だった


「幸正 美幸達は台所か?」

「はい そろそろ出来る頃だとは思います」

「わかった 宗人とここで待つことにしよう」

「あ そうだ 幸正 昨日は大変だったな」


宗人が俺にそう語りかけてきた


「大変なのはお母さん達だったと思う

 やらかしたのがぼくたちだし」

「確かに そうだな」


宗人が苦笑いしながら言う


「それにしても国全域を覆う結界とか

 いつもながらとんでもないことするよなぁ」

「やり過ぎかもしれないけど…海を安定化させたくて」

「魚だよな ネットで調べてみたけど

 鮭やうなぎもうまそうだったなぁ」


父親がそう言ってくる


「この世界に鮭とかうなぎがいるのかどうかはわからないけど

 海に魔物がいると生き残れてないのかなって」

「どうだろうなぁ 海にも普通の生きものは残っているはずだと思うのだが」

「魚料理自体 この国だと少ないよな 正太」

「確かに 川魚がほとんどだな

 魔物は強いから簡単にとれないし」

「あ それだけど経験値倍増付与ゲートをダンジョン入口に設置するから

 国民全体のレベルも上がっていくと思います」

「そっか 俺もダンジョン少し行くか」

「俺も付き合うぞ」


父親がそう言うと宗人もにやりと笑いながら言う

そんな会話をしていると女性陣が台所からやってきて

机の上に昼ご飯を並べていく

とんかつもどき えびフライ いかフライだった

他にはキャベツのせん切りも皿に盛ってある

ならべおえると

3人がテレながら口を開く


「揚げ物 わたしたちも作ったから」

「食べてほしいかな」

「うまく出来ているとは思います」

「3人ともありがとう

 とんかつもどきは小さめぽいけど

 3枚あるのは3人それぞれ作ったのが盛ってるから?」


俺がそう言うと母親と絵美が


「そうよ」

「だから全員のを食べれると思うわよ

 あなたも正太さんも…ね?」

「「あぁ…いただきます」」

「「いただきます」」


俺たちはいただきますをして

食べ始めると美穂達は俺の様子を恐る恐ると確認していた


「「「どうかな?」」」

「うん おいしくあがっているよ」

「おいしいですよ ちゃんとあがっているし固さもちょうど良いわ」


俺とミアさんがそう答えると3人がホッとして自分たちも食べ始める


「うん ちゃんと出来てる」

「失敗してなくてよかった」

「うん」


俺は3人が作った料理を残さず食べていく

父親も宗人も途中から泣き出していたようだ


「うぅ…美穂と未来様が料理作るなんて」

「3人ともいいお嫁さんになりそうで…」

「やめてよ お父さん」

「宗人 わたくしが料理作ることが意外でしたか?」

「あ いえ 皇女様が手料理って…予想してなくて

 美穂もそうだけどまだ7歳なのにこんなにうまく」

「なるほど…そうですね まだ7歳」


芽衣は俺の顔を見て「あっ」と思い出すように聞いてくる


「幸正くん 成長倍増スキルってスキル習得にも関係してるんだよね」

「うん そうだと思う めいちゃんの闇魔法も二刀流も」

「そうなると料理スキルもこれで手に入ったのかな?と」

「おそらく入っていると思う」


俺がそう言うと

芽衣 美穂 未来の3人が自分のスキルを確認する


「「「あっ、あった 料理スキル」」」

「幸正 わたしと絵美さんは?」


母親がそう言うと

俺は母親と絵美の所持スキルを表示させる


「わたしたちも料理スキルあるわね 農耕・栽培もあるね

 家事 裁縫などもやっぱりある」

「この辺は毎日しているから身についているんでしょうね

 普通はスキルまで確認出来ないから」

「そうね 絵美さんの方は…護衛が本職だけに

 剣術、暗殺、諜報もあるわね」


母親達の会話を聞き流しながらご飯を食べ終えた後

美穂達に明日の予定を聞く


「みほちゃんたち 明日56階層だけど4時まで56階層にいる?」

「明日は空を飛ぶ相手だよね 鳥類の階層」

「えぇ、そうみたいですね」

「牛 猪ととれたから鳥もいっぱいとりたいのね? 幸正くんは」


3人がそう言った後

3人ともお互いにアイコンタクトをしてから


「「「56階層で」」」

「じゃあ、明日もゆっくりしよう あ お母さん」

「うん? また食べもののことでしょ?」


母親がジト目をして言う


「小麦粉はパンがあるからあるとして

 片栗粉もあるの?」

「片栗粉もあるわよ あと卵も品質管理されてるはずだし

 殺菌してから出荷されているはずだよ」

「なら 生卵も食べるのは出来ていたのね」

「そうね 出したことはなかったけど」

「それで 明日 鳥いっぱいとるから

 唐揚げで」


そこで父親と宗人がネットを見て

ゴクリとつばを飲んでいた


「唐揚げね 絵美さんも明日の夜また ここで」

「はい わたしの方でも作り方確認しておくから」

「お母さん おばさん ありがとう

 唐揚げには檸檬もかける人いるから

 お好みで用意してあるといいかも」

「「わかったわ」」

「明日は唐揚げ 唐揚げもはじめて食べることになるから

 楽しみ」


ミアさんはニコニコとして言う


「「「唐揚げ…しらべよう」」」


美穂達がウインドウを開いて

唐揚げの作り方を調べてみている


「魔物の鳥だから大きいだろうし

 骨付きのは難しそうね」

「そうですね もも肉を使うとしてどれくらいの大きさの

 魔物になるか…ですよね」

「大きいときは適当に切り分けて…だね」


3人がネットを見ながら相談始めている

こうして日曜日のお昼は過ぎていくのだった


今日も100/日PV超えました

5日連続 ありがとうございます

ユニークの方で見ると20人いるかいないかですが

継続して見て下さる方いるだけでもありがたいものです

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