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《超長編》 異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで

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88話 両親との会話

芽衣視点です

記者会見から帰宅して家に戻ると

お父様とお母様がわたしに真剣な顔で話しかけてきた


「芽衣」

「話があるから部屋に来なさい」


お父様が部屋に来るようにと言うと

わたしは二人の後をついて行き部屋に入り

二人の向かい側で正座をする

お父様達を見ると頭痛そうにしていた


「皇室から連絡が来てな

 夕方まで帰宅はしないという連絡だった

 毎日 夕方までいないから心配はしてなかったのだが

 テレビを見ていた店の者が慌てて

 俺に連絡してきて…初めて知ったんだが

 はぁ…未来様と仲良くなってほしいとは言ったが

 まさかダンジョンに一緒に行っていたとは思ってなかった」

「芽衣 アイテムボックスと言う魔法

 わたしは特に気にとめてなかったけど

 その中に入っていた…お肉とかは

 もらい物じゃなくて…本当は狩ってきたものなのね」


二人とも言いたいことをわたしに聞いてきた

わたしはどこから話そうと考えながら口を開く


「お父様の言われたとおり

 未来様と仲良く…先週の月曜日に

 幸正くんと美穂さんが学校に編入してきた日

 幸正くんがたまたまわたしの隣の席で

 それで話せる機会が出来たから運がよかったんだと思います」

「なるほど 幸正様が芽衣を強くしたのだな?」

「わたしだけじゃなく未来様と美穂さんも同様ですけど」

「テレビの特番に流れていた芽衣達の戦闘映像

 俺もお母さんも正直驚いてしまってて

 そのあとの反月左翼記者を拘束して自白魔法を使ったり

 自分の娘なのかと思えなくなってしまうほど

 衝撃だった」


わたしは両親の前で14歳の姿に変身してみせる


「これが幸正くんから貰った力

 ダンジョンで戦うために変身」


14歳の姿を両親が目を大きく開いて

わたしをじっと見つめてくる


「「………」」

「お父様 お母様?」

「あ…うん 芽衣 この姿って何年後なの?」

「7年後 14歳の姿」

「そうなんだ こんなに可愛くなってるんだね」

「7年後か ほんとに可愛くなってる」


わたしは赤くなりながら


「お父様もお母様も…そんなに可愛いとか言わなくても」

「「そうは言うけど」」

「それで芽衣 お前のその力って…俺らみたいな平民が持っていて

 いい力じゃないよな?」

「うん わたしが貰った指輪の機能は

 未来様と美穂さんに比べて制限は設けているから」

「制限?」


お父様が首をかしげながら聞いてくる


「お父様 洋服のサンプルね あれ 幸正くんからなんだよ」

「えっ? ゆかり様には詳細を教えられなかったが

 幸正様がサンプルを?」

「はい 幸正くん 前世の記憶持ちだから

 前世 この世界じゃない世界 ここより科学が進んでいる世界からの記憶

 洋服等もすべて…その世界からなの」

「そうなのか もしかして

 羊毛 繭 虹糸 すべて芽衣や幸正様がダンジョンから?」

「そうです わたしが直接渡したらわたしの能力がバレちゃうから

 未来様に全部預けて…だったの」

「そうだったのか 大量にゆかり様からいただいて

 研究開発もかなりはかどってはいるからありがたくて」

「どれくらい出来ました?」


約2週間近く経っているから

研究開発の度合いが気になりました


「あぁ…簡単な作りのものならある程度出来ている

 Tシャツ ワイシャツ ブラウス ポロシャツ

 男物のパンツ 女物のパンティは

 デザインの種類は少ないが量産出来るようにはもう少しでなる」


お父様の説明に耳を傾けながら進行具合を確認する

シャツ類とパンツ類…ブラは難しいのかな


「ブラは難しいのです?」

「それなんだが…国にいる女性をサンプルとして

 胸を計測してどのサイズがどれくらい必要か調べてから

 生産になる予定でしばらくかかるだろう

 あとホックの仕組みは理解は出来た

 肩紐をワイヤー入りにすると

 それに必要なワイヤーも作らなきゃならないし

 カップに入れるワイヤーもそうだな」

「なるほど ワイシャツ等はボタンはどうするのです?」

「それもボタンだけ作る工場も用意した

 そしてボタンを取り付けるための作業員も

 時間毎に雇用を募集させている

 これによりより多くの雇用も見込めるようだ」


わたしは難しい話はまだついて行けてないですが

雇う人が増えると支払うお金も大変になりそうなのですが


「お金は?」

「それは月宮様から援助もいただいているし

 服を作るための材料は芽衣達のおかげで沢山貰ってるから

 支払いに困ることはない」

「よかった あと 洋服を作ることに反対する人たちは?」

「まだシークレット事業だからマスコミには

 感づかれてはないと思うが

 月宮様が主導するとなれば…一部の反対派は反対するだろう」

「やはり…お父様 お母様 幸正くんから渡されたものがあります」


わたしは幸正くんから渡された指輪を二人に渡す


「これは?」

「芽衣の指輪と同じもの?」


すると…お父様が聞いてきた


「機能的には色々省いてますが

 ダメージ無効 状態異常無効 自動反撃 自動拘束が備わってます

 お父様方になにかあっても指輪が守ってくれます

 むしろ 攻撃してきた相手の方が危険だと思いますが…」

「「………」」

「幸正くんは敵対者には容赦しませんので

 相手がどうなろうとしりません」

「はぁ…幸正様 なんと恐ろしい 芽衣 お前が

 幸正様の傍にいてくれることが幸運だと感じる」

「幸正くん 別に誰彼構わず排除しようとしてませんから」

「あ…あぁ 俺たちも絶対忠誠誓う

 それで…芽衣 どうするのだ この店の跡継ぎ

 他の男には芽衣を渡したらダメだと感じる

 色々 ヤバイものだらけだから」


確かにそうですよね

わたしが他の男にとられたら色々と

やはり幸正くんと結婚が1番安全だと思います


「美穂さん 未来様もいますけど

 3人とも幸正くんのお嫁さんになれるなら

 この国にとっても安全なのも知れません」

「確かに…そうだな

 俺は反対しないから…」

「わたしも…」

「お父様 お母様 ありがとうございます

 家の都合で好きでもない相手と結婚とか嫌でしたので」

「「芽衣…」」

「あなた わたしもまだ若いから

 その…芽衣の下にもつくりませんか?」

「………そうだな 芽衣を跡継ぎにしないように」


両親がそんなことを話しているのを聞いていて恥ずかしくなってきました


「あと 明日のお昼 幸正くんのお母様に料理教わってきます」

「「えっ?」」

「芽衣 花嫁修業はまだ早いでしょ」


お母様が慌てて言う


「花嫁修業じゃないですから

 とんかつとかえびフライとか作りたいので」

「とんかつ? えびふらい?」

「そういえば特番でも記者が食べていた料理があったな それなのか?」

「はい 作り方覚えたら家でも作りますので」

「楽しみにしているわね」

「材料はダンジョンでなのか?」

「はい 今もアイテムボックスにいろいろ入ってます」

「アテムボックスだけでも十分すごい」

「えぇ…そうね」

「それでは 少し部屋で休みます」

「夕ご飯出来たら呼ぶから」

「芽衣 明日は幸正様によろしく伝えてくれ」

「はい」


わたしは両親との会話を終えて部屋に戻るのだった


芽衣の能力が両親にバレちゃう話ですね


さて、ヒロイン3人の中で

皆さんはどの子が好みでしょうか?


ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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