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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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72話 虹蜘蛛

わたしはおねえちゃんと一緒に西の方にむかうと

深い森が広まっていた

中に入りながら索敵をすると

虹蜘蛛がぽつりぽつりと発見できた


「おねえちゃん もう 数体 発見したけど どうする?」

「そうですね 蜘蛛自体は氷魔法辺りで氷らせてしまって

 蜘蛛の糸を採取しましょう?」


わたしたちは近くの木を細長い棒に

切断していきアイテムボックスに使わないものは仕舞い

虹蜘蛛がいるところにむかう

大きさは5メートルほどありそうなものだった

背中が七色になっているようで

普通の蜘蛛に比べて大きいから見た目も気持ち悪い


「気持ち悪い」

「そうですね 虫は嫌いです はぁ フリーズ」


お姉ちゃんはため息をついた後

問答無用でフリーズを唱えて蜘蛛を氷付けにしてます


「おねえちゃん 問答無用になってるね」

「みたくもないですもの こういうの」

「あは」


氷付けにした虹蜘蛛は放置で蜘蛛の巣にある糸を

先ほど作った暴で絡め取っていきます


「粘り気はあるようだよね この糸」

「そうですね くっつけられたら大変ですね

 色は虹糸なのかな キラキラしてる感じですね」

「うん きれいな色だよね これで服作ったら高そう」

「そうですね 44階層にも報告あるみたいですし

 少数は今までも採取している人がいると思いますね」

「そうなのね」

「みほさん 手分けして採取していきましょ」

「うん」


わたしたちは索敵をしてウインドウを見ながら

蜘蛛を目視できる距離になり次第片っ端から

フリーズで氷らせていく

辺りには氷の塊がゴロゴロと出来てしまってる


約3時間ほど蜘蛛の糸を集めていて

おねえちゃんが時計を確認する


「そろそろ4時になりますね」

「うん そろそろ戻ろう」


わたしたちが戻ろうとしたとき

目の前に虹蜘蛛じゃない蜘蛛がすぅーっと沸いてきました


「魔物って…こんな風に沸いてくるのね」

「わたくしもはじめて見ました 鑑定してみましょ」


わたしたちは二人で鑑定をしてみると


「「ダークアダマンタランチュラ?」」

「アダマン? 金属だよね?」

「はい 金属のはずです それが名前にあるというのは

 硬いからでしょうか」

「うーん」


わたしたちが首をかしげていると

それが動き出してきて口から猛毒の液体をふきだしてきたようです

動き自体は速いとは思えないので


「おねえちゃん これ レアだよね」

「はい そうだと思います」

「仕留めちゃいましょ?」

「そうですね あ カメラでこれを芽衣さんに送りますね」

「弱点看破スキルだね」

「はい」


おねえちゃんか芽衣さんに

ダークアダマンタランチュラの写真を送りつつ

念話で弱点看破スキルを依頼しました


「そんな魔物もいるんですね その魔物は

 胴体に魔石があるようです」

「「芽衣さん ありがとうございます」」

「いえいえ」


芽衣さんから弱点を教えて貰ったあと

わたしたちはビットを飛ばしていき

ダークアダマンタランチュラの魔石がある胴を

ビットに光の刃を発動させ切断して

魔石を取り出します

魔石がなくなった魔物は活動停止していきます


「魔石はエネルギー資源にもなるからアイテムボックスに入れて

 本体の蜘蛛はどうしよう?」

「わたくしが持ちます 硬そうですし素材になると思います」

「なるほど…」


おねえちゃんがそれをアイテムボックスにいれたあと

その場所に宝箱がポップしました


「レアな魔物だから宝箱も?」

「そうかもしれません あけてみますね」


おねえちゃんが宝箱を開けてみると

中には布が何枚も入ってました

虹糸で作った虹布とアダマン素材の布?

他にもポーションやエーテルも何本かありました


「アダマン素材の布は金属なの? 布なの? わからないよね」

「はい 英雄さんに預けましょ」

「うん 虹布はおねえちゃん」

「わたくしから呉服店にわたしますね

 ポーションなどは二人でわけましょ」

「うん」


そうしてレアな魔物を危なげなしに片付けてから

階段に戻るわたしたち

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