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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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71話 54階層

俺たちは54階層に瞬間移動すると

ミアさんがフロアマップを展開して索敵を始める

俺は芽衣に話しかける


「今日は54階層だけにする?」

「どうして?」

「糸集めを集中してもいいかなって」

「未来様、みほさんは?」

「わたくしはとくに反対しません」

「わたしも」


二人とも異論なしという風に芽衣に答える


「ありがとうございます 糸集め頑張ります」


俺はミアさんの方を見る


「下に降りる階段まで直線でむかうと

 カブトムシやらカマキリやら

 必要ないモンスターばかりですね」

「そうですか 巨大シルクワームなどは?」

「シルクワームは階段からみて東側 かなり遠いですね

 西側に虹蜘蛛が多数いるようですね

 あとは 南東側にキラービーが多数と言ったところですね」

「ありがとうございます そうすると

 一度階段まで全速力で飛んで行って瞬間移動出来るようにして

 芽衣さんは東側に…かな?」


3人とも「あっ、そうか」と言う表情になる


「ゆきくん 頭いいよね 一度階段まで行ってしまえば

 瞬間移動できるもんね」

「わたくしたちは虹蜘蛛のほう むかいますね みほさん いい?」

「うん あ ゆきくん 蜘蛛の糸はその辺にある木の枝でも

 使って絡め取っちゃうのがいいのかな?」

「それでいいかも 蜘蛛は…フリーズでも使って氷らせるとか

 適当にしていいから」

「うん」

「はい それで、ゆきくんは?」


未来がそう聞いてくると

俺はキラービーの方面に行くことを伝える


全員 空中に飛行して

ミアさんのウインドウを見ながら階段をめざす

カマキリ カブトムシの魔物が途中

飛行してやってくる

大きさとしては人より大きい

2、3メートルぐらいあるものがほとんど

下を向くと

巨大なミミズ 50メートルほどあるようなものがいた

それが起き上がり俺たちの目の前に

壁のように塞がってくる

美穂と未来が鬱陶しいと思ったのか

一気にホーリーを一面に散乱させて

辺り一面を光の球で埋めつくして殲滅させていた

その隙に風と炎を使って

ジェット噴射のように魔法を後方に吹き出し

全員が手を握り加速していく

加速に伴い前方向の空気圧があるが

そこにも風のシールドを張ってしまっている


「ゆきくん 風と炎でこんなことできるんだね」


美穂がジェット噴射のことを聞いてくる


「炎を燃やすために空気が必要なのは前世の世界なんだけど

 こっちでも空気中に酸素があるようだし

 圧縮させた空気を後方に向けて噴き出せば…と思って」

「難しいことはわかんないけど

 これが魔法と科学の連動なのかな」

「ゆきくん 他にも科学の知識で応用出来るものあるんだよね?」

「うん 色々出来そうだと思う

 たとえば水魔法で水を作った後高圧縮させたあとで

 炎魔法をその水に重ねると

 水蒸気爆発にも出来そうだろうなぁとか

 水は電気分解させれば水素と酸素に分解できるから

 水素を取り出すのも水と雷でやれそうだし

 取りだした水素を氷魔法で液体まで冷やして

 液体水素を作るとか」


俺が色々 喋っていたら

美穂が俺の頭を叩く


「ストップ 難しくてわかんないよー」

「ゆきくん そういう話は英雄さんにしたらいいです」

「わたしもわからないです」


3人とも暴走した俺を睨んでいた


「ごめんなさい」

「でも、科学のことを知れば魔法に応用出来るのね」

「普通の人には思いつかない使用方法とかありそうね」


美穂と未来がそう言う

そんな会話をしつつ階段にめざしていき

道中にいる虫型モンスターは邪魔なとき以外は無視して

階段までむかう 時間的には十分足らずだった


「階段までついたね ここを覚えておこう

 一応 写真でも撮ってウインドウに表示させるようにしよう」


俺は階段の上空で視界に映ったものを

画像で残しておきウインドウに表示させて

それぞれに転送する


「ゆきくん また変な使い方」

「驚かないことにしたけど 便利なことばかり思いつきますよね」

「あの 幸正くん 写真撮影とかは着いてるんです? わたしの指輪に?」

「あ いま 思い浮かんだから アップテートするね」

「「「もう…」」」


俺は全員の指輪の機能にカメラ機能も追加する


「これでよし」

「それじゃあ、わたしたちは蜘蛛 おねえちゃん 行こう」

「はい あ 索敵も 指輪にあるんですよね

 深愛様が普通にしているなら機能に組み込まれてるとみて

 いいんですよね?」

「うん」

「行ってくるね」

「行きますね」

「未来様 みほさんありがとうございます」

「そっちもがんばってね」

「繭 大変そうだと思いますが」

「うん」


美穂と未来がそう言うと西の方に飛びながら移動していく

芽衣はそれを見届けた後

芽衣も東の方へ移動しようとするのを

俺は呼び止めて


「あ 芽衣さん ミアさんも一緒に」

「えっ? 深愛様 よろしいのですか?」


芽衣はミアさんを見る


「問題ないですよ 手伝います」

「ありがとうございます」


芽衣とミアさんが東の方にむかうのを見てから俺も移動するのだった


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