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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
中央での生活 ダンジョンに入るまで
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51話 お爺様とお父様との念話

わたくしは瞬間移動で帰宅すると

念話でお爺様やお父様に連絡を入れる


「ただいま 戻りました 連絡したいことがありますので

 念話にしました」

「未来 おかえり またなにかやらかしか?」

「幸正がなにかやらかしたのか?」


お爺様もお父様もやらかし前提で聞いてくる

ゆきくんがやらかすのは日常茶飯事なのだから

仕方ないのですが…


「はい」

「今度は何をした?」


お爺様がそう聞いてくる


「順を追って云いますので

 まず、学校で明智英雄と接点を持ちました」

「未来が一昨日 調査依頼をしてきた者か」

「はい 休み時間にコンタクトを取り放課後に会話が出来ました」

「そうか」

「そこで魔法陣や術式などの研究をしているとの話を伺いまして

 ゆきくんが興味を持たれました」

「なるほど 魔法陣や術式はダンジョン内に転移装置として

 存在しているもの以外は我々にとって未知なものだが

 その研究か」

「はい しかも術式に書かれている文字を

 ゆきくんやみほさんが確認したところ

 前世の世界の外国の文字だったというのが判明しました」


わたくしがそう言うと念話越しに

むせ込むようにしているお爺様とお父様の声が聞こえてきた


「どうなっておる?」

「わたくしの予想では魔法そのものは外国の言葉がほとんどなのではないかと

 思います」

「ふむ? たとえば?」

「たとえば火の魔法 ファイア 水の魔法 ウォーター

 他にもプロテクトアクセラレートにしてもそうです」


わたくしは念話をしながら

ウインドウを展開して翻訳サイトを開いて

それら言葉を英語に翻訳してみてた


「そうだったのか あ カタカナは外国の言葉になるのか?」

「はい お爺様がお察ししたとおりです

 そして術式はカタカナ表記ではなく英語表記で

 刻み込めばいいのではないのかという…推測です」

「なるほど しかし そうなると 魔法自体

 始祖である転生者がもたらしたものなのか?」

「その可能性はあると思います

 こればかりは始祖様に直接会ってみないとわからないことですし

 今となっては」

「「そうか」」


わたくしは本題に移ろうと思い

あらためて、お爺様とお父様に話を始める


「術式と物質に魔法を込める方法の実験を

 明智英雄さんに依頼しましたところ

 材料が足りないと言われまして」

「「材料?」」

「はい 魔力を通す素材です」

「現状 知られておるのは高位の魔物の素材や

 ミスリル以上の金属素材だが」

「しかも 高位魔物は50階層より先とされているし

 ミスリルもそうだ 国としてもミスリルなんて

 希少素材であるがためホイホイと出せない」


お爺様達がそう答えてくる


「はい そこで わたくしたちがダンジョンに籠もる

 許可をいただきたいと思って連絡しました」


わたくしがそう言うと

お爺様とお父様はますます念話なのに声を荒げて


「なんじゃ?」

「なんだ?」

「「未来をダンジョンに?」」

「わたくし ゆきくん みほさん

 それから紺菱呉服店の娘である芽衣さん

 あと 輪廻の管理者様 一昨日に具現化すんだようです」

「「輪廻の管理者様」」

「未来 ただちに美穂を呼び出してくれ あと 幸正も」

「俺はゆかりに連絡する」


お爺様とお父様の声が二人してあわててしまったようです


「わかりました このあと連絡しますので念話は終了します」

「「あぁ…急ぎだぞ」」

「はい」


わたくしはお爺様達と念話を終了させると

ゆきくんとみほさんに念話を送る


「わたくしです」

「みくちゃんどうしたの?」

「おねえちゃん どうしたの?」

「お爺様とお父様にダンジョンの件伝えました」

「「あ ありがとう」」

「そこで輪廻の管理者様の話もしたので

 お爺様達が慌てて このあと夕ご飯ですが

 深愛さんもふくめて両家 召集されました」

「「あ やっぱり」」

「お土産とか準備しなくていいので すぐ来て下さい」

「「はい」」


わたくしがそう伝えると二人とも

すぐ支度してくれたようでした


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