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《超長編》 異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
食の祭典 当日

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504話 食の祭典 1日目 5

夢子視点です

ブクマ いいね ありがとうございます

「お父さん お母さん 支度は終わりましたか?」


わたしは時計を見ながら両親に確認をする


「あぁ…厨房にいる料理人達も準備完了だ」

「会場に同行するのは太一さんと他3名と…お父さんでしょうか?」


会場に向かう人数をあらためて確認すると

お父さんが頷いた


「店の方は変わらず営業する予定なのでな

 残った面々で頼むことにする おまえ あとはよろしく」


お父さんがお母さんをみながら言うと

お母さんも頷いて「任せてください」と答えていた

わたしとお父さんは厨房に向かい太一さん達を見る


「太一 準備は終わったか?」

「はい 料理長と寿司職人志望の二人も準備万端です」


太一さんがお父さんの問いかけに答えてきました

その横で料理長さん達もせっせと持っていくものを並べています

わたしの方を見た料理長さんが声をかけてきました


「お嬢様 これらをお願いします」


並べられたものをみて頷いたあと

わたしはアイテムボックスに収納していきます

ここ1週間ほど…酢飯を作ってはアイテムボックスに収納する

その繰り返しで酢飯の準備もしていましたし

わたしは時間あれば55階層へ向かい

まぐろ えび いか たこ かにと狩って

材料確保もこなしてました

幸正くん達と数日ほど会っていなかったりもしてます

皆さんそれぞれ忙しいでしょうから

仕方ないとは思ってます

今日からの本番…握り寿司はまだ…お店には出していませんし

今日はマスコミ関係者や食品会社、百貨店関係者

その他 いろんな会社のお偉いさんが

来場すると予想されます

握り寿司が受け入れられるかどうか

不安もあったりします


「夢子 不安そうだが…大丈夫だろう

 握り寿司は受け入れられるはずだ 虹色少女隊と宝石少女隊の

 みなさんも宣伝しているわけだから」


お父さんが不安を顔に出していた

わたしに向かって安心させるように言ってきました


「はい そうですね それじゃ、手をつないでください」


収納を終えて同行者全員で手をつないでいく

手をつないだのを確認してから、わたしは会場へ瞬間移動をする

会場に着くと…それぞれのブースでせわしなく

みんな準備をしていました

わたしたちも同様に準備に取りかかります

アイテムボックスから材料などをとりだしていき

刺身等は冷蔵庫へ調味料は戸棚へ

適切な場所に置いていき準備を進めていきます

太一さん達…料理人さん達も緊張した面持ちで

せっせと働いてます


「お父さんは…お偉いさんの対応お願いします」

「もちろんだ そのつもりで来ている

 夢子は…握り寿司か?」

「はい わたしも作れるようにはなってますので」

「5人いれば…今日は大丈夫だろう 心配だが」

「はい どれくらいの人が訪れるか未知数ですし」

「そうだな とにかく初日だ みんな頑張ろう」

「「「「「はい」」」」」


お父さんの言葉にわたしたちは頷いて

準備を黙々と進めていった


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