487話 拓郎さんの家で
音美視点です
次回は水曜日になります
また501話から週1回更新に変更しますので
ご了承ください
わたしたちは拓郎さんの家に瞬間移動をして
居間に招かれて机を囲んで座ると
市場で買ってきたものをアイテムボックスから取り出していき
机の上に置いていきます
その間に拓郎さんは丼を人数分用意したり
わさびと醤油などを運んできてくれました
みんなで思い思いに丼にご飯を入れてから
その上に買った具材をのせていきます
まぐろ、鮭、鯛、かつお、ひらめ、ホタテ、牡蠣、いくら、えびと
見栄えをよくのせていきました
周りを見ると広大くんと隼人くんは
それほど見栄えに拘りなくのせているみたいです
ひよりちゃんは…牡蠣は別にしていました
なのはちゃんと杏ちゃんは、わたしと同じように
見栄え重視みたいです
みんなが作り終えたのを見て拓郎さんが
醤油とわさびを指差して…わたしたちに話しかけてきます
「醤油にわさびを混ぜて丼にかけてもいいし
辛いのが苦手なら醤油だけでもいい
その辺は君たちの自由にしてくれ」
「「「「「「はい」」」」」」
わたしたちは思い思いに…わさびの量を調整して醤油に混ぜた後
丼にかけていきました
わたしの場合は…少なめにすることにしました
「「「「「「「いただきます」」」」」」」
手を合わせて「いただきます」をしてから食べ始めました
一昨日も刺身の盛り合わせを食べましたけれど
今日のは…それよりも新鮮で食べたことのないお魚もあって
感激してしまいます
ひらめや鯛は白身なんですね
まぐろやかつおみたいな濃厚なものではなくて
淡泊な味わいでした
ホタテも淡泊なのですが弾力があります
牡蠣はと言うと口に入れてかんだ途端に汁が溢れ出たり
濃厚で甘くて…こんなにおいしいなんて…
「ん~しあわせ」
思わず、ひよりちゃんが口ずさんでました
「ひよりちゃん しあわせそう」
「うん しあわせ こんなにおいしいんだもの
えびも…わたしたちの世界の魔物より小さいけれど
このサイズなら丸ごと食べられるものね」
「そうだよね 魔物のえびは切り分けないとだめだけど
これなら…まるごとだものね」
えびのサイズもかなり違う
このサイズ…10センチから15センチサイズだと思いますが
これならまるごと…できますね
他のみんなも幸せそうに食べていますし
一昨日も食べましたけれど刺身は本当においしいです
わたしたちの世界でも絶対に広めたいです
そんな思いを改めて胸にしてしまいました
「ねぇ 杏ちゃん」
「ん? なのはちゃん なに?」
「わたしたちの世界でも海に行けばいるのかな? 魚」
「いるとは思うかな ただ、魔物もいるから
普通のお魚がどれくらいいるかはわからないよね」
「だよね 幸正様達が結界をはったみたいだけど
時間かかりそうだよね?」
「だねぇ でも、いずれは海の生きものも増えそうだし
漁が出来る状態にはなるんじゃない?」
「だね それ以外にもダンジョンで」
「うん」
二人ともこんな会話をしてました
確かに…わたしたちの世界の海は魔物もいますし
幸正様が結界をはってから
そんなに経過してないので…まだまだだと思います
わたしたちの世界の海でどれくらいのお魚がいるのか
わからないですし…もうしばらく時間はかかりそうですね
マイ海鮮丼を食べ終えて
休憩をしてから拓郎さんに連れられて
どこかの大きなお店に行くことになりました
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