485話 魚市場 1
音美支店です
次回は金曜日になります
501話から週1回更新に変更しますので
ご了承ください
拓郎さんの瞬間移動でやってきたところは
大きな建物の裏でした
わたしたちは辺りを確認して誰もいないことを見てから
表に移動して行き建物の中に入っていきました
冬場なので寒いのですが…中を見渡してみると
通路があって天井から案内板がぶら下がっていて
どこに何が売られているのかわかるようになっていました
魚の生臭さというのでしょうか?
匂っていますが…とりあえず、気にせず拓郎さんに連れられて
移動することにしました
「まず、最初に居酒屋メニューで使うための鮭と
白身魚…カレイや鱈を購入しようと思う」
「「「「「「はい」」」」」」
拓郎さんに連れられて売り場を移動しながら周りを見て歩いてます
わたし以外のみなさんも…はじめて見る魚の数々に
目を輝かせながら見ていました
「ねぇ 音美ちゃん みたことのない魚がいっぱい」
ひよりちゃんがわたしに話しかけてきました
「はい いろんな魚がいるんですね どういう味なのでしょう?」
「気になりますよね」
「はい」
こんな会話をしながら移動して行き
拓郎さんが目当ての売り場をみつけたようで
売り場のおじさんに話しかけています
「鮭 数十匹欲しいのだが?」
「いらっしゃい 数十匹ですか 用意出来る数は
20ほどしかないので…それ以上は他をあたってくだせぇ」
おじさんが申し訳なさそうに答えています
「そうですか 20で…大きめですか?」
「はい 大きさは問題なく大きいですぜ」
そう答えると…おじさんが鮭を持ち上げてみせてくる。
わたしたちはそれを見て目を丸くしながら驚いてしまいます
「普通の魚でも…これくらいあるんですね」
「だね 魔物に比べたら小さいけれど」
わたしとひよりちゃんは周りに聞こえないように話していた
杏ちゃんとなのはちゃんも周りを見ながら
わたしたちの護衛をしてくれています
そんなこんなで鮭を購入すると拓郎さんが
売り場のおじさんに鮭が入った箱を
建物の隅に置いて貰うように頼んでました
「毎度あり でも、こんな量 大丈夫ですかい?」
おじさんが首をかしげながら問いかけてくる
「帰りに車を出すので問題ない」
「わかりました」
そのあと、カレイと鱈も相当数…購入していき
一通り購入がすんだあと
拓郎さんがわたしたちに向かって話しかけてきました
「最初に購入したものをアイテムボックスに仕舞い込んでおこうと思うから
おかせて貰ってる場所に行ってくる
君たちは市場を見て回っていいので…お金も預けるぞ」
と言い…わたしにお金を渡してきました
「あのう? なにを買えば?」
わたしは戸惑いながら聞き返してみると
拓郎さんがにやりと笑いながらわたしたちに答えてきました
「ここで売られているもので…その場で食べることも出来るものもある
たとえば…生牡蠣などは…購入したその場で食べることも可能だし
気になった魚などを買ってアイテムボックスにいれてから
帰ってから食べてもいい
その辺は君たちに任せる 待ち合わせは最初に飛んできた場所で」
拓郎さんがそう言うと購入したものを撮りに移動して行きました
杏ちゃんが拓郎さんについて行くようです
わたしたち4人となのはちゃんで色々とみて歩くことにしました
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