483話 ひよりの様子
ひより視点です
次回は月曜日になります
501話から週1回更新に変更しますのでご了承ください
「ただいま」
ことりお姉ちゃんが戻ってきたみたいなので
居間の方に向かうことにした
俊彦、良治、淳の弟たちは幸正様から
野球のグローブ?とボール、サッカーボール?をいただいたみたいで
夜ご飯食べた後も体育館に行ってるようだった
わたしはと言うと…明日着ていく服をどうするか迷っていて
あれこれと…幸正様から頂いた指輪を使って
ネット検索をしているところだった
「おねえちゃん おかえりなさい」
「うん ただいま 疲れたよぉ ラジオ番組やら取材やら
わたし 話するの苦手なのに うぅ…」
お姉ちゃんがわたしの顔を見ながら泣きそうになっている
アイドル活動って大変だなぁってあらためて感じてしまう
わたしはアイドルめざさなくてよかった…と思いつつも
お姉ちゃんに話しかけた
「お疲れ様 大変だね 毎日」
「うん 大変…だけど…わたしより色々こなしている
句美子ちゃんと美海ちゃんを見ると…がんばらなきゃって」
「そっかぁ 句美子さんって真ん中の人だよね」
「うん 最初の話で好きな色…みんなで話していたみたいで
句美子ちゃんが好きな色…桃色とか赤だったから
そのまま真ん中のポジションになったみたい」
「赤が真ん中って決まりなの?」
「うーん そんなことはないと思うけど…だいたい真ん中だねぇ」
お姉ちゃんが考えながらウインドウを開いて
いろいろなアイドルの写真とかをみせてきた
確かに5人組のアイドルなどを見ると
赤い服を聞いてる子が真ん中が多かった
「いろんな子いるね みんなかわいい」
「だよね こういうのを見ると…わたしたちはまだまだだなぁって」
「で、でも…おねえちゃん達も可愛かったし」
「ありがと ひより それで…ひよりの方はどうなの?」
お姉ちゃんがわたしのことも気になったみたいで聞いてくる
「うん 拓郎さんに色々教わっている
あ 夜ご飯食べた?」
そう言えば夜ご飯?と思って聞いてみた
「まだ食べてない お腹すいたよぉ」
「じゃあ、夜ご飯用に作ったパスタ4種類」
お姉ちゃんの言葉を聞いた後で
アイテムボックスから夜ご飯用に練習として作った
4種類のパスタをとりだして机に置く
「ナポリタン カルボナーラ ペペロンチーノ ミートソースね」
「うん 冷凍食品のと比べても…おいしくは出来たとは思う
お母さんもお父さんもおいしいって言って貰ったし
他の家族もみんな好評だった」
「他の家族…みんなで7階層で食べたのね」
「うん 全員分つくるのは…わたし一人じゃ出来ないから
音美ちゃんや広大くんと隼人くんも…それ以外にも
さくらさんとぼたんさんの妹さん達も同じく」
「大人数なんだぁ にしても…さくらさんとぼたんさんは頼りになるよね
今年から正式な侍女になったばかりなのに」
「うん すごい…水魔法と火魔法を使って…お湯沸かしたりもしていたもん」
「あはは コンロで沸かすより楽そうだもんねぇ
水魔法はさくらさん 火魔法をぼたんさん」
「うん それぞれ分担してしているのもすごいなって
あ わたしも指輪頂いたけれど戦闘関係の機能を無効にした状態なので
わたしは強くならないから」
「そっか 幸正様 その辺のことは棲み分けしてますからね
ダンジョンに行きたい人と普通に料理人したい人と
指輪の機能をわけているもんね」
「うん それで…明日 拓郎さんについて市場に行く予定なんだけど
何を着ていけば良いのか悩んでて…」
「指輪で変身出来るから服装は好きなものイメージすればいいよ?」
「それなんだけど…どういう服装がいいの?」
わたしは首をかしげながら聞き返す
「一般的な洋服…かな」
お姉ちゃんがウインドウに日本でごく普通に着られている洋服を
色々と見せてきてくれた
「こんな感じかな 寒いから…上はブラウスにトレーナーかセーターと
厚めのコートなどを着て…下はスカートでいいんじゃない?
素足見せたくないならストッキングを履いたり
そもそもスカートじゃなくてズボンでもいいよね」
お姉ちゃんが洋服を色々と見せてきながら説明をしてくれる
「なるほど こういうものなんだぁ 洋服も色々あるんだねぇ
参考にします」
「うん 拓郎さんによろしくね」
「うん」
お姉ちゃんと会話を終えて
わたしは自室に戻り洋服を色々とネットで見て回って
着ていく服装をイメージして試しに着てみることにした
変身機能を使うのもはじめてなのでドキドキしちゃいました
変身って…一度全裸になっちゃうんですね
これは人前でするのはだめですね
気をつけないと恥ずかしいことになります
結局、水色のブラウスに紺色のセーター、青系のスカート
厚めのコートという感じにしました
明日は色々楽しみです
みたことのない食材が色々見ることが出来ると思うと
わくわくが止まりません
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