477話 妹たちの話
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次回は月曜日になります
子ども達と一緒に7階層へ戻り
辺りを見回してみると…芽衣とあやこの方も
餃子作りもひとまず終わっていて後片付け中だったり
おねえちゃん達はパスタ作りしているみたいだった
見たところナポリタンを作り終えて後片付けをはじめるところだった
俺たちが戻ってきて…ちょっと後から
美穂達も戻ってきたようで俺に話しかけてきた
「ゆきくん ちょっと話しあるの」
「うん?」
美穂が冬美達をちらっと見ながら俺に言う
「冬美ちゃん達も役に立ちたいみたいで
ダンジョン行きたいと言い始めて…どうしよう?」
「なるほど 上の子達が色々しているから?」
「うん」
「とりあえず、読み書きと計算が出来るようになることと
わたくしが諭しましたが…それが出来るようになってから
どうしましょうか?」
未来も話に入ってくる
「そうですね 読み書きと計算を優先にして
来年4月からは学校にも行くことになるでしょうから?」
「義務教育が始まりますね 確かに
午後は時間があるわけですが…わたくしたちと一緒に
ダンジョン探索が無難ですね?」
「ぼくたちと一緒なら危なげもないですし
それが無難なところですか…あっ、冬美ちゃん達 ちょっと」
俺は冬美、晴美、八重 亜子 早紀 ゆうき達を呼ぶ
「「「「「「はい」」」」」」
「今 みくちゃんとも話しあったんだけど
4月からでどうですか? ダンジョン行きたいなら
それまではきっちりとミアさんに勉強を教わってください
4月からは学校も始まるので低学年は午前授業ですし
午後は…ぼくたちと一緒にダンジョンにですが
それで問題ありませんか?」
「「「「「「あ、はい…」」」」」」
「ぼくとしては…どなたかアイス専門店を立ち上げて貰いたいのですが」
音美 広大 隼人は料理人志望ですし
ひよりはパスタ専門店 宮野家の面々はラーメン屋さんめざしているし
アイスクリーム専門店をやってくれる人がいたら助かるんだがと聞いてみた
「「「「「「アイス専門店」」」」」」
「チョコレートをどうするかを考えてダンジョン探索手伝おうとしたんです」
ここで育美が口を挟んできて補足を言ってくる
「なるほど…カカオですね」
「それで…ゆきくん カカオ豆か苗木を日本から購入が
1番手っ取り早いんじゃない?」
美穂が俺に提案してくる
「確かに…そうですね こっちの世界のアフリカ大陸までいくより
苗木を買ってきて栽培するのが安全か」
「でしょ? 他にも栽培しないとだめなものいろいろあるし」
「だね カレーの材料になるスパイスとか色々あるか
お父さんや岩倉さんだけじゃ足りないな 農業部門も」
「そこは…お爺様に伝えて人員を確保しますので
栽培しなきゃならないものを…一通り、わたくしがリストアップします」
「じゃあ、未来ちゃんに任せることにして
アイス専門店やりたい方いないですか?」
冬美達を見て問いかけてみる
すると遠慮がちに手をあげる子がいた
「あのぉ…わたし興味あります」
「「あっ、おねえちゃんするの?」」
「えっと…確か…みゆさんの妹のひみかさん?」
「はい 夢前ひみかです 午前中にアイス作りしましたけど
興味わいてます チョコレートも」
「ひみかちゃんするなら…わたしも手伝おうかな?」
美海の妹の詩音が口を開く
「しおんちゃんいいの?」
「うん わたしも海音も進路まだ決めてないし
お姉ちゃんみたいにアイドル活動する自信もないので…」
「うん アイドル忙しそうだね お姉ちゃん…」
二人とも美海を見てアイドル活動は大変そうだと思ったらしい
「早紀とゆうきはどうする?」
「おねえちゃんがするなら手伝う」
「わたしも」
どうやら夢前姉妹と種田姉妹がアイス専門店を
引き受けてくれることになった
「ひみかさん しおんさん みおんさん助かります」
俺は3人に頭を下げた
「「「いえいえ」」」
話も一段落したようで
居酒屋チームと定食屋チームの方に顔を出すことにした
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