473話 美穂達の様子 2
次回は金曜日になります
「「「美穂様 未来様」」」
冬美ちゃん 晴美ちゃん 八重ちゃんの3人が
わたしたちの名前を呼んでくる
わたしとお姉ちゃんの二人は3人の方を見る
「育美お姉ちゃんはダンジョンに行くんだよね?」
冬美ちゃんが育美さんを見て問いかける
「うん そのつもりだし…すでに行っているけれど」
「わたしたちはだめなのかな?」
「冬美?」
「「舞菜香お姉ちゃんも育美お姉ちゃんも強くなってて…」」
「ななみお姉ちゃんもそう」
「みゆお姉ちゃんも…ひみかおねえちゃんは料理してるけど
わたしとゆうきは遊んでるだけだし…」
「うん…」
冬美ちゃん 晴美ちゃんを皮切りに
八重ちゃん 早紀ちゃん ゆうきちゃんも同じように口にすると
大人達も含めて頭を抱えてしまっているみたい
「美穂様 どうしよう?」
育美さんが周りを見ながら真っ先に
わたしに聞いてくる
「おねえちゃん どうする?」
わたしよりもこういうときは
判断力などに優れているお姉ちゃんの方がいいと思うから
お姉ちゃんにタッチする
「そうですね 冬美ちゃん達 遊んでるだけはいやなの?」
「「「「「「はい」」」」」」
「「「「「「「「「「「あなたたち…」」」」」」」」」」」
冬美ちゃん達の返事に困惑する大人達
「ゆきくんに頼めば指輪は貰えますが
冬美ちゃん達はまず…勉強と体力作りを
優先してください
勉強のために深愛様がいるのですから
学校にまだ行けないとしても基本的なことは覚えて貰います
体力作りは…まぁ…指輪の機能があれば
ステータスはあがりますが
まずは読み書きと計算出来るようになること
それを優先にして貰います
来年になってから…4月からは義務教育も始まると思いますが
学校が終わったあとでダンジョンにというかたちにしましょうか?
それまではしっかり勉強して体力作り優先です」
お姉ちゃんがそう提案すると
大人達は困惑気味になっているようだけど
冬美ちゃん達はひとまず納得してくれたみたいだった
「みほさん あとで…ゆきくんに報告しないとですね」
「うん あっ、料理に加わっている12歳から14歳の方はどうしますか?」
冬美ちゃん達だけじゃなくて
詩音さんや海音さん いのりさん もえさん まこさん ひみかさんにも
問いかけてみることにした
「「「「「「わたしたちですか?」」」」」」
「妹たちがこの通りですが…詩音さん達はどうします?」
わたしが問いかけてみると
みんな考え込んでしまったみたい
「来年夏までは料理が中心ですし」
「うん でも、15歳になっちゃうと働きに出ないと…わたし来年15歳」
いのりさんがちょっと焦りを感じているみたいです
「いのりさん 侍女見習い受けるんですか?」
「出来れば…受けたいですが…周りを見ると
すでに進路を決めている子もちらほらいましたし
音美ちゃんとか料理人ですよね
わたしはどうしようって迷ってます
侍女見習い…3月の面接に応募はします」
「なるほど 今いる 見習いの方達 色々普通じゃなくなってますから」
「「そうですね」」
お姉ちゃんの言葉にまいさんやゆかさんが苦笑いをしながら答える
「虹色少女隊は侍女として勤めるよりも
アイドル活動を優先すると思いますから
いのりさんの世代の方も多めに採用されるとは予想してます
わたくしやみほさんは護衛もいりませんし
お世話係も必要ないと思いますが
普通の人もやっぱり必要でしょう
化け物だらけだと…他からの妬みなども酷くなりますし」
「ただでさえ…戦力が集中してるもんね わたしたちの周りに」
「えぇ まぁ、攻撃してこようとする愚か者もいないようですが
ゆきくんがやらかしてしまった邪神教の件で
国民も理解したのでしょう 逆らったらまずいということ」
「あはは ゆきくん 容赦ないからね」
「そうですよね お爺様やお父様が…あの時どれほど苦労したと思いますか」
「まだ牢屋の中にいるの?」
気になったので聞いてみた
「そうみたいです まだ死刑執行はおこなわれてないと思いますし」
「そっか…脱線してしまったけど
いのりさんだけじゃなくて…詩音さん達も
さくらさん達や句美子さん達みたいに強くなりたいかどうか
考えてください」
「「「「「「「「「「「はい…」」」」」」」」」」」
このあと…卓球やバドミントンを
みんなで楽しんで夕方まで過ごすことになった
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