468話 ひよりの話
ひまり視点です
次回は月曜日になります
お父さんの手伝いをするために
由美ちゃん達と一緒にかなり広い台所にやってきてみると
侍女さん達やそのご家族も何家族か残っていた
「お父さん お母さん わたしと由美ちゃん あとおばさん達も
手伝いをするから」
わたしがそう言うと…お父さんが「ありがとうございます」と
おばさん達に頭を下げていた
わたしは辺りを見回して確認する
音美ちゃん…久保響子ちゃんの妹や
隼人くんと広大くん…工藤ひろみちゃんの弟たちはもちろん
午前中に引き続き残っているようだった
他にもさくらちゃんとぼたんちゃん その妹さん達も
残ってくれているみたい
そして…ことりちゃんの妹のひよりちゃんも
残っていたので話しかけることにした
ちなみにめいちゃんやあやこちゃんの方には
すみれさんやかえでさん達、宮野あいさん達のご家族も
残っているみたい
それ以外にもちらほらと残っていて
餃子作りの手伝いをするみたいです
「ひよりちゃん ちょっといいかな?」
わたしはひよりちゃんの近くに行き話しかけると
ひよりちゃんはハッとしてわたしの方をふりむく
「えっと はい…」
不安そうにわたしの方を見ているひよりちゃんに
優しく問いかけることにした
「お父さんに用事あるんでしょ?」
「そうなのですが…タイミングかなかなかなくて」
「そっかぁ 音美ちゃん達とは違う目的なの?」
「そうですねぇ 音美ちゃん達は料理全般という感じですよね」
「確かに…そうだね みた限りだと」
「わたしは…出来たらパスタ関係を教わりたくて
でも、タイミングが合わなくて言い出しにくくて」
と言いながら…どうしたらいいのかわからない状態になっている
ひよりちゃんをみて…わたしは思いついたことを言う
「塩辛作りが一段落したら
夜ご飯も兼ねてパスタ何種類かつくってみる?」
「いいのですか?」
「ちょっと待ってね お父さん ちょっと」
わたしはお父さんに話しかける
「うん? ひよりちゃんのこと なにかわかったのか?」
「うん パスタ料理を覚えたいみたい」
「なるほど ナポリタン以外も?」
お父さんがひよりちゃんを見て確認する
「はい かるぼなーら? みーとそーす? ぺぺろんちーの?
姉が冷凍食品で家族に食べさせていたのですが
興味持って…パスタ専門店開きたいなと」
「わしか出来るのは普通のものだが
それでいいか?」
「はい 基本的なところから覚えたいので」
「わかった そうすると…塩辛を作り終えてからでいいか?」
「はい」
「じゃあ、ひまり 悪いが材料調達頼めるか?」
「うん 大量に調達してくるね 夜ご飯用に」
「あっ、そうか…音美ちゃん達もそれで大丈夫か?」
「「「はい」」」
3人とも頷いた
わたしは由美ちゃんにあとのことを任せることにして
日本に戻り材料調達をはじめることにした
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