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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
中央での生活 ダンジョンに入るまで
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44話 ミアさん

本文にも出ていますが

ミアのイメージボイスは井上喜久子さんです

芽衣と別れたあと俺は美穂を呼び止めた


「みほちゃん ちょっといい?」

「うん ゆきくんの部屋がいい?」

「そうだね」


俺は美穂と一緒に自分の部屋に移動して

美穂と向き合うかたちで座る


「話って?」

「輪廻の管理者様のこと おばさん達には?」

「あ 伝えたよー うん OKは貰ってるから」

「いいのね 年齢高めで頼む予定だけどいい?」

「うん 何歳にして貰うの?」

「20歳ぐらいかなぁ ミアさんの感じだと

 ふわふわ系おねえさんにみえるから」

「そんなにふわふわなの?」

「うん 呼び出すのは いつがいい?」

「うーん 今日は遅いし 明日なら伝えておくから」

「わかった 明日の放課後にみほちゃんの家で」

「うん 明日ね」


美穂は話が終わると家に帰っていく

俺はミアさんに交信を送る


「もしもし」

「悠 こんにちは いろいろやってますね」

「科学進歩とか…問題ないんですよね?」

「はい わたしたちはそう言うのには干渉しませんし

 その世界の人間達にすべて委ねてますから」

「よかった それで具現化ですが明日の午後で大丈夫?」

「はい 本体がそちらの世界に行くというわけでないですし

 問題ないですよ」

「20歳ぐらいの女の子…でお願いしたいかな」

「わかりました わたしの声聞いていて どんな人を浮かびました?」


ミアさんの問いかけに俺は

ミアさんの声で明確なイメージは前世の日本のアニメ

17歳教の某声優さんを浮かんでしまっていた

おね○いテ○ーチ○ーの先生などのイメージが強かった


「先生です めがねをかけた…」

「あの作品の先生ですか わたし あんな感じのイメージなんですね」

「はい ふわふわしているし」

「最優先事項よ…なんて…わたし言いませんよ」

「あはは 明日の午後に」

「はい 明日ね わたしも上位次元から降りてくるのは

 数万年ぶりなのかなぁ ずいぶん久しいから楽しみですね」

「ミアさんの場合 時間の概念とかなさそう」

「そうですねぇ 悠たちの三次元世界の常識では

 考えにくいところですし」

「なるほど… それでは 明日」

「はい 明日」


翌日 放課後

俺と美穂 そして未来の3人は美穂の家に集まった


「おばさん達は?」

「いま 戻ってくるって念話きたよ」


美穂がそう答えると俺と未来は

おばさん達が戻ってくるまでしばらく待つ


……

………


しばらく待っていると玄関があく音が聞こえて

宗人と絵美が帰ってきて部屋にやってくる


「ただいま戻りました 未来様 お待たせしました」


宗人が未来にそう答えると


「おじゃましてますね」

「お父さん お母さん おかえり」

「おかえりなさい おじさん おばさん 面倒な事を

 頼むことになってごめんなさい」


宗人と絵美は俺を見たあと

絵美が美穂を見つつ答えてくる


「いえいえ 美穂がごねたんでしょ」

「ごねてないもん ゆきくんの家に女の人増えるのが嫌なだけだし」

「美穂 それがごねると言わないでなんて言うの?」


絵美が美穂を見ながらあきれ顔になる


「むぅ おねえちゃんも反対してたよ」

「未来様もですか…」

「えっと…はい わたくしもいやだったので」

「はぁ…わかりました」

「幸正 二人を悲しませたら怒るからな」

「はい 気をつけます」


宗人からも小言を言われ俺は大人しく返事をする


「揃ったわけだし ゆきくん そろそろ始めていいよ」


美穂が俺に促してくるのを聞いて


「あ うん ちょっと待ってね 交信するから」


俺は交信の音声を周りに聞こえるようにセットしてからミアさんに交信する


「ミアさん こんにちは」

「はい 悠 こんにちは それとそこにいる みなさんもはじめましてですね」

「はじめまして 輪廻の管理者様

 ほんとにゆきくんが言われたように

 優しそうな声…」

「はじめまして 輪廻の管理者様」

「「はじめまして…」」


美穂、未来 そしておじさん達がミアさんに挨拶をする


「具現化 準備は終わってますか?」

「準備と言われましてもわたしの精神体の一部を

 悠が作る義体に乗り移らせるだけですからね」

「そ、そうですか じゃあ、作りますね

 義体と言っても人間と同じように食べたり

 寝たり生理現象もある身体になりますけど?

 それともアンドロイドの方がいいです?」

「アンドロイドは…そうですね

 その世界だとオーバーテクノロジーになりますし

 人間のほうがよさそうですね」


確かにアンドロイドなんて言う代物を作り出したら

それはそれで…いろいろと

それよりは人間と変わらないホムンクルスのようなものの方が

まだいいのかもしれない


「それじゃあ、始めますね」


俺はイメージを固めていく

20歳ぐらいで黒髪 胸はDカップぐらいはある感じで

身長は160センチぐらい

服装はスーツ姿にしておくとしよう

めがねもつけておこう

イメージを固めると能力を発動させる

俺は光に包まれると

目の前のスペースに一人の女性が半透明から

だんだんとくっきりと現れていく

完全にその場に現れたホムンクルスは

瞳を閉じたままじっと立ったままの状態に

美穂達が首をかしげて俺に問いかけてくる


「人が出てきたけど動かないよね」

「まだ管理者様がこの中に入ってないから?」


美穂と未来がそう言うとミアさんが答える


「はい まだ わたしが乗り移ってないからです 今乗り移りますね」


ミアさんがそう答えたあと

ホムンクルスが白く光り出していき

光が収まると瞳をあけて生きている人間同様になる


「乗り移り完了です あらためましてよろしくお願いします

 輪廻の管理者様とか神様とか呼ばれるのは

 ちょっと困りますので…ミアでお願いしますね

 あ ここはカタカナより漢字で深愛のほうがいいかもしれませんね」


ミアさんがそう言いながら漢字をウインドウに表示させる


「深愛 ふかいあい? ゆきくん 漢字あってる?」

「うん ふかいあいであってる」


美穂の問いかけに俺は答える

そのあと宗人と絵美がため息をつきながら俺を見て


「はぁ…幸正の能力ってわけわかんないほどなんでもありだね」

「そうだなぁ わけわからんなぁ これ」

「自分でも自覚してますから空想をそのまま現実に出来る力って

 滅茶苦茶なのは」

「でも、ゆきくん こんな力あるのに

 世界をどうこうしようとかぜんぜん考えてないよね

 考えてるのはわたくしたちと結婚することだけでしょ」


未来がさらっと結婚のことを口にすると

俺はたまらず赤くなる


「前世で結婚出来てないし…」

「わたくしたち姉妹がいてあげるから今世はしあわせになろうね」

「みくちゃん みほちゃん ありがと」

「「うん」」

「それで おばさん おじさん ミアさんのこと」

「あぁ、わかってる」

「えぇ…それで深愛さんは この家に住んで貰うことになるけど

 なにかしたいことあります?」

「はい せっかく 世界に降りてきた訳なので

 色々見て回ろうかなと思ってます

 悠は午前中 学校でしょ?」

「はい 午後は時間あるから」

「なら わたしは午前中は一人であちこち見て回ってますね

 瞬間移動も出来ますし移動手段は問題ないので」

「はい」


美穂と未来はそこで

ミアさんをみて気になっていたことを言う


「あの…深愛さんの胸 大きいですよね?」

「わたくしたちが14歳になった時より大きいし

 絵美や美幸よりも大きいよね」

「未来様 そ、そこでわたしを引き合いに出さなくても」


未来の物言いに絵美が慌てる


「この身体のイメージは悠がしたので…」


ミアさんが俺を見る


「「ゆきくん?」」

「えっと その でも 大きいと言ってもDカップ

 E以上の大きさにしてないです」

「「ふーん」」

「そ、それにミアさんのその身体のイメージは

 前世のアニメからイメージしてるだけですよ」

「アニメ? こういう女性が好きなの?」


美穂がさらに突っ込んでくる


「それはですね 悠がわたしの声を聞いて

 そのアニメのそのキャラを担当していた声優さんの声に

 近いなぁって思ったみたいなの」

「ふわふわしてて 優しい感じの声に?」

「そうみたい」

「ゆきくん こういう声が好きなの?」


美穂が俺を見ながら聞いてくる


「好きな声でした」

「ふーん 声が好きなだけなんだよね」

「うん」

「わかった」


どうやら美穂はこれ以上突っ込むのをやめてくれたようだ


「とりあえず わたしは悠が生きているうちは

 この世界にいると思いますのでよろしくお願いしますね みなさん」

「「「「はい」」」」


美穂達がミアさんに返事をする

その日はそのまま解散となり未来は瞬間移動して帰宅する

俺も家に戻るのだった


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