461話 由美とひまりの料理教室 2
ひまり視点です
次回は金曜日になります
由美ちゃんとかえでさんとで中心になり
アイスクリーム作りをはじめると幸正くんに作って貰った
黄身と白身を分離させる道具を各テーブルに配り
わたしがしているように各テーブルでして貰うことにした。
由美ちゃんとかえでさんはそれぞれテーブルを見て貰うことをたのみます
「卵を黄身と白身に分離させたあと黄身だけをボウルに移して
泡立て器などでかき混ぜていきます 白くなるまで混ぜます」
わたしが言いながら実演もします
もちろん、カメラモードのビットを飛ばして手元を撮影して
大画面にしたウインドウに映します
それを見ながら各テーブルでも卵を混ぜて行ってくれてます
料理に参加している12歳以上の子達より
それ以下の子達にやって貰うように伝えておきましたので
12歳以下の子達が楽しそうに…中には真剣に混ぜています
「白くなりましたら、ボウルはひとまず置いて
牛乳を沸騰させます」
本来なら牛乳を火にかけつつ作業をする方が
待ち時間もなくて良いのかも知れないですが
忘れていたと言うこともあって、こうなってしまいました
各テーブル…キッチン台ですが牛乳を火にかけて
沸騰させる作業をおこなってます
火を使うので、ここは大人達が担当することになったみたいです
「牛乳が沸騰したら、先ほどのボウルに牛乳を少しずつ入れていきながら
混ぜていきます
全部入れ終わって混ぜたあと、人肌36度ぐらいまで冷まします
牛乳だけでなく砂糖やハチミツなども入れると甘くなりますし
あとは用意したチョコレートチップなどを36度ぐらいにさましたあとで
入れてから容器に入れて冷凍庫で冷やします
ここで30分間隔で容器の中を混ぜていきます
それを4回ほど繰り返したあとでしばらく冷凍すれば完成です」
わたしも説明しつつ牛乳や砂糖、ハチミツなどを入れていき
混ぜていき冷ましにかかりました
由美ちゃんは苺などを細切りにしていました
かえでさんもりんごを砂糖で煮詰めて
小さく切っているようです
苺アイスやりんごアイスを作ろうとしているようです
各テーブルで作業が終わると
幸正くんに大型冷凍庫を作り出してもらい
アイスが入った容器を冷凍庫に入れていきます
チョコチップをいれたもの
苺を入れたもの りんごを入れたもの
他にも砂糖とハチミツだけのものも作ってるようです
子ども達も出来上がるのが待ち遠しそうに冷凍庫を見つめてます
30分間隔で混ぜるのは大人達が担当することになり
ひとまず、アイス作りは終わりとなると
次は、たこ焼き作りとホットケーキ作りをはじめることにします
「次は、たこ焼き作りに入ります」
わたしがそう言うと参加している子が揃って首をかしげながら
「たこやき?」と聞いてきます
ウインドウでたこ焼きの写真を表示して説明をすることにします
「このように小麦粉、卵、出汁などで作った生地にタコを入れて焼いたものです」
「「「「「「「「「「おいしそう」」」」」」」」」」
「あのぉ、写真見ると上にかけるものは見慣れないものばかりなのですが」
美海ちゃんのお父さんだったかな?がメモをしながらわたしに聞いてきました
「はい ソース 青のり マヨネーズ かつお節などですね
こちらの世界にはまだ普及されてないので日本で買ってきたものを
今回は使う予定です これらが普及できれば一般に公開して問題ないと思いますけど
現時点では材料がないので……」
「なるほど」
「とりあえず、まずは生地から作り始めますので
準備するものは…卵 牛乳 出汁 小麦粉ですので
出汁の方から作り始めようと思います
かつお節…カツオというさかなを燻製にして削ったものですが
これを水が入った鍋に入れて…沸かしていきます」
「かつおという魚は…こっちにはいるのです?」
美海ちゃんのお父さんが質問してきます
「いるとは思います 海のどこかに」
「なるほど カツオの代わりにマグロでは出来ないのです?」
「出来ます まぐろ節というものになりますね
かつお節よりも高級品みたいです」
「日本ではマグロの方が高いんですね」
「はい」
こんな会話をしつつかつお節で出汁を取ったあと
たこ焼きの生地作りの再開です
ちなみにかつお節で出汁を取っている際
手が空いている由美ちゃんやかえでさんなどで
アイスクリームを作る際に分離させた白身の方を使って
メレンゲにしてました
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