454話 旅館の会席料理 1
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さつき視点です
次回は水曜日になります
わたしとなのは、そして小梅ちゃん達は
おねえちゃん達がまだ仕事中だったので一緒の机に着いたのだけど
隣の机には宮野さん達、後ろの方には工藤さん達と座ってました
とりあえず、みんなで「いただきます」をすると
一斉に手元にある黒い容器の蓋を開けていきました
「「「「「「わぁ…」」」」」」
いたるところから声が漏れてますが…こんなに豪華なもの
頂いてよかったのでしょうか?
わたしたちはびっくりしてしまいました
「小梅ちゃん こんなに豪華なの?」
「そ、そうよね 色々あるよね 食べるもの」
わたしは向かい側に座っている小梅ちゃんに話しかけると
小梅ちゃんも驚きながら答えてます
後ろの方の工藤さん宅の双子の男の子達も
驚きながら、お品書きを確認しているみたいです
わたしたちも、お品書きを確認しながら箸を動かす事にしました
「えっと…前菜は…ホヤの酢の物?」
お品書きに一緒に載っている写真を確認しつつ一口食べてみます
「………プルンプルンしているけど歯ごたえはあるよね」
「うん お酢を使っているみたいだから酸っぱいよね」
わたしの言葉に、妹のなのはも答える
「ホヤって…こんなものなんだぁ なんか気持ち悪い」
杏ちゃんがウインドウを展開させて検索してました
向日葵ちゃんや紫陽花ちゃんも杏ちゃんのウインドウを見ながら言葉を漏らしてます
「「わぁ…こういう生物もいるのね 海の中に」」
「見た目は気持ち悪いけど…酢の物の方の見た目はそれほどでもないよね」
あさがおちゃんがいってきます。
「味もさっぱりしてますね」
小梅ちゃんが言うとみんなで頷きます
隣の机にいる宮野あいさんも同じようにウインドウを展開してました
ふと、周りをみてみると指輪を持っている面々が
ウインドウを展開して検索しながら食べもののこと調べて食べてるみたいです
「みんなやってることが同じだね」
わたしが言うと杏ちゃんが周りを確認する
「あっ、ほんとですね わたしだけじゃなくて…あは」
「うん みんな はじめて食べるものだものね」
「「「「「「うん」」」」」」
ホヤを食べた後は…ご飯に手をつけることにしました
「えっと…ウニといくら丼?」
お品書きを確認して食べてみる
杏ちゃんがウインドウで検索して、わたしたちに見せてきました
「オレンジ色のがウニで赤い粒々のがイクラみたい」
杏ちゃんが答えてきてます
とりあえず、一口食べてみることにしました
「ん~、オレンジのが濃厚」
「ですね 粒々のもおいしいです しょっぱさもあるけど甘いです」
「うん ウニって日本でも高級食材みたいですね」
わたしの言葉に小梅ちゃんが続いて
そのあとにあさがおちゃんも検索して見て価格を見ながらいってきました
「こんな高級なものまで…」
紫陽花ちゃんが戸惑ってました
「それにしても…ウニってとげとげの殻につつまれているんですね」
小梅ちゃんがウニを見て言うと
向日葵ちゃんもイクラの方を見ながら呟いてきました
「イクラは鮭の卵みたいですね」
「どれもこれも海の幸と言ったところですね」
わたしもそう答える
「桜木さんに頼んで夕ご飯を
わたしたちに食べさせようとしてくれた
幸正様の意図って…美味しいものを食べてほしいだけじゃないかも」
なのはがそこで言ってきます
それを聞いてみんなが頷きながら「確かに」と続けると
小梅ちゃんがそのあとに言葉を続けます
「海の幸 あれこれ 食べて貰い
わたしたちに海の幸の魅力を知ってもらうことと
海の開拓も期待してるのかもしれないですね」
「「「「「「そうだね」」」」」」
みんなで小梅ちゃんの言葉に同意してしまいました
このあとも色々とおいしく食べていきます
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