453話 配膳準備
さちこ視点です
ブクマ いいね ありがとうございます
次回は月曜日になります
ひまりちゃんと一緒に自宅の地下7階層へ戻ると
ひまりちゃんに挨拶をする
「じゃあ、明日ね」
「うん 明日は朝から忙しくなりそう」
「ホットケーキは簡単だとして…アイスクリームかなぁ」
「だねぇ さちこちゃんはこのあと…配膳の手伝いだよね」
「うん おねえちゃんと二人でアイテムボックスつかえば
手間もかからないと思うから」
「それなら、わたしいなくても大丈夫そう?」
「ありがと 平気 侍女さん達も手伝ってくれるだろうから」
「わかった それじゃ、戻るね」
「うん」
ひまりちゃんが自分の家に繋がるゲートへ向かっていった
わたしは見送ったあとで、育美ちゃんに話しかける
「今日はいまから夕ご飯を運ぶの手伝うから
練習は、ご飯後でいい?」
「あ はい 遅くなるようなら…中止でも平気です」
「ありがと 育美ちゃん達が食べ終わったら
念話で知らせて貰えれば…そっちに向かうから」
「ありがとうございます」
「じゃあ、わたしは地上に行くから」
「はい」
育美ちゃんと別れて地上に行き家に入り
料理場に向かうと、おねえちゃんが
すでに出来上がった料理をアイテムボックスへ収納していた
「おねえちゃん 遅くなってごめん」
「おかえり 大丈夫 アイテムボックスあるし
運ぶのも一人で可能だから」
「わたしも手伝うから 100人以上いるし
配膳も大変だろうし」
「そうね 運ぶのはともかく、配膳が大変そうね
どうしましょう? 今日は旅館の方のお客様は
少なめですし…仲居さんを二人ぐらい連れていましょうか?」
「可能?」
「大丈夫でしょう ちょっと確認してきます」
「うん わたしは料理を収納していくね」
「うん」
おねえちゃんが料理場から出て行き確認しに行くのを見てから
おかず、ご飯、汁物と3種類のパックに分かれている料理を
アイテムボックスに収納していく
パックは一般的な弁当用よりも大きめになっていて
中身がみえない黒いパックになっていた
メニューどうなっているのか気になるところだけど
きっと豪華なものになってそう
ゴールドゴーレムの金塊がかなりあるし
お父さん達も幸正くん達には恩義を感じているから
粗末なものを提供するわけもないだろう
侍女さんたちの家族…育美ちゃん達
喜んでくれるといいな
そう思いながら収納していく
収納が終わってしまう頃に、おねえちゃんが二人の仲居さんを連れて戻ってくる
「おまたせ もうおわったの?」
山積みになっていた数々のパックがきえていることに
驚いているおねえちゃん
「うん たいして手間もかからないし」
「そ、そう…わたしより速度が速いから?」
「まぁ…そうなっちゃうね あはは」
わたしは乾いた笑い声を出してしまう
「さて、向こうに行きましょう?」
「「かしこまりました」」
おねえちゃんの言葉に二人の仲居さんが言う
4人で一度地下室7階層へ向かいゲートをくぐり向こうの世界に行く
「「ほんとに変わらない世界なんですねぇ」」
仲居さん達が呟いていた
わたしは、おねえちゃん達を案内して侍女さん達の共用スペースへ
向かっていく
わたしたち4人が到着すると、すでに全員が集まっているようだった
さすがにさくらちゃん達や唯さんたちはいなかったようだけど
ひなちゃんやくみこちゃん達もいたようだ
「くみこちゃん達 仕事終わったのね」
わたしが句美子ちゃんに話しかける
「はい 今日は早めに解放されましたぁ」
句美子ちゃんが疲れた顔で答えてくる
「アイドル大変ね」
「はい こんなに大変だと思いませんでした
テレビにラジオに…はぁ」
「お疲れ様」
「ありがとうございます」
句美子ちゃんと会話をすませた後
4人で配膳をはじめると配るのを手伝ってくれる侍女さん達がいて
すぐに全員に配り終えるのでした
最後に、おねえちゃんがアイテムボックスから
お品書きのプリントと写真をとりだして
くみこちゃん達に渡した
「料理の詳細はこれを見て貰えればわかると思います」
おねえちゃんがそう付け加える
「はい ありがとうございます」
句美子ちゃんがお礼を言う
「ゆっくり食べてくださいね」
お姉ちゃんが言う
「「「「「「「「「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」」」」」」」」」
おねえちゃんの言葉に
みんな返事をして「いただきます」をしてから
たべはじめてくれるのほみてから
わたしたちは日本へ戻った
「仲居さん達もありがとうね」
「「いえいえ」」
わたしも仲居さん達にお礼を言うと
手を振りながら答えが返ってくる
「さちこ あなた また向こうに行くの?」
「うん 育美ちゃんの練習に付き合うから8時9時頃かな」
「そっか 剣道じゃなく実戦だものね」
「レベル1なら…まだおねえちゃんの方が強いよ?」
「どうかしらねぇ わたしより場数こなしているでしょ?」
「競技の剣道と戦闘と違うからなんとも言えないと思うよ?」
「そう…」
おねえちゃんがなにを言いたいのか
いまいちわからない
わたしはステータスがおかしくなっているから
今があるわけだし
純粋な才能は…おねえちゃんの方が上だし
レベル1制限なら…まだかなわないと思う
「わたしも一緒に行くことにします」
「えっ?」
「魔法なしで剣のみでの模擬戦をします」
「はぁ レベル1制限にするからね おねえちゃんレベル1のままなんだし」
「えぇ…」
なに考えているのかわからないけど
おねえちゃんもついてくるらしい
とりあえず、わたしたちもご飯などをとることにした
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