452話 ボーリング
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次回は金曜日になります
10階層へ全員が移動し終えたのをみてから
俺は説明をはじめる
「この階層は、ご覧の通りボーリング場がメインです
20レーンほど作りましたので20人から
ペアだと40人までは同時にプレイは可能です」
「幸正様 いたるところにテレビみたいなものあるけれど?」
冬美が天井から吊り下げられているディスプレイを指しながら聞いてくる
「それを見ながらゲームをするわけです
基本的にはボーリングの球を投げて…あそこに並べられている
10本のピンをたおすといった感じのゲームで
細かいルールは壁に解説動画を流すようにディスプレイをつけておきました
えっと…ボーリングなら…さちこおねえちゃん達はしているだろうから
まかせていい?」
「「「うん」」」
俺は由美、さちこ、ひまりに任せることにした
3人とも手分けして、その場にいる全員に説明をはじめる
「まずはボールの選び方ね 親指、人差し指、中指で
ボールの穴に入れるんだけど…それが持ちやすいものを選ぶこと
重すぎるのは投げれないのでダメ あと…人に向けて投げないようにね」
「「「はーい」」」
「投げ方はレーン外から投げて中に入らないこと
ボールがレーンの中に投げ込める距離から投げること
投げるフォームは…ボールを持った側の腕を後ろに上げながら
振り下ろしつつピンに向けて投げる いわゆるアンダースローね」
さちこが実演しながら説明をしている
由美もひまりも同様に説明をしつつ制服のスカートを気にしていた
さちこは…特に気にせず投げていてパンチラもしていたようだが
俺は見なかったことを装う
一通り説明を終えると、みんなでわいわいと
1ゲームを試しにやることになったので…みんな楽しそうにしているのを見て
よかったなと思いながら眺めていた
「とりあえずは…娯楽としては…こんな感じかな」
呟いていると由美が隣にやってきて話しかけてくる
「こっちの世界だと…まだまだ楽しめること少ないもんね」
「うん 魔物の脅威とか平均寿命もそう」
「だねぇ 安定して生活をする環境もまだまだだもんね」
「だからこそ 仕事を増やしたりダンジョンに行かなくても
お金を稼げるような社会にしたいなって」
「ダンジョンは死と隣り合わせだから…やっぱり怖いよね 普通」
「うん」
「こっちの世界も魔法があるだけで同じ地球だし
科学が発展すれば生活も変わるよね」
「うん だから…色々仕事に出来るものを増やしたいなって」
「わたしも協力するからね ずっと」
「ありがと おねえちゃん」
みんながボーリングを1ゲームやり終えると
時間的に5時近くになっていたので、お開きになった
「あ 侍女さん達の家族の皆さんは夕ご飯は7階層へ
さちこおねえちゃん そろそろ家に戻った方がいいと思う」
「うん 料理を運ぶのに…わたしがいないとだし」
「よろしくお願いします」
俺はさちこにあらためていう
「うん まかせて」
こうして解散となり、それぞれ帰って行く
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