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448話 岩倉家の様子

育美視点です


ブクマ いいね ありがとうございます


次回は水曜日になります

「ただいま」


さちこさんとの模擬戦を終えて帰宅すると

お母さんが台所から顔を出して声をかけてくる


「おかえり 育美 さちこさんに迷惑かけたりしなかった?」

「それは大丈夫」

「ならいいけど…わたしたちの仕事が終わったあと

 5時過ぎからの時間帯なのに…申し訳なくてねぇ」


お母さんの言うこともわかる

さちこさんも色々することあるだろうし

わたしに時間を割いて貰ってるのはありがたいなと思う


「うん ありがたいと思ってる レベルは上がったけれど

 実戦経験も乏しいし…問題点なども指摘して貰った」

「そうなのね」

「それにあらためて…舞菜香姉がすごいなと感じた」

「あら? 育美が舞菜香のことそう思うなんて…」


お母さんがわたしの言葉に意外そうな顔をする


「家にいた頃は…舞菜香姉のダメな部分しかみえなかったけど

 こっちに来て…まだ二日だけど…昨日の夜にダンジョンに行ったときも

 普通にこなしていたし、みんなで模擬戦をしているところを

 見学したときも…舞菜香姉の動きはよかったし

 実際にわたしが今日…さちこさんと模擬戦してみて

 ビットを操作するのがまだまだ下手だから

 それを考えると…」

「そうなんだね 舞菜香も頑張ってるんだねぇ

 いつもオロオロしていた子なのに」


お母さんが嬉しそうに言う

そこに冬美と晴美もやってきた


「「おねえちゃん おかえりー」」

「うん ただいま 冬美達はなにしていたの?」

「午前中はバドミントン」

「午後は美穂様達と会話したりドッジボール」


わたしの問いかけに二人が答える


「二人とも身体動かすの好きね」


お母さんが二人の頭を撫でながら言う


「「うん」」


そのあと冬美の方が言い忘れたという感じで話を続ける


「あ それと日曜日 美穂様達と会話してて

 料理教室開こうって話になったの」

「「料理教室?」」


わたしとお母さんが復唱しながら聞き返す


「わたしたちも料理出来るようになりたくて

 美穂様達と会話してたら…そういう話になって

 それでホットケーキとアイスクリーム作りをしようって話になったの」

「「な、なるほど」」


美穂様達…話の流れだとしてもすごいこと提案するなぁ


「それで、日曜日は他のおねえちゃん達も一緒に全員でというかたちに」


晴美が続けていってくる


「他のおねえちゃん達…あっ、そうか

 晴美が最年少だから…周りの子達 みんなおねえちゃんだね」

「うん」

「そうなると…舞菜香達はラジオやテレビの仕事だからいないとして

 それ以外の侍女さん達全員ってことかしら?」


お母さんが考えながら呟いていた


「そうかも…」

「わかったわ 冬美 晴美 伝えてくれてありがとうね」

「「うん」」


そこに舞菜香姉から念話が届く


「育美ちゃん もしもし」

「うん? 舞菜香姉 どうしたの?」

「わたしぃ まだまだ仕事なの 疲れたぁ…」

「…お疲れ様」

「それでぇ 夜ご飯 わたし抜きでいいからって伝えて」

「わかった 大変だね アイドルも」

「そうだよぉ あっちこっちテレビ番組に出演とか大変…

 テレビなんて…まだまだ高くて持ってない家庭が大半なのにい」

「あはは…がんばってね」

「うん 育美ちゃんが指輪持ってくれたことには

 助かったなぁって思う 連絡しやすいからぁ」

「そう言えば…確かに お母さん達には伝えるね」

「うん じゃあねぇ」


舞菜香姉…疲れてそう

話をするのも苦手な人だしラジオやテレビだと

喋らなきゃならないから…色々と大変そう

わたしは舞菜香姉を心の中で応援しつつお母さん達に伝える


「今 舞菜香姉から連絡入って…遅くなるから

 夜ご飯食べていいって」

「舞菜香から連絡…育美も指輪持ったから色々出来るのね

 わかったわ もうしばらくかかるから

 冬美達の面倒おねがいね」

「うん わかった」


わたしは冬美と晴美を連れて

自室に行き冬美達としばらくネットを使ってアニメなどを見ることにした


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