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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
中央での生活 ダンジョンに入るまで
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42話 着替えと感想

美穂視点になります

わたしと芽衣さんは部屋から出て行き

隣の部屋に移動する

部屋に入ると芽衣さんがわたしの前に座ると

わたしはスカートをたくしあげてみせる

ちょっと恥ずかしさはあるけど

女の子同士だし…と思うことにした


「スカートの中ってパンツだけなんですね」


彼女は…わたしのスカートの中を見てそう感想を呟く


「まだ子どもだし…」

「大人の人は違うんです?」

「わたしもよくわからないけど

 素足を見せたくない人はストッキング?を履いたりするから」


わたしはそう答えつつウインドウでネットを検索して

ストッキングを履いてる女の子を見せる


「指輪の機能で調べ物を自由に出来るってすごいなぁ

 わたしは許可制なんだよね これ」

「ごめんね あまり この世界にないものをつかうと

 色々と問題あるし」


わたしは困ったように謝る


「あ ううん せめているわけじゃないんです

 こんな高度な調べ物が出来ること自体 まずいことだろうとは

 わかりますし それに瞬間移動があるなら

 その 調べたいとき みほさんの家とかおじゃましても?」


芽衣さんが遠慮がちにわたしに頼んできたのを見て

にっこり微笑みながら返事をする


「いつでもどうぞ」

「ありがとうございます それでスカートの中は

 下着を履いているわけですが

 トイレもスカートを脱ぐことせずに出来るわけですよね」

「うん そう パンツだけおろして

 しゃがんで用を足せばいいだけなので…」

「男の人もこんな感じなんですか? パンツ」

「そうみたい 女の子用とはパンツの形状は異なるみたいだけど」

「なるほど そうなると やはりふんどしに比べて

 使いやすそうですし…これは早急に量産体制を

 整えた方がいいですよね」

「出来れば…」


芽衣さんはあれこれつぶやきながら考え込んでいる


「量産体制 パンツのデザインを絞って型紙を作って

 一つずつ手作業だと時間かかるわけだし……」


しばらく芽衣さんを黙って見ていると

彼女がわたしをみて「はっ」として


「ごめんなさい みほさん わたし夢中になりすぎて」

「いえいえ それで…芽衣さんも着替えしてるよね?」

「あ…はい」


彼女は着物を躊躇いなしに脱いでいくと

パンツを手に持つとわたしに聞いてくる


「後ろ前 これであってます?」

「うん あってる 後ろの方に小さい正方形の布がちょこっと付いてるよね」

「はい これって」

「洗濯するときの注意などが描かれているものみたい」

「なるほど こういう工夫もちゃんとしてるんですね」


芽衣さんがパンツを履き終えると

わたしはTシャツを渡す


「後ろ前 わかるよね?」

「はい 後ろの方に同じように正方形の布があるから」

「うん そう 着てみた感じ どう?」

「とくに 違和感もないですね 軽いし 着替えもすぐ終わりそうで」


最後にワンピースを着ていく芽衣さんを見て


「胸の辺りにボタンがついてるよね」

「はい これをとめていけばいいんですよね」

「うん ボタンも穴に入れていくタイプもあれば

 こんな風に対になっていてパチンっとはめ込むタイプもある」


わたしは自分のスカートの腰の部分のボタンを

芽衣さんに見せて説明する


「穴にいれるのはボタンだけ 服に取り付ければいいけど

 対になってるものは取り付け手間もかかりますね」


ボタンを見ながら芽衣さんはそう呟く


「うん そうだね 最初は簡単なものからだね

 ボタンだけを専門に作る工場も必要だと思うから」

「そうですね だから国全体を巻き込むわけなんですね」

「うん ワンピース かわいいでしょ?」

「はい 動きやすいし着物を着るより楽でいいです」

「着替えも終わったし部屋に戻りましょ」

「はい」


わたしたちは元の部屋に戻るのだった

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