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443話 拓郎に弟子入り

ブクマ 評価 いいね ありがとうございます

2025/05/26 日間ランキングで154位に載りました 感謝です

桜木家の裏庭の地下室7階層で5時過ぎまで待っていると

勤務が終わって続々と7階層へパートさん達、見習いの侍女達

その家族の方達がやってくる

俺たちは、まずパートさん達に挨拶をしたあと

パートさん達が帰って行くのを見てから

ここにいる家族の方々に告知をすることにした

まず、俺から話しはじめる


「お疲れ様です 慣れましたでしょうか?」


俺の問いかけに頷いて答える家族の方々


「さて…明後日 土曜日ですが夜ご飯を…桜木さんに頼んでいますので

 29家族全員 共通フロアに…そうですね 6時半ぐらいですか

 集合お願いします 配膳に関しては…葵さん ここにいるさちこおねえちゃんの

 姉とさちこおねえちゃんが引き受けてくれるとのことです」


そこで俺は、さちこをみる


「あらためまして…桜木さちこです この地下室敷地を所有している旅館の娘です

 明後日の夜ですが、幸正くんに頼まれましたので

 こちらで人数分、ご用意させていただきますので楽しみにしてください

 ごく普通の旅館の会席料理になりますがいろいろな料理を

 ご提供予定ですので…楽しんでいただければ光栄です」


俺たちの発表に驚いたり困惑気味になったり

反応も様々だが楽しんで貰えればいいと思うので


「お金のこととかは大丈夫です さきほどもダンジョンで

 金の塊をいっぱいとってきて…さちこおねえちゃんに渡しております」


それを聞いた…家族の方々は沈黙してしまっているようだった

見習い侍女と四聖侍女の妹たち、そして舞菜香の妹の育美は苦笑いを

浮かべてしまっているようだった


一通りの連絡も終わり解散して貰うことにして

俺は響子の元に行く

すると…隣にいる二人の少女が頭を下げて挨拶をしてくる


「久保音美と言います よろしくお願いします」

「久保琴子です えっと…急なお願いなのにありがとうございます」


ちょっと戸惑いながら、お礼を言ってくる琴子


「タブレット端末は琴子さんの方なのですね」

「はい」


俺は響子達に渡したものと同じタブレットを作り出して琴子に渡す


「ありがとうございます」


嬉しそうに手に取る琴子


「アニメーター志望ということですが

 テレビもまだまだ普及してないので…まずは漫画も描いてみませんか?」


俺は適当に漫画を前世の記憶から1冊作り出して琴子に渡す


「これが漫画本…」


パラパラと手渡された漫画本を見て琴子が呟いていた


「絵を描くだけじゃなくて物語も考えないとダメなのですね

 たのしそう…」


どうやら…余計にやる気になってくれたみたいだった

隣にいる音美のほうはというと…なにか言いたげに俺を見ていた


「音美さん なにか?」

「あ はい えっと おねえちゃんも琴子もやりたいことみつけていて

 わたしはどうしたらいいのかなと」

「やりたいことないのです?」

「うーん 料理するのは楽しいし

 佐々木さんに色々と教わりたいなとは思いました

 わたしだけじゃなくて…あそこにいる双子の男の子達も

 佐々木さんに教わりたいらしくて…その」

「ひまりおねえちゃん 二人も三人も変わらないよね?」


俺はひまりの方を見て確認する


「うん 変わらないと思うよ お父さん ちょっときて」


ひまりが大声で拓郎を呼ぶと気づいてやってくる


「どうした?」

「弟子入りしたい人 増えても変わらないでしょ?」

「んー そうだな 特に変わらないな」

「と言うことで…お父さん この子もお願いね」


ひまりが音美の後ろから肩を掴みながら拓郎の前に突き出す


「音美さんか 興味ありそうにしていたのは気づいていたから

 わかった 引き受ける」

「あ ありがとうございます」

「拓郎さん 日曜日って休みたい?」

「うん? なにかするのか? 坊主」


俺の言葉に拓郎が俺を見ながら問いかけてくる


「子ども達と一緒にホットケーキ作りとアイスクリーム作りをする予定で

 人数も多いだろうから平気ですが居酒屋の方の準備も

 そろそろしないとと思って…」

「あ、あぁ…そうだな 居酒屋の方も準備しなきゃだな

 揚げ物やハンバーグや焼き鳥は…明日1日だけ

 居酒屋の方に使う分を作って貰うことになった」

「なるほど すると…冷や奴や湯豆腐は簡単だからいいとして

 枝豆も日本で買えばいいし…卵焼きは当日でいいし

 仕込みが必用なのは…たこわさとか…いかの塩辛ですか?」

「そうなるな ナポリタンや焼きそばは

 ぼたんさんも手伝ってくれるということなのだが

 音美さんや広大くん、隼人くんにも作り方 教えないとな」


拓郎が音美を見て言う


「それでは日曜日は居酒屋の準備と餃子作りも並行で

 あと はい 指輪 経験値倍増と成長倍増などは無効にしたものです

 アイテムボックスは必用だと思いますので…渡します

 音美さんと琴子さんも…はい 戦闘要員ではないだろうから

 同じく経験値と成長は無効にとしておきますが

 響子さんが設定出来ると思いますので必要に応じて任せます」


音美と琴子にも指輪を渡す

二人の指輪の設定は響子ができるようにしておいた


「「ありがとうございます」」

「さて、響子さんとの話は終わったので

 さちこおねえちゃんは…育美さんと模擬戦?」

「そうだね 声かけてくる」


さちこは育美のところに向かって声をかけて

練習場に向かうようだった


「ぼくたちも戻るとします ひまりおねえちゃんはこのまま帰宅?」

「うん また明日ね」

「「「「「また明日」」」」」


ひまりに挨拶をすると拓郎と一緒に帰宅するためのゲートに向かうのだった

俺たちは見送りつつ自分たちのゲートに向かおうとすると

慌てるように話しかけてくる子がいた


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