436話 体育館にて
次回は水曜日になります
体育館に向かうと、まだ誰も昼休みから戻ってきてなく静まりかえっていた
美穂が俺に辺りを見渡しながら話しかけてくる
「ゆきくん 誰もいないけど…なにかする?」
「うーん みほちゃんたちはなにしたい?」
美穂達4人を見て聞いてみる
「そうだねぇ バレーボールでもしてみたい」
美穂が答えると未来、芽衣、あやこも賛同してうずいたのを見て
父親達にネットを張って貰い2対2のビーチバレー方式のバレーを
4人ではじめて貰うことにした
「ゆきくんは見てるだけ?」
美穂が俺を見て言う
「うん みてるだけにする ミアさんと話しものこってるし」
「深愛様と? どんなことなのです?」
未来が俺を見ながら近づいてきて問いかけてくる
「ミアさん 子ども達に…読み書きと計算 教えて貰えること出来る?」
「その辺は大丈夫ですよ」
微笑みながら答えてくるミアさん
「あ そうですね 子ども達 義務教育まだですし
わたくしたちみたいに裕福な家庭じゃなければ
学校なんて…まだ行けないのがほとんどでしたね」
未来がハッとしながら答える
「だから基本的な読み書きと計算を教えた方がいいと思うから」
「そうですね 紙とペンは皇室から支給しますので
深愛様 よろしくお願いします」
未来も深々と頭を下げる
「はい わかりました」
微笑みながら返事を返すミアさん
話が終わったので俺は4人のバレーを眺めることにした
4人とも14歳前後へ変身をして
動きやすい運動着姿になってからはじめるようだ
チーム分けは美穂と芽衣、未来とあやこというチームに分かれたみたいだ
芽衣もあやこも前衛タイプだし未来と美穂に比べれば
運動が得意としているステータス
もちろんレベル1制限を設定してはじめることになった
しばらく4人の試合を眺めていると
子ども達と付き添いのおじいちゃん達が体育館にやってくる
美穂達の試合を確認するといそいそと
俺の近くに集まってくる
最初に俺に話しかけてきたのは冬美と晴美だった
「幸正様 昨日はごちそうさまでした」
「プリンアラモードおいしかったぁ」
冬美が丁寧にお礼をしてきて続いて晴美がキラキラしながら感想を言うと
他の子ども達も同様に「ごちそうさまでした」と
頭を下げてくる
おじいちゃん達も同様でお礼を言ってくる
「いえいえ 喜んで貰えてよかったです
買ってきたのは…おねえちゃん達なので
おねえちゃん達にも会ったときに言ってあげてください」
俺は少し照れながら答えると全員「はい」と答えてくる
美穂達のバレーのほうはというと
両チームも一進一退の試合でジュースが続いていた
最後は芽衣のアタックがあやこのガードをはじき飛ばして
芽衣と美穂チームが勝ったのだが4人とも息を切らしながら
座り込んでしまっていた
「「「「はぁ…はぁ…つかれたぁ」」」」
4人とも疲れたぁと呟く
俺は氷水を作って4人に渡す
「「「「ありがとう」」」」
それを受け取り飲んでいく4人だった
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