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433話 学校にて

次回は水曜日になります

翌日、普段通り美穂と一緒に学校に行き

校門をくぐるといたるところで食べものの話が聞こえてきた


「ゆきくん 食べものの話で…みんな持ちきりだね」


美穂も周りの声に耳を傾けながら俺に話しかけてくる


「うん プリンやナポリタンの話も聞こえてきてる」

「みんな 番組見てくれたんだね よかったぁ」

「だね 作った甲斐はあったね」

「うんっ」


二人して嬉しそうに語りながら教室に向かうと

俺たちの姿を見てクラスメイト達がやってくる


「「「「幸正くん みほちゃん おはよう」」」」

「「おはよう」」

「昨日休んでいたから…どうしたの?と思った」

「二人とも病気なんてするわけないし…

 未来様も休んでいたから…なにか急用なんだろうなとは

 めいちゃんやあやこちゃんとも話していたの」

「「「「「うんうん」」」」


クラスメイトの一人が問いかけてくると

すぐに一人が追加で話しかけてくる


「そうだね 昨日は急用でした 色々と頼まれごとされて…」

「「「「「「やっぱり…」」」」」」


俺の言葉にやっぱりという感じで全員が呟き

そのあとにクラスメイトの一人が話をはじめる


「それで…それで…とんかつや唐揚げやマグロ丼は

 幸正くんのお母さん達にごちそうして貰ったので

 おいしいのはわかってるけれど…他にもおいしそうなのがたくさんあって

 今から楽しみ」

「ハンバーグに お寿司に プリンに」

「ナポリタンっ! 食べてみたい」

「あー うん おいしそうだったね あと…フレンチトーストもおいしそう」

「それとそれと…アイスクリーム 気になります」

「「「「うんうん アイス」」」」


クラスメイト達が瞳をキラキラと輝かせて語り始めていた

そんな様子を見て俺も美穂も嬉しく思って

お互いの顔を見合わせながら微笑む


「フレンチトーストはガスコンロでも出来るので

 お母さんに頼んでください

 あと…アイスに関しては…冷凍庫が普及出来るまで

 待って貰うことになるからごめん」


俺はアイスのことは申し訳なさそうに言う


「「「「ううん 楽しみに待ってるね」」」」

「ありがとう」


そこで美穂が念話の方で俺に話しかけてくる


「ゆきくん アイス 作ることはできるだろうし

 どうにかならないの?」

「そうだねぇ 食の祭典が終わったあとで

 誰かがアイス専門店を開いてくれたり

 拓郎さん達にたのむのがいいのかなぁ

 とは言え…今12月だからアイスなんて食べたいと思う人

 多いのかどうか」

「確かにね 寒いのにアイスなんて…」

「とりあえずは来年夏の食の祭典にはアイスも入れたいね」

「うん 試食と言うだけじゃなくて

 半年以上あるし…お店をしてくれる人がいれば

 出店して貰うのもいいよね」

「そうだねぇ 侍女さん達の家族でしてくれる人いたら

 助かるけど…どうなんだろう」

「聞いてみないとわからないね」

「うん」


こんな念話をしているうちに

芽衣やあやこも登校してきて挨拶をしてくる


「おはよう」

「おはよう」

「「おはよう」」


俺と美穂は振り向きながら二人に挨拶を返す

そして、それぞれの席に座る

俺は隣にいる芽衣を見て思い出すように話しかけることにした


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