427話 拓郎との会話
次回は水曜日になります
プリンアラモードを由美達が配っている中
俺は拓郎に話しかけてみることにした
「拓郎さん お疲れ様です」
「坊主か…どうした?」
俺の話しかけに振り向いてやってくる
「皆さんどうでした?」
「あ、あぁ…そのことか 特に問題なく料理はこなしてくれていたぞ
さすが…主婦している面々だと思ったし
子ども達も…そつなくこなしていたな」
「それはよかったです」
「それと別に…わしに弟子入りしたいと言ってきてる
娘さんもいたのには驚いた」
「そうなのですね お任せしても?」
「わしでよければ…と…引き受けたよ
こうなってくると…こちらの世界でも店を開くのが無難かと思った」
「確かに…そうですね お店の方は自宅の隣でしたよね?」
「あぁ…その予定だが日本の方で開いていると
こちらに来れないのだが…どうしたらいいのかと」
拓郎が腕を組みながら悩んでる様子だった
「日本向けの出入り口と別に
こちらの世界からの出入り口を作ると言うのは?」
「あぁ…その手があったか それなら確かに
どちらの世界の…お客さんにも対応出来るな」
「代金の方も…日本円と月宮文 それぞれ対応して貰えれば」
「そこはもちろん…その予定だ 働いてくれる子には
日本円でお給料渡すことになるがいいか?」
「弟子入りした子達ですか?」
「うむ」
「そこは…その子達に確認した上で」
「そっか わかった」
「ぼくは…ゆかり様にでも日本円と月宮文の両替も
対応出来ないか聞いてみます」
「悪いな 助かる」
「あ それから…居酒屋メニューですが
一般的な居酒屋だと…たこわさとか冷や奴もあるんですよね?
ぼく自身 居酒屋なんて行ったこともないので
なにが置いてあるのかわからないんですが」
「確かに…たこわさなどもあるな 塩辛もそうか
豆腐だと冷や奴や湯豆腐もそうだし
ビールに…おつまみとして枝豆もか」
「来週 月曜から木曜で間に合います?」
「枝豆とか豆腐は日本で仕入れればいいとして
たこわさや塩辛か…たこわさはそんなに時間もかからないから
タコ自体もアイテムボックスにあまっているし
今日から作っておくとしよう」
「お手数おかけします」
「いやいや 居酒屋としてうまく行くかどうかのテストでもあるし
わしとしてもがんばらんとな…と思うから」
「はい あとは…おでんはあった方がいいのでしょうか?」
「おでんか 確かに…今の時期にはあるほうがいいか
それも含めて準備しておくとしよう」
「ここの仕事は…他の人に任せること出来るなら
明日からでも?」
「それもそうか 明日の朝にパートさん達にも確認してから決めるよ」
「うまく行くといいですよね 居酒屋も」
「そうだな」
拓郎との会話が一段落したあと
拓郎とわかれて移動しようとすると…すずが俺の方に駆け寄ってくるのだった
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