425話 ボルダリング
次回は金曜日になります
3時過ぎになると夢子から念話が届く
「幸正くん 今どこにいるのです?」
「いま 月宮の敷地内に地下室作ったから…そこにいるから
とりあえず、家の玄関前に来ていて」
「わかりました」
夢子との念話を終了させて
由美達にも念話を送る
「おねえちゃん達は…プリンアラモード買ってから
帰ってくるんだよね」
「うん その予定だから遅くなると思うよ」
「りょうかいです 今 朝に敷地内に地下室作って
そこに体育館作ったので…それで侍女さん達の妹や弟たちのために
体育館の使い方教えているところなんで
戻ったら迎えに行きます」
「「「わかった」」」
「あ さちこおねえちゃん」
「うん?」
「舞菜香さんの妹が強くなりたい言うから
模擬戦やってみせる予定で…それでも強さをもとめるときは
さちこおねえちゃん 剣術教えてあげて」
「あー わかった わたしのは剣道なんだけど…まぁ、いっか」
「それじゃ、あとで」
「「「うん」」」
念話を終わらせると美穂に話しかける
「みほちゃん 夢子先輩 家の玄関前に来て貰うから
連れてきて貰える?」
「うん わかった 行ってくるね」
美穂が承諾すると瞬間移動をして…その場から消える
それを見た数人の子ども達は目を丸くして驚いていた
数十秒後に美穂が夢子を連れて戻ってきたのを見て
全員でボルダリングのスペースへ移動する
「さて、ここからはボルダリングの説明に入ります
天井から吊り下げられているロープと安全ベルトの装着の仕方です
ぼくがモデルになりますので…お父さん 装着おねがい」
「あ、あぁ」
父親に安全ベルトを装着して貰うのを頼むと
父親が俺の足下からズボンを履かせるような感じで
ベルトを履かせていく
このベルトの形状はパンツのようになっているが
パンツなどのような全部覆われているということではなく
股間からベルトが伸びていき腰を締めるベルトと
そこから両肩を締めるベルトに繋がっているものだ
慣れてないと時間かかるが安全のためには仕方ない
装備が終わりヘルメットを被った後
俺は壁にちりばめられているトッチに手をかけていき登り始める
さすがにレベル制限していて
ステータスが低い状態だときつくなっていて
数メートル登ったところでギブアップして下に降りる
安全ベルトを外してから説明をする
「このように両手足の力のみで登っていく競技です
ぼくは今、レベル1制限にした状態でしましたので
見ての通り…限界でした
やってみたいという人…いますか?
一応 数人は同時に出来るようにはしていますので…」
俺がそう言うと手をあげて名乗り出てくる
三つ子の男の子達と美穂も手をあげていた
4人に安全ベルトを父親達が手分けして装着させる
「みほちゃん レベル1でいいの?」
「うん レベル2以降はステータスおかしいでしょ」
「まぁ、そうだね むりしないでね」
「わかった」
3人が思い思いにトッチに手をかけて
ルートを考えながら登り始めていく
「きついなぁ 良治はどうだ?」
「そうだねぇ 手で体重を支えなければならないし
大変な競技だね これ」
「だよなぁ でも、面白いよ」
「うん」
三つ子の男の子達がお互いに会話をしながら登っていた
美穂はと言うと
「うーん 手が痛い…むりかも」
と言いながら下に降りてくる
「みほちゃん やっぱりしんどいでしょ」
「うん むりだった」
美穂は安全ベルトを外して貰い
邪魔にならない場所に移動する
一人空いたので…やりたそうな子が名乗り出て
挑戦するようだった
三つ子の男の子達もギブアップしたようで
下に降りると肩で息をしながら
「「「しんどい」」」
と…呟いていた
なんだかんだと…ほぼ全員が挑戦することになって
ボルダリングにも…かなりの時間を割いた
時計を見ると4時半近くになっていて
由美達から念話が届いたので俺は一度自宅に戻り
由美達を連れてくる
少しでも面白いと思って頂けましたら、評価をお願いします
下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります
ブックマークも頂けると非常に喜びますので、是非宜しくお願い致します
良ければ、感想もお待ちしております
評価や、ブックマーク、いいね等、執筆する上で
非常に大きなモチベーションとなっております
いつもありがとうございます