424話 体育館にて
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次回は水曜日になります
いつもの5人(美穂、未来、芽衣、あやこ、俺)にくわえて
父親の正太と宗人、そしてミアさんの8人で体育館に移動すると
何組かの家族もちらほらと…すでに体育館に来ていたようだった
俺たちの姿を見て集まってくると一礼をしてきたので
俺も一礼をかえしたあと一言言葉にする
「ちょっと待ってください 子ども達全員が集まってから
説明をはじめますので」
と…断りを入れてしばらく待つことにした
その間に父親と宗人には用具の扱い方をネットで見て貰うことにした
待つこと数分
12歳以下の子ども達と付き添いの大人達がだいたい集まったようなので
説明をはじめることにする
「えっと…あらためまして…体育館に集まってくれた方
料理が出来る面々が日本に行っている間
ただ、家で留守番しているのも…つまらないと思いますので
ここ…地下8階にこんな空間を作りましたので
説明を兼ねて集まって貰ったと言うことです」
各自、体育館を見渡しながら頷いて耳を傾けてくれている
「体育館の広さですが一般的な体育館よりは広めにしてあります
だいたい…そうですね4倍程度は広めに作りました
また天井の高さですが50メートルほどにしています
と言うのも…向こうに見えていると思いますが
壁に色分けを施してあるぽっちがちりばめられてます」
俺はボルダリングのスペースを指さしながら言うと
一斉にそちらの方を全員が向く
「あの あれはなんです?」
14歳ぐらいの男の子が俺に聞いてくる
「ボルダリングというスポーツがあるのですが
そのスペースです スポーツ内容は壁にちりばめられている
ぽっちに手足を乗せながら登っていくというものです
速さを競う競技です 高さ30メートルほどにしてあるので
安全ベルトやヘルメットなどは着用して貰うことになります
スペース部分には事故防止のために分厚いマットをしいています」
「「壁登り…」」
質問をしてきた男の子と双子らしい男の子が同時に呟いて
興味津々にボルダリングのスペースを見つめている
「ボルダリングだけではなく、バレーボール、バトミントン
卓球、バスケットボールなども出来るようにはしています」
ウインドウを空中に大きく展開させながら
それぞれの競技の動画を再生させながら説明していく
「おねえちゃん あれ 羽子板みたい」
「確かに バトミントンって羽子板ぽいよね」
姉妹がバトミントンを見ながら呟いているのを聞いて
未来達も「そう言えば…」と言う具合に呟いていた
「他には…野球やサッカーもあることはあるのですが
野球は道具が沢山必用な上、1チーム9人と言う具合で
さすがに難しいだろうとは思います
ゴムボールだけ用意してますのでキャッチボール程度は可能かな
サッカーは…1チーム11人が本来のものですが
人数少なくても可能ですしサッカー用のゴールを用意しますので
周りでなにもしてない場合なら…可能かと
もしくはPK合戦だけというのもありかと思います」
野球の動画やサッカーの動画、PK動画などを順に見せていく
それを美海の父親が真剣な表情でメモをとっているようだった
メモを取り終えたあとで美海の父親が俺に質問をしてくる
「幸正様 質問よろしいでしょうか?」
「はい」
「これらのスポーツ等を記事にしても大丈夫でしょうか?」
「はい 特には問題ありません
広めてくれるなら娯楽も増えますし学校が義務教育になれば
体育の授業等で取り入れることもいいと思います」
「なるほど わかりました 各種スポーツの詳細は
指輪でネット検索すればよろしいのでしょうか?」
「そうですね 種田さん達には指輪も渡していますし
調べ物は自由にしてくれていいと思います
悪用などはくれぐれもしないようにお願いします」
「はい そこは肝に免じています」
俺は一応、釘を刺すように言うと美海の父親もわかっているようで返事をしてくる
一通り説明を終えると次はネットの張り方や卓球台の設置の仕方などを
父親と宗人が中心になり…その場にいた大人達も
ネットの張り方などを実際にやって貰いながら教えていく
体育館の床には各種競技のコート配線なども描いていて
バレーやバドミントンのコートにあるネット用のさし込み穴の開け方や
張り方などを念入りに正太達が実演しながら教えていく
卓球台も大人用と子供用の2種類を複数台用意しているので
それらの設置の仕方なども時間を割いて教えていく
その間、子ども達には体操着とジャージを2着ずつわたしていき
俺たち5人のアイテムボックスから簡易更衣室をとりだして
着替えて貰った後、美穂、未来、芽衣、あやこ、ミアさんに
ストレッチとか子ども達に教えていき
身体をほぐした後で簡単な遊びをして貰っている
そうこうして一通り道具等の扱いを大人達に教え終わって…
時間を見ると3時過ぎになっていた
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