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414話 それぞれの家族の様子 2

ブクマ 評価ありがとうございます

2025/03/19 日間ランキング載りました 284位でしたが

はじめてのランクイン ありがとうございます


舞菜香 ななみ すずの順番で視点が変わります


次回は月曜日になります

───岩倉家


お昼ご飯を食べ終えて後片付けをしていると

育美がわたしに話しかけてくる


「舞菜香姉 わたしはどうすれば?」

「うーん とりあえず、試食品作りを覚えて貰うのが先だから

 お母さんとおばあちゃんと一緒に…わたしと日本に来て

 模擬戦は夕方にでも幸正様達に頼むから

 それでいい?」

「わかった」

「育美ちゃん ほんとにいいの? ステータスがおかしくなるよ?」


わたしたちの強さは異常だから

それを育美まで身につけちゃうのが心配になる


「うん 強くなりたいから…」


育美の真剣な表情を見て何も言えなくなってしまう


「育美ちゃんがいいなら…何も言わない

 わたしみたいにおどおどしてたり戦うのが怖いから

 守りの方を特化して貰った武器じゃなくて

 育美ちゃんは前衛がいいの?」

「うーん 刀とかあつかったことないから使えるかどうか

 わからないけど…出来ればそうしたいなぁ」

「刀なら…ななみちゃんやみゆちゃん

 他にも、さちこちゃんやあやこちゃんも使っているから

 教えて貰うのが良いかも知れないね」

「そう言えば…さちこさんって

 反月宮騒動の時に八つの頭があるモンスターを

 一人で倒した人だよね」

「うん そう すごいよね わたしには出来ないから…」

「憧れるなぁ さちこさん」

「いい人だから仲良くなれるよ きっと」

「うん 楽しみ」


後片付けをし終えて、お父さんとおじいちゃん

そして冬美と晴美に話しかける


「お父さん達 冬美と晴美と一緒に体育館にいってねぇ」

「「わかってる」」

「「はーい」」


冬美と晴美が元気に返事をしてくると

育美が二人に注意事項を話すようだった


「冬美 晴美 あまり無茶なことしないようにね

 怪我しないようにね」

「「うんっ」」

「お父さん おじいちゃんも二人のことお願い」

「育美 おら達もしっかり見るつもりだぁ

 心配しすぎだぞ」

「あ ごめんなさい」


さすがに悪いと思ったのか育美もお父さん達に謝る

お父さん達を見送りつつ、わたしたちも桜木家の裏庭の地下室7階層へ

向かうのでした


───山寺家


お昼ご飯を食べ終えて、わたしはお父さんやお兄ちゃん達に確認をする


「お父さん達 このあとどうするの?」

「作業場に行って色々とチェックしようと思っていたが

 だめだろうか?」

「わたしとお母さんは日本に行くから…誰か八重のこと

 見てくれる人いないと…」

「そう言えば…そうだったな 八重はまだ10歳だったな」

「八重 ちょっといい?」

「うん?」


わたしはやえに話しかける


「お父さん達 作業場に行くみたいだけど

 八重はどうする?」

「わたし? 一人でも体育館に行けるよ?

 エレベーターの8階押せばいいんだよね?」

「うん エレベーターはそうだけど…大丈夫?

 お父さんやお兄ちゃん達ついていかなくても?」

「うーん 大丈夫 幸正様達も来るんだよね?」

「うん 体育館の説明などするみたいだから」

「他にも…わたしと同じくらいの子もたくさんいるよね」

「そうなるね」

「なら、平気かな たのしみ うん」

「そっか お父さん達があんな感じだから…ごめんね」

「ううん 慣れてるから」


わたしの家はお兄ちゃんが数人いて

全員鍜治見習いとして…お父さんの元で仕事をしている

おじいちゃん達は別のところで鍛冶屋さんを営んでいるから

今回はいないのだけど

わたしとお母さんが料理に向かうと

残された八重が…心配になる

幸正様達がいるなら大丈夫そうかなぁ

わたしはそう思うことにした


まず、八重を見送ったあと

お母さんと一緒に桜木家の裏庭の地下室7階層へ向かうのでした


───浪川家


お昼ご飯を食べ終えると、お母さんが話しかけてくる


「すずや このあと移動なのよね?」

「うん お父さんやお兄ちゃん達はどうするの?」


わたしは末っ子だし…お母さんやおばあちゃん以外は

女手もいないから男手のお父さん達はどうするのかきいてみた


「女性陣は料理だよな?」

「うん」

「俺は今日は仕事休んだが…明日からは普通に仕事に行く予定だけど

 おやじはどうすんだ?」


お父さんがおじいちゃんに問いかける


「わしか? 留守番してるぞ?」

「そっか」

「おじいちゃん 暇だったら体育館に行って」

「ん? あ あぁ…他の家族もいるんだったな

 せっかくだし交流してくるか」

「うん それと…お兄ちゃん達は?」


わたしのお兄ちゃん…双子で冒険者になっていると聞いてるけど

どこまで強いのかはわからない


「俺たちか?」

「どうする? いまからダンジョン行くか?」

「お兄ちゃん達はどこまで行けるの? ダンジョン」


気になったので聞いてみた


「まだ20階にも到達はしてないかな」

「俺たち才能もないようだし…たいして強くもないから」

「安全に狩りをしている でも、最近は経験値倍増ゲートのおかげで

 レベルもだいぶ上がったよなぁ」

「だなぁ ありがたいよ ほんと」

「そうなんだね お兄ちゃん達 気をつけてね

 あ ダンジョン行くなら…植物色々探してほしいかな」


さくら先輩からカレーに使う香辛料などの話は

聞いていたので、それらをネットで検索していき

写真付きで印刷して…お兄ちゃん達に渡す


「すず これ…写真だよな?」

「しかも色つき…」


二人とも驚いているみたい


「すずの指輪の機能の一つだから

 印刷も出来るし調べ物も出来るから」

「「………」」


お兄ちゃん達は絶句してしまってるみたい


「全部は無理だと思うけど…あつめてほしいの」

「わかった なにに使うのかはわからないが」

「夜ご飯に日本のカレールウでつくったもの作るね」

「「カレールウ?」」

「渡した写真の植物を乾燥させて粉にして

 混ぜ合わせて煮込み料理に入れて作るものなんだけど

 辛くて…辛いものが苦手な人にはちょっと食べにくいかもだけど

 辛さ控え目もあるから…食べてみて

 それで集めてほしい理由がわかると思うから」

「「わかった じゃあ、行ってくる」」

「気をつけてね」

「「あぁ」」


お兄ちゃん達を見送ったあと

お父さんとおじいちゃんも体育館に向かってくれたので

わたしたちも桜木家の裏庭の地下室7階層へ向かうことにしました


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