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413話 それぞれの家族の様子 1

句美子と美海視点です


ブクマありがとうございます

次回は金曜日になります

お昼前後 それぞれの階層では

戸惑いながらも、お昼ご飯を食べながら会話をしているようだった


───堀江家


「句美子 ほんとにここに住ませて貰っていいの?」


おばあちゃんが戸惑いの表情になって再度確認してくる


「おばあちゃん 安心して 住んでいいから」

「そうは言うけど…何から何まで用意されているもの」

「そうねぇ 洗濯機や冷蔵庫 台所も立派だし

 すごいわよねぇ」


おばあちゃんの言葉に続いてお母さんも言葉を続けてくる


「そこは…驚いたと思うけど…大丈夫だから

 お母さんもおばあちゃんも…このあと…一緒に来て貰うことになるから」

「料理ね そのために来たものね」

「えぇ それで…あなたと、お義父さんは亜子と達也をお願いね」

「「わかった」」

「お母さん わたしも料理に参加できないの?」


妹の亜子が聞いてくる


「亜子 一応12歳以上を対象にしているの」


わたしは亜子に答えると亜子は納得行かない顔になる


「わたしも家事手伝い出来てるのに…」


そんな妹の表情を見ながら

念話で葵さんに連絡を入れてみることにした


「葵さん お時間よろしいでしょうか?」

「うん? 句美子ちゃんね どうしたの?」

「実は…」


わたしは亜子の件を葵さんに話す


「なるほどね 油物もあるし…あまり小さい子は

 と言うのもありましたが12歳も11歳も

 確かに対して違わないですね

 亜子ちゃんがやりたいというなら反対もしませんので

 連れてきて大丈夫ですよ」

「あ、ありがとうございます このあとすぐ向かいますので」

「1時からですし急がなくても大丈夫ですよ」

「はい」


葵さんとの念話を終わらせたあと再び、亜子を見る

念話をしている間…黙ってしまっていたので

みんな不安そうに、わたしの方をみていたので

念話のことも説明をしつつ亜子に

一緒についてきてもいいと伝える


「おねえちゃん…ありがと」

「気をつけてね 怪我には」

「うん」

「と言う訳なので…お父さん達は達也と一緒に

 8階層に向かってね 幸正様もやってくると思うので

 あとは…幸正様の話を聞いてね」

「「あぁ」」

「うん」


こうして…わたしたち女性陣は桜木家の裏庭の地下室7階層へ

移動することにしました


───種田家


「お母さん おばあちゃん そろそろ時間だから」

「「えぇ…」」


わたしは…お母さんとおばあちゃんに声をかけると頷いて出かける支度に入ってくれる

支度をしながら…お母さんがぽつりと呟いてきた


「それにしても…すごいわね 全自動洗濯機や冷蔵庫」

「そうねぇ わたしたち…こんなところに住ませて貰って」

「お義母さん 頑張らないとねぇ 仕事」

「えぇ…」


お母さんのつぶやきに、おばあちゃんも反応して

会話をしている様子を見て、わたしも確かになぁって思ってしまう

洗濯機や冷蔵庫…まだまだ一般家庭には普及してないのに

侍女寮で普通に使わせて貰っていて

当たり前になっちゃったけど買うとしたら高いものだものね

それ以前に全自動洗濯機は

いつ商品化できるかわからないものだもんね

わたしは…心の中でため息をついてしまう

お母さん達の話を聞きながら周りを見ると

詩音と海音がまだ食事をしていた


「詩音と海音も…食べ終わったら支度してね」

「「うん」」

「おじいちゃんとお父さん 陸と空つれて体育館に行って」

「「わかった」」

「おねえちゃん 体育館でなにするの?」


陸が聞いてくる


「おそらく…幸正様が体育館の使い方を説明すると思うから

 遊ぶときには使い方通りに遊んでね

 事故とか起こさないように…おじいちゃんも監視してね」

「あぁ…わしはそういう役割か わかった」

「お父さんは明日から仕事行くでしょ」

「そうだな 休んでばかりは出来ないからな」

「だから…おじいちゃんに子ども達の面倒見て貰うことに」

「「そうだな」」


そこで…お父さんが改めてわたしに話しかけてくる


「なぁ…美海 体育館の様子とか記事にしていいだろうか?」

「本にするの?」

「内容によるけれど…記事に出来るなら」

「その辺は…幸正様やゆかり様達に確認してほしい」

「あぁ…わかった いったい…どんなものがあるのか

 楽しみでもあるが…」

「幸正様のことだから日本にあるものを設置していると思うから

 夜にでもネットでみてみる?」

「ネットというのはテレビみたいなものだろう?」

「テレビとは違うけど調べ物するときに使うもの」

「美海はそう言うものまで使いこなしているのか」


お父さんがわたしを見ながら驚いていた


「あまり人前では使わないことにしてるけどね」

「それはそうだな…今の俺らの国では異常だからな」

「うん と言うことで夜ね」

「わかった」


わたしたちは準備を終えると

男性陣は体育館に女性陣は桜木家の裏庭の地下室7階層へ向かうのでした

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