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408話 最後はななみの家族

次回は月曜日になります

ひな達、宝石少女隊の面々をはじめ

続々と一家まるごとやってきてくれたようだ

どうやら都内在住組みたいで

仕事場に行くのも支障がないようだった

新聞社勤め、テレビ局勤め

医者や駅員などなど様々な職業だった

各面々の妹や弟も数人ずついるようで

全部は把握し切れてないのが現状だったりする

ひな達の家族を紹介させて貰ったのが

一段落した頃に唯達…年長組の6人がやってくるのだが

表情が芳しくない様子だった

唯達がゆかり様の前にやってきて事情を説明はじめる


「申し訳ございません わたしたちのところは

 それぞれ結婚していて…両親だけというかたちになってしまい

 考えた結果…親戚の姪っ子達 数人…13歳前後の子だけ

 お願いして連れてくることが出来ました

 彼女たちの面倒は…わたしたちがしますので…」


と…しっかり者の蛍がゆかり様に説明をしつつ

連れてきた姪っ子達…合計10人ほどを紹介していく

一通り紹介が終わると、ゆかり様が改めて彼女たちに話しかける


「あなたたちも急なことで面倒かけたわね

 そして…急なのについてきてくれた…あなた達もありがとう」


最初に唯達に話をかけたあと

姪っ子達にむいて…ゆかり様がお礼を言う


「い、いえ…光栄です」


緊張した面持ちで姪っ子の一人がゆかり様に答える


「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ よろしくね」


ゆかり様も彼女たちに優しく微笑みながらいう


「「「「「「「「「「はい…が、がんばります」」」」」」」」」」


唯達の姪っ子達の紹介が一段落した頃

最後にやってきたのが、ななみだった

ななみは辺りを見て最後だと気づいたようでばつの悪そうに

慌てながら俺たちの前にやってきて話しはじめる


「ゆかり様、幸正様 遅くなりました …最後ですよね? わたしが?」

「そのようですが…問題ありませんので緊張しなくても大丈夫です」


ななみの言葉にゆかり様が優しく返す


「それで…ななみさん そちらの方が?」


俺はななみと一緒にきた父親とみられる大男とななみの兄か弟たちであろう面々に

視線を向けながら問いかける


「はい お父さんと弟たちです お母さんたちもあそこに…」


ななみは後ろの方にいる母親と横に10歳ぐらいの女の子を指しながら答える


「ずいぶん…がっちりとした体格の方なのですね」


俺はななみの父親を見ながら言うと

ななみの父親か俺を見て話しかけてくる


「いつも娘が世話になってます 俺は鍛冶職人で

 息子達も見習いだったりするので作業場から離れられないこと多くて

 こちらに来る際にどうするかかなり話し込んでしまって」

「そう言うことだったのですね

 ななみさんの家は…どこになるんです?」

「俺たちの家は…都内からちょっと遠い場所で

 ここからだと移動が困難で…どうしたものかと

 娘がそこで…幸正様に作業場も作って貰うと言いだして

 いくらなんでも…俺たちのためにそこまでして貰うのは

 心苦しいとも感じるのだが…どうなのでしょうか?」


ななみの父親が俺の顔を伺いながら聞いてくる


「作業場自体は作ることは可能です

 もしくは瞬間移動能力などの指輪を渡すのも考えてました

 どちらがいいでしょうか?

 ぼくとしては鍛冶職人の方がせっかくみつかったので

 色々と依頼したいことがあるので

 こちらに作業場を作りたいのですが?」

「俺に依頼?」


ななみの父親が俺の顔を見ながら不思議そうに言う


「あ ちょっと ななみさん」

「はい?」

「さちこおねえちゃんみたいにバトルアーマー装備した格好に

 変身してくれる?」

「あ…あー…はい かしこまりました」


俺の意図するところを理解したようで簡易更衣室を

美穂から借りて変身をする

更衣室から出たななみの姿をみたななみの父親は驚いて目を見開いていた


「な、ななみ おまえ…その姿」

「戦闘モードのバトルアーマー装着状態

 幸正様がお父さんに依頼したいのは…このアーマーを

 冒険者達用に作って欲しいと言うこと

 明智さんも研究したがっているので…明智さんと一緒に

 空を飛べるアーマーを開発して欲しいというのが

 幸正様の依頼です」

「………………むぅ…空を飛べる鎧 明智というのは発明家の明智か?」

「そうよ そして 魔法を金属に組み込む術式も研究しているので

 それらを使った鎧を作って欲しいと言うのが幸正様の話」

「そっか…色々とんでもない依頼で頭が混乱しているが

 確かに武器や鎧を専門に作っている俺としては

 面白そうな依頼でもある

 わかった 依頼 引き受けよう」

「ありがとうございます 大きめの作業場を作りますね

 ゆかり様 空いてる土地 使ってもよろしいでしょうか?」

「はぁ…好きにしていいわよ もう」


ゆかり様は疲れたように答える

俺は5軒の家の近くで空いてる場所に鍜治用の作業場を

作り出していく


「こんな感じでどうでしょうか?」

「………なんというか すごいな 一瞬で作り出すなんて

 釜は…魔力か?」

「はい 高火力の釜にしましたので…かなりの高温まで

 あげることは可能です

 魔力に関してはぼくたちが充電しますので

 心配ありません ななみさんもいますし」

「そうですね わたしも魔力かなり増えていますから」

「あらためて…娘がすごいことになってることに驚いてしまうのだが…」


ななみの父親がななみをみて呟いてしまう

俺は申し訳なさそうにしながら話を先に進めることにした


「全員揃ったみたいなので…5軒の地下室の割り振りを

 皆さんで決めてもらおうと思いますが

 よろしいですか?」


俺の言葉に侍女達全員が頷くと相談をはじめるのだった


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